プリンセスと魔法のキス
原題:The Princess and the Frog
原作:E・D・ベイカー
監督:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ
製作:ピーター・デル・ベッコ
音楽:ランディー・ニューマン
あらすじ
舞台は1920年代の合衆国ニューオーリンズ。ウエイトレスのティアナは、亡き父の夢であったレストランの開業を目指し、昼夜別のレストランで働き、おしゃれもダンスも恋にも関心を示さずにひたすら貯蓄していた。
ニューオーリンズにマルドニア国のナヴィーン王子がやってきた。ナヴィーンは、放蕩の揚句勘当され、合衆国に結婚相手を探しに来たのだった。しかし、渡米早々、魔法使いにカエルにされてしまう。
そんなことは知らないティアナの友人で富裕階層の娘シャーロットは屋敷でパーティーを開く。ティアナも自慢のベニエを届けにパーティに来ていたが、偶然カエルにされた王子に出逢い、レストランの開業資金の調達を条件にカエルにキスをする。すると、こともあろうにティアナまでカエルに…。
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グリム童話「かえるの王子さま」を換骨奪胎したE・D・ベイカーによる児童小説「カエルになったお姫様」を、「リトル・マーメイド」、「アラジン」のジョン・マスカー&ロン・クレメンツが映画化した長編アニメ。手描きの復活も画期的だ。声の出演は、鈴木ほのか、丹宗立峰、安崎求他。
舞台はジャズの都・1920年代のニューオリンズ、主人公はアフリカ系の娘というのがいい。音楽は、当然、ジャズ、ゴスペル、ケイジャン&サディコ。これで、親の年代の心も引っ張る。吹替え版もミューカルスターさんの起用でノリに違和感なし。ぬくもりのある画像もノスタルジック。
人物にリアリティがあり共感が持てるだけでなく、ファンタジーのキャラがナイス。川のショウボートでジャズに魅せられ、トランペットの技を人間に認めてもらいたがっているワニ、星をあこがれの恋人としているホタルが物語を進める。カエルになった二人は、それまでの境遇の違いから諍いを繰り返すが、人間に戻れるよう冒険を重ねる…。
ハッピーエンドまでのプロセスが感動的で、完全無欠なめでたしめでたしでないところも涙を誘う。
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