吉弥丈のおかや代演は3公演だけで、竹三郎丈は御本復されました
ご回復なさったと公式で承り、ほっと致しました。
ワタクシは竹三郎丈のおかやは、トロイのヘカベと勝手に思っている。ヘカベはトロイの老王妃。夫プライアム、あまたの王子に秘蔵っ子の末子、幼気な王女を失い、国と城を焼かれ、自らもギリシャ軍参謀オデッセウスの捕虜となる。
極限の悲しみと怒りで、残酷な復讐に手を染め、やまいぬに姿を変えてしまうキャラがエウリピデスらしい世話の作劇だが、竹三郎丈はこのレベルの怒りの表現者であられるように思う。吉弥丈は控えめ。
また、東においては、吉之丞丈の勘平の美しさを際立たせる手回しの良さと気丈なおかやも素敵で、それぞれ東西の雄であられることは確かだ。
吉弥丈は、今後、どのようなおかやになられるのだろうか。おかるの母としての姿のよさ、知的で古風なおかやになられると予想している。(^^)v
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