大津事件「ロシア皇太子遭難事件」碑
明治の日本を揺るがした「ロシア皇太子遭難事件」の現場は、大津市内の中心市街地の街道沿いで、現在も小さな石碑が立っている。
シベリア鉄道起工式に参列したロシア皇太子ニコライ・アルクサンドロヴィッチ(後の皇帝ニコライ2世)は、その後日本を訪れるが、日本訪問中の明治24年(1891)5月11日、警備にあたっていた巡査津田三蔵に斬りつけられ負傷した。時の政府は恐慌状態となり、松方内閣は、対露関係の悪化を恐れ法的処置として、犯人を死刑にすべしと要求した。
これに対し大審院(最高裁)の院長児島惟謙らは、政府の干渉を退け、普通謀殺未遂罪を適用し、津田を無期徒刑にした。
明治憲法が出来て2年目のことであり、行政府の干渉を排除して、司法権の独立を守った「大津事件」として有名である。
| 固定リンク
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 永観堂の夜間拝観行って来ました!(2013.12.02)
- 26日は白鷹には行けなかったですが、今津浜の今津灯台を見てきました(2013.10.28)
- 新参者を道連れに日本橋人形町周辺を訪ねてみました。目的は「挑む」観劇。(2013.09.08)
- 迎賓館です!(2013.09.07)
- 雨の白川の柳。京都の春は忙しわぁ〜(2013.03.27)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント