竹久夢二展に立ち寄りました
京都高島屋の美術展は、催しにより午後6時以降はハーフプライスとなる。突然思い立って立ち寄ってみた。
竹久夢二氏は大正年間に、東山区二年坂に当時の恋人で永遠の恋人となった彦乃さんと寓居を構えておられ、浅からぬ縁はある。
今回の展覧会は、多くのコレクションを持つ岡山県の夢二郷土美術館と、群馬県の竹久夢二伊香保記念館から、多数のスケッチ、肉筆画、装丁本、絵葉書、役者絵、舞台道具帳、テキスタイルデザインの原画が集められ、見応えのあるものとなっている。
明治、大正、昭和を生き、浮世絵師の残照を残しながら、新しい時代の商業デザイナーとしての業績を残されたわけだ。
巨人の最後の夢は、榛名山の麓に美の創造館を建設しようというものだったが、時宜を得ず、51歳で波乱の生涯を閉じられた。
達者なスケッチが数多く展示され、創作意欲と審美眼の確かさがほとばしる。
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