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2009年12月

2009年12月31日 (木)

2009年風知草の人気記事ランキング・ベスト10に京都四條南座が4本

Fumi1例年の締めとして,アクセス解析を活用して,ページ別アクセスランキングを通年集計しました。風知草のエントリの客観的評価です。上川2、亀1、仁左玉1、橋1、菊1、田畑1、獅童1、白井1、アーツ1と、南座中心の並びとなりました。京都市内の美術館展情報もひとつ混ざってます。風知草に期待されているのは、京都の情報なんですね。2009年は、入魂のエントリをなかなか作成することができませんでしたが、ご高覧本当にありがとうございましたm(__)m 。
はよ書かんかい。それはちゃうやろ。目に鱗5枚はついてますよ…等々、突っ込み、檄をコメントいただければ幸いです。
皆さま、よいお年を…。

1位:二月花形歌舞伎 in 大阪松竹座初日ほぼ通し
2位:その男 in 大阪新歌舞伎座・平幹丈の子息は上川さんで決まり
3位:その男 in 大阪新歌舞伎座・初日
4位:京都四条南座吉例顔見世興行の演目が発表に!
5位:NINAGAWA十二夜 in 大阪松竹座初日
6位:五月花形歌舞伎座通し狂言小笠原騒動 in 南座 & 大オフ会
7位:この一枚を見るなら京都へ・ルーブル美術館展 in 京都市美術館他
8位:頭痛肩こり樋口一葉 in 京都四条南座・田畑一葉は健気で自然体のなっちゃん
9位:桜姫〜清玄阿闍梨改始於南米版 in シアターコクーン・最も輝いた者が主演だ
10位:赤い城 黒い砂 in 京都四条南座

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當る寅歳 吉例顔見世興行 in 京都四條南座 イッキ書き

南座
これを書いてしまわなければ年は越せない。

京都四條南座 京の年中行事
當る寅歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎


昼の部
第一 佐々木高綱(ささきたかつな)

 佐々木高綱  梅玉
 馬飼子之介  翫雀
 佐々木小太郎定重  愛之助
 鹿島与一  薪車
 高綱娘薄衣  梅枝
 高野の僧智山  東蔵
 子之介姉おみの  秀太郎

朝一番は梅玉丈の新歌舞伎が定番。よくかかる佐々木高綱だが、自分を評価しない社会を恨む勘違い野郎が徹底的にきらいなおとみとしては、主人公に共感を持ちにくい演目だ。社会が変わったから君を必要としていないんだよ高綱くん。
梅玉丈、癇性のお殿様がお似合いだが、このお役も、他に考えられないくらいはまり役だ。しかも、周りの人物、翫雀丈の篤実な馬子、愛之助丈の円満な人格の甥御、行儀のよい梅枝丈の娘…皆さん好演で、高綱の頑迷固陋でしかも高潔なキャラクターが際立って良い舞台だった。

第二 一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)
    檜垣/奥殿

 一條大蔵長成  菊五郎
 吉岡鬼次郎  松緑
 女房お京  菊之助
 勘解由女房鳴瀬  吉弥
 八剣勘解由  團蔵
 常盤御前  時蔵

菊五郎丈の大藏卿は、かわいらしく阿呆すぎなく鋭すぎなく、企み過ぎなく、上品で豪胆で程がよくワタクシ的には好みだ。松緑丈の吉岡鬼次郎と菊之助丈のお京の夫婦は映り、動き、覇気、若々しく忠義一途で、物語をダイナミックに引っ張る。
太刀持ちを務める少女小姓の梅丸ちゃん。そこだけ梅の蕾がほころんだような匂やかなたたずまいに寿命が延びる。
一方、大蔵卿、吉岡夫婦、勘解由、常盤それぞれの思惑を、取り成したり、持ち上げたり、説明したり、阿呆に付き合ってあげたり、いさめたり、良かれと思われることはなんでも率先してなさる鳴瀬。幾度か拝見しているが、吉弥丈の鳴瀬抜きには一条大蔵卿はしまらない。夫のあまりの不忠を詫びると自害する律儀さも吉弥丈の守備範囲。
時蔵丈の常盤御前は、気位が高くお綺麗ではかなげで素敵。
幕切れは、きら~んとした表情と高笑いから、だんだんと阿呆の表情とアホ笑いになられる菊五郎丈に、やんややんや。

第三 お祭り(おまつり)
 鳶頭松吉  仁左衛門

「待ってましたっ!」以外の言葉は無用。「待ってましたっ!」の連呼が響く。実はこれまで大向こうさん、南座らしく大人シメだったから、雲を吹き飛ばすよう。また、大向こうの会に女性が入会されているようだ。これも南座らしく黄色い声も似つかわしい。
芸者も豆頭もなしで、頭と若いものだけの所作なのでさわやかこの上ない。仁三郎さんええとこ見せたはります(^^♪名題になられてからしばらくとんぼを切っているのが拝見できなかったからうれしい。ガタイのいい松次郎さんに目が行くが、皆さんすてきっ!

仁左衛門さんの色っぽいこと、かっこええこと、粋、いなせ、洒脱、五枚銀杏の首抜きが小顔に映えて、卒倒もの。ほろ酔い加減の割には御挨拶が丁寧なような気がするが、シャイな表情がかわいらしくお人柄がしのばれる。

第四 恋飛脚大和往来 玩辞楼十二曲の内
    封印切(ふういんきり)新町井筒屋の場

 亀屋忠兵衛  藤十郎
 傾城梅川  秀太郎
 槌屋治右衛門  左團次
 井筒屋おえん  玉三郎
 丹波屋八右衛門  仁左衛門

井筒屋の身代を仕切るのおえんさんは玉様、その御亭主の槌屋治右衛門は左團次丈。井筒屋が吉原一の豪勢な揚屋に見えまする。梅川も端女郎ではなく全盛の傾城かもと思ってしまう。忠様が山城屋、梅川が秀太郎丈、八っつぁんが仁左様と、お芝居はこってり上方風に進む。仁左様の八っつぁんは、染忠が相手のときに拝見したことあるが、一方的ないじめだった。今回は上方二枚目の最高峰が相手なので、好敵手とマジの対決。台詞とは思えないリアリティ、対決の割には緊迫感が皆無、おかしみ、えらいこっちゃ…。大坂言葉ですな。
こらえ性のないらぶりーな藤十郎丈といじらしくきゅーとな秀太郎丈。みょーにまともな八っつぁん。よろしいなぁ。(愛之助丈、この路線でお頼みします。)

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2009年12月30日 (水)

パリ・オペラ座のすべて

PhotoLA DANSE, LE BALLET DE L'OPERA DE PARIS
監督・音声・編集:フレデリック・ワイズマン
出演:ニコラ・ル・リッシュ、マチュー・ガニオ、マリ=アニエス・ジロほかパリ・オペラ座エトワール、ブリジット・ルフェーブル芸術監督、パリ・オペラ座職員

フランス国王・太陽王ルイ14世が権力を尽くして作り上げた世界最古のバレエ団「パリ・オペラ座」。天才だけが集う、謎に包まれたバレエの殿堂。いまだかつて誰も見たことのないパリ・オペラ座の素顔を明かすために、巨匠ワイズマン監督が臨場感たっぷりに描く、スリリングなドキュメンタリー。「エトワール」と呼ばれる最高位のダンサーたちの練習風景や、ダンサーたちを支えるスタッフの日常を映し出す。
綺羅星のようなエトワールたちの厳しくストイックな日常もさることながら、振付家、指導者たちの芸術への献身が感動的だ。
また、新技術を探求しようとする芸術監督の姿勢や意外に保守的な若手ダンサーたちというのも興味深い。
42歳で定年を迎える特殊な職業であるダンサーたちが、生活の不安なく持てる最高の力を舞台芸術に捧げるための年金制度や、経営戦略など国家としてのパリ・オペラ座の取り組みも大変興味深い。
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2009年12月29日 (火)

ジェイン・オースティン/秘められた恋

Photo_2Becoming Jane
監督:ジュリアン・ジャロルド
出演:アン・ハサウェイ、ジェームズ・マカヴォイ
おはなし
イギリスの女流作家、ジェイン・オースティンの生涯一度の激しくも切ない恋。後の作品に多大な影響を与えた恋を、ジェインにアン・ハサウェイ、恋人の法曹家トムにジェームズ・マカヴォイ。

ジェイン・オースティン氏の小説は、未婚女性の結婚への夢とあこがれ、直面する困難を綴った私小説風で、結末は結婚で大団円となるが、ジェイン自身は生涯ただ一度の恋を諦め、生涯独身を通し、短い生涯に6編の小説を残した。
「プライドと偏見」、「エマ」、「いつか晴れた日に」と英国風オースティン映画は拝見しているが、ハッピーエンドと分かって観る映画と違って伝記は痛々しい。
知性とユーモアは女性にとって邪魔になる才能とされていた時代、機知に優れたジェインに、愛のない結婚も、愛だけが糧の結婚もできようはずがなかったということはよくわかる。主演女優はもう少し美しくないほうが説得力があったかも。アン・ハサウェイさん、お綺麗でした。
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2009年12月27日 (日)

エロール・ル・カイン展 in 美術館「えき」KYOTO

キャッツ
エロスとプシュケのポスターが素敵なエロール・ル・カイン展。京都駅という至便なロケーションで開催されているのにもかかわらず、最終日に駆け込んだ。なんとか間に合った。
子供なら一度はお目にかかっている素敵なイラストレーション。どの絵も幻想的で、時空を超えた空想力の飛翔に夢中になる。
いばらひめ、美女と野獣、音楽的だ。絵本はT.S.エリオットの猫たちを購入~。
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図書館で借りた本1227

図書館で借りた本1227
□孤独な交響曲 日本推理作家協会編
□「カラマーゾフの兄弟」続編を空想する 亀山郁夫
□おせっかい着物暦 君野倫子
□音で観る歌舞伎 八板賢二郎
□道具屋殺人事件 愛川晶
□アレクサンドル二世暗殺上・下 エドワード・ラジンスキー
□陰陽師 夜光杯の巻 夢枕獏
□陰陽師 龍笛の巻 夢枕獏
□お屋敷拝見 内田青蔵・小野吉彦
□シェイクスピア事典 L・ダントン=ダウナー、A・ライディング
□袋鼠親爺の手練猫名簿 T.S.エリオット、A・シェフラー
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2009年12月26日 (土)

當る寅歳吉例顔見世興行千秋楽 in 京都四条南座

南座顔見世興行千秋楽
南座顔見世興行千秋楽
1週間前の厳寒が嘘のようか穏やかな日和。南座らしくおっとりと過ぎてゆく。長い1日、ヒートアップしすぎず観劇しよう。怖いのは松羽目昏睡症候群の発作だけ。

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2009年12月24日 (木)

冬の華・ヤツデ

ヤツデ
ヤツデは、他の花がほとんど咲かない12月に花をつける。こんな寒い時期に花粉を運んでくれる虫がいるのか、不思議に思われるが、昆虫を独占できるという有利があるようだ。
昼に写真を写せばよいものだが、夜目に白い花が鮮やかだ。健気だ。
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2009年12月23日 (水)

エドワード・ボンドのリア in びわ湖ホール

エドワード・ボンドのリア in <br />
 びわ湖ホール
白井晃氏演出、串田和美主演の31年前の戯曲。リア王のプロットの現代劇。コーデリア(墓掘りの妻)・緒川たまき、長女他・久世星佳、次女他・村岡希美、墓掘り・亡霊・水橋研二、音楽・老議員他・朝比奈尚行。
白井&串田のアフタートーク付き。
びわ湖ホール中ホールがシアター・コクーンに変貌した。張り出し舞台に三方客席、舞台レベルとフロアレベルを行き来する「桜姫」南米版に似た動線で俳優さんたちが動く。
興行としての採算性に縛られ、決して幸福とはいえない演劇界の現状を憂え、二人が取り組んできたユニットの4作目。
すべての役者さんの魅力全開の演劇らしい演劇で、膝を打つ楽しさ。主題が散らかったシニカルで不条理な戯曲だが、串田さんの求心力で、心の壁を作り続けなければならない人間の習性という現代的なメッセージが見えた。

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2009年12月21日 (月)

喧騒も少し落ち着いた中之島

喧騒も少し落ち着いた中之島
喧騒も少し落ち着いた中之島
先日は点灯のオープニングセレモニーに遭遇し大変な人出だったが今日は月曜日とあってちょっと一息。陰影の深い建物は昼光で拝見してもライトアップでも麗姿だ。難波橋も渡ってよし、見上げてよしの美景だ。
寒さ厳しく引きこもりがちだったが、寒さが少し緩むらしい。出かけるぜと決意させてくれる夜だった。
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2009年12月20日 (日)

今年は若者風の忘年会

天満橋
例年は豪華に行う母校の忘年会だが、今年は梅田のKICHIRIで和気あいあいと…。地元で頑張ってくださっているメンバーの存在がうれしい。
せっかくなので、京都からの大阪入りは京阪電車を利用した。(母校は天満橋が最寄駅だ。)
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2009年12月19日 (土)

ボルゲーゼ美術館展 in 京都国立近代美術館

ボルゲーゼ美術館展 in <br />
 京都国立近代美術館
ボルゲーゼ美術館展 in <br />
 京都国立近代美術館
ラファエロ(一角獣を抱く貴婦人)のサブタイトルを持つこの展覧会は、この絵をメインに、ボルゲーゼ美術館所蔵の名品50点のコレクションで日本初のものも多数。
ボッティチェリとその弟子たちの聖母子像、ダ・ヴィンチのレダの模写、ベルニーニの彫像、カラバッジョのヨハネといった、ルネサンスを代表する巨匠をはじめ、バロックの異端児と巨人…。イタリアに思いを運んでくれる。
この看板はちょっと…。
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近代京都のコレクション展もありました。伊東のスケッチは何度拝見しても感動でふるえる。↑よかったらポチッお願いします。

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2009年12月17日 (木)

これが夜光杯

これが夜光杯
夜光杯は祁連山(きれんざん)で産出する石を削って作った緑色の杯で、シルクロードのお土産として人気がある。月の光にかざすと光って見えるという。甘粛省天水市武山県で入手していただいたが、敦煌のお土産として売られているとか。
想像していたより小ぶりで薄い。
葡萄美酒夜光杯  葡萄の美酒 夜光の杯
欲飲琵琶馬上催  飲まんと欲して 琵琶馬上に催す
酔臥沙上君莫笑  酔うて沙場に臥す 君笑うなかれ
古来征戦幾人回  古来征戦 幾人かかえる

西域、シルクロード、月、酒、悠久のときを感じさせてくれる。
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2009年12月16日 (水)

フロスト×ニクソン・ニクソン<フロスト<ニクソン・カテコは北大路さんの圧勝

Photo作:ピーター・モーガン
演出・上演台本:鈴木勝秀
CAST
リチャード・ニクソン(第37第合衆国大統領)/北大路欣也
デビッド・フロスト(英国のテレビインタビュアー)/仲村トオル
ジム・レストン(若手ジャーナリスト)/佐藤アツヒロ
スイフティ・リザール(ニクソンのエージェント)/中山祐一朗
ジャック・ブレナン大佐(ニクソンの側近)/谷田歩
ジョン・バート(英国プロデューサー)/中村まこと
ボブ・ゼルニック(ベテランジャーナリスト)/安原義人

おはなし
ウォーターゲート事件(1972年)から2年後の1974、側近が起訴され、自身も弾劾された第37代合衆国大統領ニクソンは任期途中で辞任した。
それから3年後の1977年、人気キャスターながら仕事に行き詰っていた英国人フロストは、辞任でうやむやになったニクソンの犯罪を追うレストン、バート、ゼルニックと組み、莫大な私費を投入し、ニクソンの連続インタビュー番組の放映を取り付ける。
ニクソンは、生臭いエージェントのリザール、元軍人の忠実なブレナンとともに、厳しい訴追や弾劾を乗り切った慢心と、名誉回復の機会になるかもしれないという下心で受けて立つ。
ニクソンは、フロストの追及をのらりくらりとかわし、本題と何ら関係のない自らの人間性をアッピールする。そして、収録の最終日、守勢一方のフロストは切り札を出す。
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2009年12月15日 (火)

宝塚雪組公演・情熱のバルセロナ・リオデブラボー

Photoミュージカル・ロマン『情熱のバルセロナ』
-スタンダール作「パルムの僧院」より-

脚本/柴田侑宏 演出/中村一徳
 1982年、大地真央、黒木瞳のお披露目公演として上演された。スタンダールの「パルムの僧院」のプロットで、パルムをバルセロナに翻案したラブロマンス。
知性と容姿に恵まれた怖いものなしの青年が、権謀の餌食となって死刑を宣告されるが、周囲の献身により、僧院で生きることとなる。
主人公・フランシスコ/水夏希、警視総監の令嬢・ロザリア/愛原実花、バルセロナ大公/未来 優希、フランシスコの叔母・社交界の花/晴華みどり、バルセロナ宰相・ルイス/彩吹 真央、フランシスコの友人・政治犯の詩人・ラファエル/緒月遠麻

地方公演は、若い方や女役さんがいいお役で輝いておられるのを拝見できるのがいい。物語を動かしているのは、社交界の華リンダ叔母上。未亡人で大金持ち、宰相のルイスと公認の恋人どうしでありながら、大公に狙われている。しかし、命かけて守りたいのは甥のフランシスコという美味しすぎる設定。叔母上の美貌のおかげで命まで危うくなる甥はえらい迷惑な話だ。
若さに輝き、世間知らず。大地真央さんへのあて書き、27年前というのが、かなり分が悪いのは否めないが、手堅く宝塚らしいラブロマンスで大過なく終了。

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宝塚歌劇雪組の彩吹真央さんが次の公演で卒業とか

昨日公式に掲載されていた。
人事のことは是非もないので、基本的におめでとうとしか書かない拙宅であるが、宝塚歌劇団雪組の彩吹真央さんの退団はかなりさびしい。歌唱、舞踊、演技に優れ、覇気のある方なのでこれからは様々な舞台でご活躍されることだろう。こちらはなーんの懸念もない。

2月からの『ソルフェリーノの夜明け』-アンリー・デュナンの生涯-、『Carnevale(カルネヴァーレ) 睡夢(すいむ)』-水面に浮かぶ風景-がいい作品で、彩吹さんの見せ場が多くあることを祈るばかりである。
雪組定点観測を貫いてきたが動揺してるぞ~。

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2009年12月14日 (月)

産経ニュース【カトルセゾン 劇団四季】に福井さんのインタビュー記事が掲載

産経ニュース【カトルセゾン 劇団四季】
「ウエストサイド物語」トニー役 福井晶一さんインタビュー
ウエストサイド物語のトニー役に生きる福井さんのスタンスが掲載されている。恋に一目で落ちる役作りのため本気で恋をしようと努めたそうな。
以下引用
「将来の目標は?」と問うと、うーんと考えた後、「リフ役を演じている荒川努さんのように、相手役の魅力を引き出すことができる役者になりたいですね」とほほ笑んだ。
笠松さん、花田さん、高木さん、濱田さん、秋さん、井上さん…相手役さんの魅力引き立てておられますよ!
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見たい〜京都四条南座の前でため息

見たい〜京都四条南座の前でため息見たい〜京都四条南座の前でため息
今年は上村吉太朗ちゃんのまねきがあがってます。
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2009年12月13日 (日)

ブルジョアのアイカラーを大人買い

ブルジョアのアイカラーを大人買い
シルバーは四季のオペラ座、チークは春のエッフェル塔、ベージュは夏のカルチェラタン、ホワイトは雪の凱旋門にポーチ付き。
オペラ座と凱旋門だけにしようかと迷ったが買ってしまった。
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2009年12月12日 (土)

中之島光のルネサンス・公会堂はこんな感じ

中之島光のルネサンス・公会堂はこんな感じ中之島光のルネサンス・公会堂はこんな感じ
中之島光のルネサンスの点灯式は大変な人出。ひっそりとしていた京都市役所と違ってにぎわっていた。
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2009年12月11日 (金)

チェロアンサンブルの愉しみ in 京都府民ホールアルティ

チェロアンサンブルの愉しみ in <br />
 京都府民ホールアルティ
〜日本のトップチェリストによる珠玉のアンサンブル〜
12月11日(金)19:00〜
出演
 上森祥平、上村昇、河野文昭、林 裕、藤森亮一

年末恒例,5人のチェリストがアルティに集結!
この会限りのクインテットからデュオによるエキサイティングなアンサンブル
曲目は画像のとおり。
クインテット、トリオ、カルテット
デュオ、カルテット、クインテットの順
ワタクシ的には、編曲ではなく初めからチェロのために書かれたクレンゲルの変奏曲がフィット。モーッツルトはクリアなヴァイオリン向きということが分かった。
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2009年12月10日 (木)

デジタル掛け軸が京都市庁舎に投影!

嵐山花灯路のプレイベントが京都市役所で開催嵐山花灯路のプレイベントが京都市役所で開催嵐山花灯路のプレイベントが京都市役所で開催嵐山花灯路のプレイベントが京都市役所で開催
明日からの嵐山花灯路のプレイベントとして、デジタルアーティストの長谷川章氏のデジタル掛け軸作品が京都市役所庁舎に投影されている。

ファンタジック!
街中の異空間の出現に驚く。美女と野獣のビーストの城のように見えるのは思い過ごしだろうか。ビーアワゲスト〜
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2009年12月 9日 (水)

ウェストサイド物語は諸般の事情で延長しないとか?

1月31日まで延長し、延長分のチケットが12月12日に追加発売される予定だったが、発売を止め、1月11日を千秋楽としたまたいだ。
諸般の事情が何であっても、カンパニーの皆さまには、千秋楽までお怪我なく全力で駆け抜けていただきたい。
早よ行かな〜。

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2009年12月 8日 (火)

カサブランカ in 宝塚大劇場2度目・「凱旋門」以来のマイフィット

カサブランカ
久々のだだはまり作品になりそうなので、もう一度同好の輩と見に出かけた。
カサブランカは、映画としては歯が浮きそうな甘いストーリーだ。1941年。主人公を、第二次世界大戦に参戦していない米国人に設定し、ナチスと戦うレジスタンスの指導者と、かつての恋人でその男の妻を、男のダンディズムで救うというものだが、宝塚なら、甘ければ甘いほどよろしい。赤面しそうなほどダンディーでなんぼのもん。

君の瞳に乾杯。(^^)/▽☆▽\(^^)
ゆうべどこにいたの。
そんな昔のことは覚えていないさ。
今夜はどうするの。
そんな先のことは考えたことない。(^ .^)y-~~~
キタ━━━━ (*゚∀) (∀゚*)━━━━━━!!!!!!!!!!!!
洪水のような名セリフの波状攻撃に、相棒の肩を叩きたくなる。

リックはアメリカを象徴する存在で、女なら誰でも惹かれる男性的魅力に溢れ、クールに振舞っているが、実はハートは熱い。自ら過去と決別し、思い出を道連れに新しい物語に生きる。これぞ宝塚、疑問なく落ちる。
小池センセは、少ない主要登場人物数を補筆し、群衆シーンやショーアップ場面を巧みに構成し、八方よしのグッドジョブ。
宙組のスケール感と分厚いコーラス、組カラーの透明さが作品を際立たせ、映画の世界観を再現している。大空祐飛さんは演技に優れ、スター性でアピールするより、役の表現に力を注ぐタイプ、黒燕尾よりトレンチコートが似合う主演であるからこそ、当て書きが生きた。

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2009年12月 6日 (日)

図書館で借りた本1206

□悪党の戦旗 岩井三四二
□京都の近代化遺産 川上貢
□司馬遼太郎で読む日本通史 石原靖久
□昔日より 諸田玲子
□金田一耕助に捧ぐ九つの協想曲
□蛮幽鬼 中島かずき
□ムサシ 井上ひさし
□映画の中で出逢う「駅」 臼井幸彦
□江戸っ子と助六 赤坂治績
□M列車で行こう 日本推理作家協会編

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2009年12月 5日 (土)

京都かてクリスマス名所はあるしぃ

京都にもクリスマス名所はあります京都にもクリスマス名所はあります
大阪や神戸に比ぶべくもないが、京都にも町の身の丈にあったクリスマススポットはある。
上から京都駅ビルの大階段のツリーイルミネーション。結構たくさんの方が長い時間眺めておられる。わたくしがなぜここに立つか申し上げれば、貧しい恋人たちに幸多かれと祈念するためである。さすがマッチ売りの少女はおられないようだ。ジプシー女が怪しげなものを売り歩く姿もない。置き引きもおられなさそう。抜群の治安だ。
人工の階段だが、いつか訪ねた異国の階段や人を待って座った丘の石段を思い出させてくれる。
しかし、これ、物販店舗に必要な避難階段の幅の合体なんだよね。
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南座の稼働率があがっているみたい。亀治郎丈もきてくらはります。

公式に、南座歌舞伎鑑賞教室他、3月と4月も掲載されたようだ。
3月は、亀次郎丈と獅童丈の花形歌舞伎、4月は藤山直美さんに薪車丈と、大阪松竹座なみのラインアップとなっている。
ちょっとうれしい。いえいえ、たいへんうれしい。

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2009年12月 4日 (金)

今日から福井さんがトニー

今夜、四季劇場秋でウェストサイド物語が開幕。
福井トニー、高木マリアは想定内として、加藤ベルナルド、荒川リフ、山口ドック、志村シュランク、石原クラプキと渋くて豪華。見たかった。
しっかし、^ロ^;年齢は50パーセントオフにしないと…。

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2009年12月 3日 (木)

おれさまファンクラブ・よんたんさまに教えていただきました。

おれさまファンクラブで自分の仮想ファンクラブ・書き込みがいっぱいのページが作れる。
http://portal.nifty.com/2009/11/27/a/

いくつかの項目をチェックしてゆくととんでもなものができあがる!

人気沸騰で、現在書き込みは禁止にさせていただいております。
おとみのファンクラブ↓ココhttp://dpz.la.coocan.jp/fanclub/200912/3/1/125977127032001.htm

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2009年12月 2日 (水)

来年の南座歌舞伎鑑賞教室は美吉屋の「国訛嫩笈摺」吉太朗ちゃんの「ととさんの名は…」

京都もんかつ上方歌舞伎ファンにとっては、顔見世興行の次に楽しみなのが南座歌舞伎鑑賞教室だ。毎年ならは4月に行われるが、来年は2月となっている。
主演は上村吉弥丈で、毎年、素晴らしい舞台を見せてくださっているが、いよいよ演目は「傾城阿波の鳴門(どんどろ大師の場」だ。人形浄瑠璃の決定版の狂言であの「ととさんの名は…」である。これは上村吉弥丈が自主公演みよし会で、勝負演目としてかけられたもので、子役のおつるちゃんの存在がとっても重要。上村吉太朗ちゃんのデビューとなった記念すべき演目でもある。
あれから3年、吉太朗ちゃんは片岡我當丈の部屋子となり、正式に歌舞伎役者としてのスタートをきられた。今年の顔見世と年明けの大阪松竹座がお披露目だが、これまでも、霊験亀山鉾などで重要なお役を務めておられる。美吉屋の総力を挙げての公演で、美吉屋の力を見せる勝負公演となること間違いなし。
2月10日〜14日で10公演。

国訛嫩笈摺(くになまりふたばのおいずる)
どんどろ大師の場
 十郎兵衛女房お弓  上村 吉 弥
      
巡礼お鶴  上村 吉太朗

可能な限りぜ〜んぶみるぞ〜。どんどろ大師にお詣りにいかんと…。

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2009年12月 1日 (火)

宝塚宙組公演「カサブランカ」 in 宝塚大劇場

Photo作・演出:小池修一郎。
おはなし
原作は、ハンフリー・ボガードとイングリッド・バーグマン主演のあまりにも有名なラブロマンスムービー。
第二次世界大戦下のモロッコのカサブランカ。ヨーロッパを占拠したナチスから逃れ、アメリカへの亡命のチャンスを待つ人々が集散する街だ。
1年前からこの街でカフェを経営するアメリカ人リックは、パリにいた頃に愛しあったイルザと再会した。イルザは、反ナチス活動家ラズロの妻となっており、追われる2人に対し、リックはかかわりにならないようにふるまうが…。

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