エドワード・ボンドのリア in びわ湖ホール
白井晃氏演出、串田和美主演の31年前の戯曲。リア王のプロットの現代劇。コーデリア(墓掘りの妻)・緒川たまき、長女他・久世星佳、次女他・村岡希美、墓掘り・亡霊・水橋研二、音楽・老議員他・朝比奈尚行。
白井&串田のアフタートーク付き。
びわ湖ホール中ホールがシアター・コクーンに変貌した。張り出し舞台に三方客席、舞台レベルとフロアレベルを行き来する「桜姫」南米版に似た動線で俳優さんたちが動く。
興行としての採算性に縛られ、決して幸福とはいえない演劇界の現状を憂え、二人が取り組んできたユニットの4作目。
すべての役者さんの魅力全開の演劇らしい演劇で、膝を打つ楽しさ。主題が散らかったシニカルで不条理な戯曲だが、串田さんの求心力で、心の壁を作り続けなければならない人間の習性という現代的なメッセージが見えた。
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コメント
>獅子丸さま
なかなかあなたは無邪気ですね。白井晃さんですよ。よかったよ。
投稿: とみ | 2009年12月24日 (木) 19時49分
おとみさんが演出したの?
投稿: BlogPetの獅子丸 | 2009年12月24日 (木) 14時32分
>悠さま
まだ書きかけです。
千秋楽ということで皆さんの表情が晴れやかでした。桜姫引いてましたね。転落という主題や階層性が似ているのかも知れません。
投稿: とみ | 2009年12月24日 (木) 00時35分
わ、ホールからみるびわ湖きれいですね。
道向かいのピアザおうみで、平田オリザさんが、「その河を超えて五月」公演のとき、韓国俳優の方が、びわこにくるまでは、身体の調子が悪かったのが,ホールで毎日びわ湖を眺められてるうちに回復されたって話をされてました。(韓国には、びわ湖のような湖がないそうです。)アフタートークもおいでになったのですね、とみさま。私はアフタートークだけ参加でした(^^)
投稿: 悠 | 2009年12月23日 (水) 23時36分