« 福岡シティ劇場55Steps本日開幕・ん、福井さんは3枠だ。 | トップページ | この浜大津駅の混雑はなんでしょ »

2009年11月21日 (土)

ゼロの焦点

Zero_ma2_large










監督:犬童一心
キャスト:広末涼子、中谷美紀、木村多江、西島秀俊、杉本哲太、黒田福美、市毛良枝、鹿賀丈史
解説:今年生誕100周年を迎える社会派ミステリーの巨匠、松本清張の同名傑作小説を映画化。『グーグーだって猫である』の犬童一心監督作品。『おくりびと』の広末涼子、『嫌われ松子の一生』の中谷美紀、『ぐるりのこと。』の木村多江と、3人の個性的な女優が競演。
おはなし
昭和33年、禎子は憲一と見合い結婚をした。結婚式から7日後、仕事の引き継ぎのため金沢に向かった夫は失踪した。夫の消息を追い金沢へと旅立った禎子は、憲一の得意先で煉瓦工場を経営する室田とその妻、従業員の久子に出会う。
憲一の兄も金沢に弟の行方をたずねてくるが、何者かに殺害されたのを端緒に、連続殺人事件が起きる。
にほんブログ村 演劇ブログへ
ジェーン・エアやレベッカみたいな映画だわ。↑よかったらポチッお願いします。

見どころは、3人の女優による運命に操られた女たちの競演。
夫の失踪の理由とは?
夫の過去にいったい何が?
犯人の正体は?
犯人の動機は?

犯人探し、旅情、社会性、歴史的背景、驚愕の動機、迷走する愛の行方、静謐な結末と、ミステリーとラブサスペンスの醍醐味がてんこ盛りの文芸娯楽巨編だ。
探偵役のヒロインは、大学出の才媛でブロンテのジェーン・エアに心酔している。これが重要な伏線だ。ジェーン・エアとレベッカの日本版のような展開だ。人物のプロットも微妙にジェーン・エアの構図だ。
中谷さんは謎めいた演技が素晴らしく、木村さんは薄幸な女性を痛々しく体現し、広末さんは知的で純粋な典型的ヒロイン像を示された。
石川県富来町/能登金剛ヤセの断崖絶壁での映像も美しいし、セットによる昭和30年代の金沢の街並みを再現した技術も素敵だ。

ミステリー好きも、メロドラマ好きも、皆大満足間違いなし。個人的には、三人の女主人公たちは彫の深いエキゾチックなマスクの方が良かったかな。ん、久我美子さん?

|

« 福岡シティ劇場55Steps本日開幕・ん、福井さんは3枠だ。 | トップページ | この浜大津駅の混雑はなんでしょ »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

>やたけたの熊さま
先日は失礼致しました。
野村監督作品はモノクロならではの美男美女そろいの映画だったとか。なぜか、この作品には、原作も映画もご縁がなくて初見でしたので理屈抜きに、どないなるんやろと楽しませていただきました。

投稿: とみ | 2009年11月23日 (月) 00時05分

>悠さま
中谷美紀さんは白洲正子をなさってましたね。彫の深いマスクがクラシカルで素敵でした。実は原作読んでませんが、探偵がヒロインというのがいいですね。

投稿: とみ | 2009年11月23日 (月) 00時02分

犬童一心作品、わたしも観てきました。
学生時代には野村監督作品を観ました。リバイバル上映です。たしかモノクロでした。
写真とおんなじ小屋が目の前に現れたとき、全身の血が凍るほどの恐怖を味わったことを強烈に覚えています。2回目ですからそれほどでもなかったですけど、やっぱり不気味なシーンですね。

投稿: やたけたの熊 | 2009年11月22日 (日) 20時58分

よかったですね。原作と結末がことなってたみたいですけど。
中谷さんと木村さんの、片寄せ合ってた場面と、崖で対決する場面のあとのあれくるう中谷さんの演技を堪能してました、私。

投稿: 悠 | 2009年11月22日 (日) 10時29分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ゼロの焦点:

« 福岡シティ劇場55Steps本日開幕・ん、福井さんは3枠だ。 | トップページ | この浜大津駅の混雑はなんでしょ »