武庫川女子大学甲子園会館を見学
甲子園会館は旧甲子園ホテルを武庫川女子大学が譲り受け建築学科の学舎やレセプションハウスとして活用されている。
設計は帝国ホテルの設計で日本にも親しまれているフランク・ロイド・ライトの愛弟子・遠藤新。
昭和5年(1930)の竣工。皇族、財界、文化人、上級軍人の社交場として阪神電鉄が建設したリゾートホテルで、華やかなエピソードは枚挙に暇がない。しかし、賑わいは短く、戦後は進駐軍に使用され、後に国有となった。
装飾的なテラコッタタイル、水平線を強調した陰影の深いファサード、和風、洋風、南米インカ風、あらゆる文化を融合し、阪神間の風土に映える毅然とした佇まいをみせている。阪神間文化の精華として長く愛され続けることだろう。
この後土砂降りの雨になり休憩させていただきラッキーでした。↑よかったらポチッお願いします。
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コメント
>袖ふれあうもさま
華やかさが阪神間文化ですね。見学後、折からの豪雨のため、一時間雨宿りさせていただきました。時間までゆったりと感じました。
くつろげるのは滞在型のリゾートホテルだからですが、超える何かがありました。
投稿: とみ | 2009年10月17日 (土) 22時28分
旧甲子園ホテルは西の帝国ホテル(この場合は,現在愛知県の明治村にあるライト設計のものですね)と言われていたようです.
屋上にある塔が小振りで可愛い感じなのです.
確か,ホテルのレシピなども残っているようですよ.
外観は,やや装飾過剰(その過剰さが良いのですが)な気がしますが,室内はしっとりとした佇まいで,目がしっかりと幸せ感を味わうことを実感できますね.
今の季節は特に良い風情だと思います.
東奔西走,おとみさまのフットワークの軽快さに敬意を表します.
投稿: 袖ふれあうも | 2009年10月17日 (土) 20時39分