ミュージカル南十字星 in 四季劇場秋・千秋楽
昭和三部作の第三作で作曲家・三木たかしさんの四季ミュージカルの最終の作品。
南方戦線に従軍し,BC級戦犯として捕虜虐待の罪状で絞首刑となった学徒出陣兵士の物語。
主人公の設定がよい。京都大学法学部に在籍し,哲学者を目指し、国境を越えて恋愛できる自由な魂を持つ青年だ。家族が留学生との恋を温かく見守る家風が、東大ではなく京大でなくてはならない。琵琶湖疎水、三校寮歌・琵琶湖周航の歌で日常に戻されるのは、必然性があるので容認。恋人はインドネシア民主化の指導者の令嬢で国の上層階級の知的エリート。
胃が痛くなり泣きそうな過酷な物語のなかで、美男美女の完璧な恋愛が、勇壮華麗な舞踊他、本水を活用した愛の象徴の川の演出でしっかり楽しませていただいた。
ずっと主演の阿久津さんは,主演としてのオーラに磨きがかかり、また、相手役がエキゾチックな美貌の秋さんだからか、露骨に優しくラブラブビームいっぱい。
しかし、なぜこれほどの理不尽を歴史が求める犠牲と納得するのか!あんたは哲学者になるんと違うんかい!リナが私のために生きてゆーてるんやから、脱走を試みて、蜂の巣になって死んでもええから、生きようとしたところをリナに見せたらんかい!
と、完全な姉上モードで見てしまった。
絞首台がブンガワン・ソロから怪獣のようにせりあがるところは、初見で不覚にも悲鳴をあげ、あと大泣きしたが、ソンダンでも毎回どぼ泣き、今回もやはりあかなんだ。鳴り止まない拍手とオールスタンディングの終幕に大々満足。バルコニー席なので転落してもあかんと、スタンディングは思いとどまった。
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保科勲:阿久津陽一郎
リナ・ニングラット:秋夢子
島村中将:田代隆秀
原田大尉:鈴木周
塚本少尉:前田貞一郎
ニングラット博士:池田英治
ルアット・ニングラット:内田圭
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