A Chorus Line in Nishinomiya・真実が感動となる希有な舞台
春から楽しみにしていた昨年9月に合衆国を出発したワールドツアー来日公演(ソワレ)を、兵庫文化芸術センターで拝見した。
120分休憩なし(四季版だと145分)。ダンサーたちの物語だが、感動のポイントはポールの述懐、ディアナの歌唱、ザックとキャシーの会話だったりして、息つく暇がない。
なぜ、食えないとわかっているダンサーを職業に選ぶのか、オーディションが日課の暮らし、落胆の繰り返しに何の意味があるのか。全ての答えがここにある。マイケル・ベネットの贈り物としての真実は不朽だ。
生活の保証がないのはダンサーだけに限らない。どんな職でもオーディション(採用試験)の合格なしにありつけないのに、我々は安定を他者に要求するという愚を冒す。悔やまない自己責任の生き様に心から拍手を贈りたい。
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コメント
>たけさん
仕事探しが仕事の過酷な職業。糧を得る労働とどのように折り合いをつけておられるのでしょう。
また、主催する側の立場で見れば、オーディションに来た子の個性に目を向け選ぶことが成功への確かな道で、ありえないスーパースターを取りたいという勘違いは作品を矮小化させるんですね。目の前のあなたを信じることかな。
ザックが優しいのに驚きました。飯野ザックが優しすぎかと思ってましたが、加藤ザックが怖かったんだ。
投稿: とみ | 2009年9月 7日 (月) 20時34分
「コーラスライン」を観ると、頑張ろう!と気持ちが湧いてきます。
何気ない日々を送ってますが、小さなことで落ち込んだりするこってありますからね。
そんな時こそ、悔やまない~♪です。
投稿: たけさん | 2009年9月 7日 (月) 18時23分
>獅子丸さま
連れて行ってあげなきゃね。
投稿: とみ | 2009年9月 6日 (日) 21時32分
きょう、拍手したかった。
投稿: BlogPetの獅子丸 | 2009年9月 6日 (日) 14時21分