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2009年8月17日 (月)

松尾塾子供歌舞伎公演2009 in 国立文楽劇場

L6013可愛くて本格的。文化と行儀作法を歌舞伎のお稽古を通じて子供たちに伝える松尾塾の公演を今年も拝見した。国立文楽劇場の初日、Aプロ。詳しくは公式ページに記載。
今年は、三大名作のひとつ、「菅原伝授手習鑑」の「寺子屋」をメインに据えたラインナップ。理解を助けるためか、入れ事として増補された本公演ではめったに上演されない「松王下屋敷」の場から上演される。確かにお子様には大人の事情は分からないよねー。

一、「菅原伝授手習鑑」増補 松王下屋敷
   竹本連中 葵太夫=慎治
寺子屋で松王の「かえり忠」を楽しむには「ネタばれ」なのかあまり上演されない。しかし、夫婦愛、親子の愛、主君へ忠誠が分かりやすく、「後出しじゃんけん」ながらいい脚本だ。
陸人さんと奈都季さんの夫婦愛が光った。しっかり者の千代と頼り甲斐のある松王でいい感じだ。

二、「菅原伝授手習鑑」寺子屋
  
 竹本連中 葵太夫=慎治
奈都季さんはこちらでは戸浪。闊達で明るいキャラは戸浪向きかな。千代は凛とした澪さん。源蔵の諒さん、松王の友希さん、玄番の岳さんの3人は、さすがの上級生。押し出し、胆力、さわやかな口跡、切れ味、それぞれの武器で勝負なさっていた。諒さんの所作には去年から注目していたが、後ろ姿がいい形だった。
寺子たちの手習いの場面で、子供が子供を演じていて、むしろ違和感があったのが笑える。

三、川尻清潭 作 夕顔棚 清元連中
哲平さんのじじと陸人さんのばばの二人だけの場面が長いが、何と間がもっている。芝居心のあるコンビだ。

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おまけ 演目説明

一、「菅原伝授手習鑑」増補 松王下屋敷
 竹本連中
菅丞相の一子・菅秀才が武部源蔵に匿われていることを突き止めた藤原時平の家臣・玄蕃は、同僚の松王丸の屋敷にきて、首実検に同道せよと命じる。松王は、本心を偽り承知し、女房千代を説き伏せ、自分の息子小太郎を身替わりにすることとする。千代と小太郎は松王より先に源蔵の寺子屋を目指す。ニッコリ笑うよう父に教えられていたとか、おもざしが似ているという伏線が語られる。

三、川尻清潭 作 夕顔棚 清元連中
大十ではなかった。楽しい舞踊劇。
白い夕顔棚の下で仲のよい老夫婦は夕涼みして酒を酌みかわしながら、若い頃の楽しい次代を想い出して、踊りに興じているところへ、里の若い男女が盆踊りに誘いに来るが…。

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コメント

>哲平さま
新学期が始まりました。達成感一杯の夏休みだったことでしょう。おじいさんと戸浪はプロの役者さんでも同一公演でなさいません。凄いです。
お芝居の神様はいつどこに降臨し賜うやわかりません。頑張ってくださいね。もちろん来年も行きますよ。

投稿: とみ | 2009年9月 3日 (木) 12時19分

大阪公演、観に来て下さってありがとうございました。
夕顔棚のじじだった、哲平です。
陸ちゃんとの、じじばばコンビは、お稽古しててもすごく楽しかったです。

B組では、戸浪をしました。
すごく難しかったけど頑張りました。

いつか諒君みたいになれるように、これからもお稽古頑張ります。

また来年も観に来て下さると嬉しいです。

投稿: 哲平 | 2009年9月 3日 (木) 09時14分

>諒さま
名作、大役、みなさん本当にがんばられました。長台詞、大見得、難関だらけの演目に挑戦なさって自信がつかれたことでしょう。
もう次週が東京公演ですね。緊張が続くことと思われますが、程よいテンションで源蔵をおつとめなさり、有終を飾ってください。役替わり2公演見たかったです。
マカロン、ちょっと少なかったですね。ぱくっで終わりですよね。

投稿: とみ | 2009年8月25日 (火) 00時58分

おとみ 様
おはようございます。今年も公演を観に来てくださり、ありがとうございました。どの演目もとても難しかったです。特に寺子屋は初舞台生も含めた塾生全員での長い稽古で苦労しましたが、みんなよく頑張りました。
おとみさんに直接会ってお礼が言いたくて、探してもらったのですが・・・。マカロンおいしかったです。
やっと学校の宿題も終わりました。東京公演も頑張ってきます。
本当にありがとうございました。

投稿: 諒 | 2009年8月24日 (月) 20時37分

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