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2009年8月 7日 (金)

市川染五郎傾奇おどり「擽」ティックルズ in 京都四条南座

六道の辻
7日金曜日、市川染五郎傾奇おどり「擽」ティックルズが上演されるので、今日も南座へ走る。
写真は7日から始まった「六道参り」の六道珍皇寺の石塔。終演後、思い立って寄ってみたら、おどりもこんな感じだったと納得。撮影はしていないが、閻魔像と小野篁像が開帳されている。建仁時では応挙の幽霊の絵も公開中。東山六道の辻はお盆の情緒が最高潮となる。

作・演出・振り付け/市川錦升
配役
くじマニアだったミイラあーちゃん/市川 染五郎
スーパー主婦だったミイラゆーちゃん/尾上紫
科学者だったミイラふーちゃん/尾上青楓
いろんな先生/尾上京
いろんな助手/松本 錦紫

『魑魅魍魎的』、『麻布十番ん』、『不二才』に続く待望の新作第四弾!70分ノンストップ1度限りの創作舞踊。これといったストーリーはなく、甦ったミイラたちがこの世にちょっかいを出しながら見た妄想は…。シュールだわ。
衣装、メイク、装置も美とは程遠いが音楽と舞踊は美だった。3日前のストイックで端正、胆力もある西行さんとは似ても似つかぬはじけたお役が、なぜかはまる青楓さん。お歌もお上手。こちらも一昨日の萬斎さんとの真剣勝負の三番叟から、愛嬌と面白さで清楓さんと真剣勝負の染五郎丈。
三響會と表裏になっているかのようなアヴァンギャルドな舞台と緻密な振りを快く愉しんだ。3人が意外にそろうのが不思議…。

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市川染五郎丈が語られた意気込みが掲載されているので、転記φ(・ω・ )メモメモ

今回はミイラの役。ミイラが蘇って何か企み事をしようとして・・・というお話です。こうしよう、ああしようと考えすぎて、結局嫌になって戻っていくというストーリー展開で、衣裳はマイケル・ジャクソンさんの"スリラー"のように、いわゆるボロをまとったものにしようと思っています(笑)

 この世に未練のあったミイラが「蘇ったら何をしよう」と妄想にふけったり、夢を見たりするのですが、実はそうして考えている時間が幸せな時間で、" 夢は実現しないと意味がない"なんて固く考えず、"妄想"として見る夢は面白いのでは・・・というのが今回のテーマです。タイトルを"擽"(くすぐる)としましたが、擽ると人は笑うけれど、それは感情からの笑いではなくて、言ってみれば嘘の笑い。でも擽られてでもいいから笑いがあれば幸せなのでは、というメッセージを込めています。

 尾上紫さん、尾上青楓さんと三人で、前作までと同じように舞台上で弾け、馬鹿馬鹿しい事を堂々と踊りまくり動きまくります(笑)。1回公演ですから、戸惑っている事もできません。そういう意味では、この公演自体が妄想のような感じでさえあります。踊りから何かを判ろうというよりも、1回だけの舞台を皆で楽しんで、見て何かを感じていただければ嬉しいと思っています。

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コメント

>スキップさま
スピーディで濃い舞台でした。
台詞も歌もありました。ふーあーゆーになっているようです。染五郎さんはそれほと驚きませんでしたが、コミカルでお歌が上手な青楓さんは新鮮でした。
どちらかといえば、お仕事前に来られる観客が多かったような…。
しばらく京都におられたのですね。しみじみ。
ふと気がついたら、高麗屋の舞台を見続けていることに気が付きました。この勢いは続きそうです。

投稿: とみ | 2009年8月14日 (金) 21時13分

とみさま
私はこのシリーズは「不二才」のみ拝見しましたが(あれ以来、焼酎は必ず不二才)、染五郎さんがやりたいと思っていることを自由に表現されている舞台という印象でした。
奇抜な設定や扮装の中で、尾上青楓さん、紫さんとともに卓越した踊りの技巧が冴え渡りますよね。
愛嬌あるミイラのあーちゃん、観たかったです。

投稿: スキップ | 2009年8月14日 (金) 10時56分

>るみさま
どちらかひとつといえばそれは迷わず三響會です。只同然です。
こちらは、染五郎丈と青楓さんのええっと、凄い舞の名手なんやと見惚れに行くところが値打ちでした。
今回でシリーズは打ち止めだそうです。次のトライアルが早くも気になります。

投稿: とみ | 2009年8月 9日 (日) 16時22分

>はなみずきさま
みてみたいと思いながら、日舞はわからへんやろなとためらってましたが、今年は勢いで行ってしまいました。洋舞やダンスの方が備えておられる技術がないだけでパフォーマンスは変わらないんですね。
お衣装とメイクに美がないのが残念でしたが、三人の息のあった楽しさに喜んでいるうちに好きになる舞台でした。一度きりという潔さもいいです。

投稿: とみ | 2009年8月 9日 (日) 16時13分

三響会とどちらに行こうかすごく迷ったんです。
両日、仕事を休むわけにも行かず、悩みに悩んだ末、2回も涙をのんでいる三響会へ行く事にしました。

読ませて頂いていて、「うわぁ、すごい楽しそうな舞台!」と、見られなかった事が残念でたまりません。
一度限りの舞台ですものね。貴重です。

写真の六道珍皇寺の写真が、妄想を膨らませます。

投稿: るみ | 2009年8月 9日 (日) 13時33分

観にゆかれなかったわたくしは、とみ様のレポとお写真で、「妄想」を楽しんでおります。
観劇日までの間の「妄想時間」が実際、楽しかったりしますよね。

投稿: はなみずき | 2009年8月 9日 (日) 08時53分

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