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2009年7月

2009年7月31日 (金)

天変斯止嵐后晴(てんぺすとあらしのちはれ)2度目・オーバチュアは3回目

何回聴いたら気が済むねんと突っ込みを入れられそうだが、25日に、二度目の拝聴の「天変斯止嵐后晴(てんぺすとあらしのちはれ)」。

オーバチュアだけで気温マイナス10度。涼感を通り越して寒い。六丁の三味線と十七弦の琴が、プロスペローの魔法を奏でる。清治さんは三味線のプロスペロー・魔術師だ。
 そして、プロスペローの首は丞相。何べん見ても、平幹にしか見えない。似てるってもんでなく、本人より平幹らしい。この演目は平幹以外したらあかんということをわかっておられる制作者にブラボー。
エアリエルまで、蜷川テンペストと同じ拵えで宙を舞う。名前は「雲霧丸」にして欲しかったかな。
何より、文楽にあるまじき猛スピード。ミュージカルの域を超えてUSJのウイキッド並みの展開に、ジェットコースターに搭せてもろうている気分。賛否両論あるかと思うが、イメージどおりのファンタスティックな人形が遊び心を満足させてくれる。ジュエリー・ティモアさんのライオンキングのハクナ・マタタ、愛を感じての場面の、装置とも衣装ともつかない仕掛を思い出す。文楽にヒントを得られたのだから当然か。

せっかくの人形、このまま、夏夢のオーベロン、パック、妖精に遣い回せるし、ボトムのロバの首に付け変わるのも、きっと文楽向きだ。

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劇団四季公式に遠征中のウェストサイドメンバーの映像レポが

キャスターは初代リフの飯野おさみさん。ジェット団をまとめるリフ役の田邊さん中心に映されている。今日、後編もアップ予定とか。
また、30日読売夕刊に、シャーク団ベルナルドを務める松島さんの記事が掲載されている。
萩原さんはソンダンで素敵なお兄さんぶりを見せておられたし…。
明日だぁ!

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2009年7月30日 (木)

シネマ歌舞伎・怪談 牡丹燈籠

原作:三遊亭円朝、脚本:大西 信行、演出:戌井 市郎
配役
伴蔵/仁左衛門
三遊亭円朝/船頭/馬子久蔵/三津五郎
萩原新三郎/愛之助、お露/七之助、お米/吉之丞
女中お竹/酌婦お梅/壱太郎、お国/吉弥
飯島平左衛門/竹三郎、宮野辺源次郎/錦之助
お峰/玉三郎
あらすじ
三遊亭円朝の傑作「怪談牡丹燈籠」は、中国の昆劇「牡丹亭」もその下敷きとなったと言われている。今回は平成19年10月の歌舞伎座公演の舞台映像で、脚本は、昭和49年(1974)年に大西信行氏が文学座のために書き下ろしたもの。
シネマ歌舞伎は陰影の無い歌舞伎の舞台を映すのに適しているようだ。舞台が暗い怪談噺をシネマ歌舞伎に仕立てるにはライティングの研究をしてほしかったところ。飛び交う牡丹燈籠をカメラが追うと怖くないわ。
ラブラブカップルの伴蔵とお峰、悪しき絆の萩原新三郎とお露、くされ縁の宮野辺源次郎とお国の3組の男女の物語が、表情がアップになるため映像化によってくっきりしてくる。玉様おもしろすぎ。仁左様より筋肉質で逞しくあられるので、怖い~と抱きつくところが格闘技のよう。そういえば、三組とも女方さんが立役さんを押し倒すのも面白い。

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2009年7月28日 (火)

「夢から醒めた夢」の原作が角川つばさ文庫から発刊

「夢から醒めた夢」の原作が角川つばさ文庫から発刊
著者:赤川次郎
イラスト:椋本夏夜
内容
ピコタンが生と死を大冒険する。劇団四季のロングランミュージカルの原作
ピコタンは9歳の女の子。遊園地のおばけ屋敷に迷い込み、同い年の幽霊の少女に1日だけ入れ替わりを頼まれる。理由は,お母さんにお別れを言いたいという。続編「ふまじめな天使」も収録

発売日:2009年 07月 15日
定価(税込): 609円(新書判)
発行元:角川書店

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おとみの暑さ対策・トマトとスイカの妖怪食い

おとみの暑さ対策・トマトとスイカの妖怪食いおとみの暑さ対策・トマトとスイカの妖怪食い
京都の夏は暑い。元より盆地で暑いところ、ヒートアイランド現象に加えて地球環境の悪化も加速しているため、衣食住トータルに暑さ対策が肝要だ。
マイ暑さ対策は,トマトとスイカ。
体に良いとされているリコピンを多く含む食品として注目を集める前から,トマトやスイカを妖怪食いしていた。トマトはまるごと,スイカは4つに切ってかぶりつく。ポイントは入浴後に顔,両手,上半身を朱に染めてうががががと,人間であることを忘れて、体が涼感を感じるまで食べる。後は冷たいシャワーで果汁を洗い流すと,一気にパックもできてしまうところがキモ。
食べる姿を見られてはならないことは言うまでもない。イヒヒヒ…。

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2009年7月27日 (月)

NINAGAWA十二夜 in 大阪松竹座・26日マチネがマイ千秋楽・マイ総括を手短に…。

27日、大阪松竹座で「NINAGAWA十二夜」は200回公演、LONDONバージョンの大千秋楽を迎えた。残念ながら、マイ千秋楽は、26日の199回目だった。一般公演どおり粛々とするべきことをなされた素晴らしい完成度のであった。以下、マイ総括を手短に…。

ワタクシ的には、二幕冒頭のオーシーノ公爵への秘めた娘心を押し隠しながら男姿で舞う場面が、菊之助丈の世界への殴りこみの切り札だと信じて疑わなかっただけに、短くなってしまったことが淋しかったが、トータルとして、観客に媚びることなく、だれることなく、緊迫感と品位が増した分、歌舞伎の表現技術で上演するシェイクスピア劇のコンプリート版と位置付けられたと思う。

時蔵丈の織笛姫は、蜷川さんに赤姫で演じて欲しいという注文を受けられ、そのとおり舞台上にあられたが、英国人が、鏡に映った後姿に十種香の八重垣姫を見出すはずもないから、オリビアとして勝負しておられたはず。気位の高さ、思いこみのきつさ、独善の危うさという赤姫と奇しくも一致したオリビアというキャラそのものの見事さで、もう一人の主演であることを明確に示された。ブラボー。

また、戯曲としては主演級でありながら、しどころの少ないオーシーノ公爵をヒロインが熱愛する貴公子として視覚化された錦之助丈も、日本の理想の男性の絵姿を世界に提示するという重要なお役目を果たされた。初演時に、素晴らしい舞台美術に映えるお姿と感嘆したが、今回は桜をはじめとする視覚効果が美しさの邪魔になると感じる程であった。

幾度か書いたが、菊五郎丈が二役のため、フェステがマリヴォーリオを苛めるシーンに登場されないのが残念。フェステが声色で神父に成りすまし、マルヴォーリオを暗闇の中でいじる場面は暗転でも聞かせどころとなるため、トライして欲しかったところだ。

制作発表から初日まで、気も狂わんばかりに愉しみにしていた日々を思い出す。菊之助丈はこの十二夜で畢生の当たり役に恵まれ、若手歌舞伎俳優から、世界の誰もが達成できなかった難役の鮮やかな解決者となられた。共演なさった俳優さんたちも、襲名やテレビドラマ出演などで、歌舞伎の世界の中でのポジションを確実にアップされた。よいよいづくめの十二夜が終わるのは淋しいが、もう皆さんは新たな地平を求めて駆けだされていることだろう。心からの感謝をこめて皆様に御礼申し上げたい。

なお、蜷川さんの歌舞伎でシェイクスピアはもうええです。まだまだ演出されなければならない戯曲は世界に眠っていることでありましょう。

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2009年7月26日 (日)

生写朝顔話かなり通し近上演・過激な恋なら簑助さん

朝顔
文楽公演第二部は、宇治川蛍狩りの段から大井川の段まで、明石、浜松、島田と二人の出会いからすれ違い、乳母の浅香の忠義、笑い薬のチャリ場もすっとばさず、休憩25分(だけ)含み4時間。
タイトルロールの深雪を中心に物語が動くので、人間国宝吉田簑助さんは出ずっぱりだ。もとより一途、激情、壮絶の芸風であられるが、一目で恋に落ちた瞬間から大胆にアプローチし、どんな艱難辛苦も積極的に享受し、周囲の大迷惑も張り倒し、痛ましい犠牲も踏み越えて、高いテンションをキープしたまま、まっしぐらに走っておられる。
宿の亭主徳左衛門は、三度は拳骨を見舞われたうえ、とどめにみぞおちに杖で突きを被り悶絶。やんややんや。
生写朝顔話ほぼ通し上演
眼目は、簑助さんと文雀さんがそろう浜松の段だ。深雪と乳母浅香の主従が、独白をお互いに隙見るという、気管支がく〜となるもどかしい邂逅があって、喜びも束の間。気丈な浅香の死んでも死にきれない討ち死にに、そ、そんな〜と、ぎゅーと胃が縮む。出会いで感涙した後だから、あまりにもあえない死に涙も出ない。
通常公演や地方公演で、見取りに聴かせて頂いたストーリーがやっとつながったが、あざとさとすれすれのすれ違いと、これでもか、あんまりな胴欲なという理不尽な展開が、観客の健康によくないことがわかった。
しかし、一度は見んならんかった(^^)v。

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2009年7月25日 (土)

夏休み文楽特別公演通し鑑賞&伝芸沙翁オフ会

夏休み文楽特別公演通し
一部はお子たち向き、二部は本格派向き、三部は雑食向きに構成されているが、文楽好きなら全部気に入るはず。2時間、4時間、2時間なので、カラダに優しいとは言えないが、開場25周年記念公演ならではの重さのあるラインナップだ。
文楽劇場では、遠征中の懐かしい方々にもお目にかかることが出来、鑑賞に力入りました。そういえばミュンヘンは工事中でしたね。

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お暑うごさいますなぁ

更新しませんでしたがそれなりに
携帯を忘れて更新が滞っていた。忙しいと心が亡び、心が亡びればものを忘れる(;^_^A。暑さ対策に忘れ物対策もプラスだ。けど、京都はほんまに暑うおますんえ。
京都の祭はまだまだ続いている。7月1ヶ月、ずっと祇園祭と考えると当たっている。昨日の24日は祇園さんの還幸祭だった。往寺は後の祭として三条通を山鉾が巡行していたと聞く。
後の祭は、3基の神輿が、お町内から御旅所、商店街を練り、三条通を通って八坂神社へ着く。夕刻から深夜に至る勇壮な神事で、市民の楽しみの一つだ。
空調のキレたオフィスで仕事する限界の午後10時頃が見頃だ。
あ、写真は着物で仕事した日のもの。三十三間堂棟木由来のお柳風。

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2009年7月21日 (火)

公文協中央コース・岐阜で「沼津」

7月20日は、公文協中央コース・岐阜で「沼津」、公文協東コース・沼津で「すし屋」と悩ましい選択をしなければならない日だった。迷った結果、自宅から2時間未満の岐阜で「沼津」と奴道成寺を拝見することとした。本公演同等の豪華キャストに楽しみな演目だ。

一、伊賀越道中双六(いがごえどうちゅうすごろく)沼津
 呉服屋十兵衛/中村吉右衛門
 お米/中村芝雀
 池添孫八/中村歌昇
 雲助平作/中村歌六
二、奴道成寺(やっこどうじょうじ)
 白拍子花子実は狂言師左近/市川 染五郎

御当地ネタ満載。「沼津」では、このあたりの名物が長良川の鮎になっていた。「奴道成寺」では、「とう」づくしが…。郡上音頭、岐阜提灯、織田信長ネタ、鵜飼etc.
わーん。滋賀県人は置いて行かれたよー。結論、役者さんが情報収集と民謡の練習に努めておられるのだから、観客も御当地に敬意を持って予習して出かけるべし。

このキャストのこの演目は何をか言わんや。沼津は、親子の情愛と仇討の仇どうしとなった義理との板挟みにじわーん、ぐわーんと泣け、初役とは思えない切れ味の染五郎丈の狂言師左近に楽しませていただいた。
でもウケておられたのは花四天さんたち♪~

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2009年7月20日 (月)

100周年を迎えた名古屋市鶴舞公園・鈴木禎次の作品が見られる

100周年を迎えた名古屋市鶴舞公園・鈴木禎次の作品が見られる100周年を迎えた名古屋市鶴舞公園・鈴木禎次の作品が見られる100周年を迎えた名古屋市鶴舞公園・鈴木禎次の作品が見られる
噴水塔、奏楽堂、名古屋市市民会館(監修)。何とも摩訶不思議なドリーミングな空間だ。
夢醒めの配達人のおじさんやアルルカンが登場しそうだ。
岡崎の内国博覧会と伊東忠太を見たら、名古屋と鈴木禎次が気になった。

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2009年7月19日 (日)

天変斯止嵐后晴(てんぺすとあらしのちはれ) in 国立文楽劇場・出帆は嵐后晴

テンペスト
初日、第三部を観劇した。
国立文楽劇場の開場25周年記念の新作。

歌舞伎、狂言、文楽の英国公演を目指し、シェイクスピアの作品の本朝翻案がそれぞれ企画され、歌舞伎は既存のハムレット、狂言は新作のウインザーの陽気な女房たちが実現したが、文楽は「テンペスト」を日本の時代物に翻案した「天変斯止嵐后晴(てんぺすとあらしのちはれ)」(山田庄一翻案・演出、鶴沢清治作曲)が創作されたが公演には至らなかった。
作品として惜しいという声があり、92年2月、大阪・旧近鉄アート館で2日間、東京・旧パナソニック・グローブ座で3日間だけ実験的に上演。建築家磯崎新氏の設計による抽象セットも実験的であったという。清治さんや故・吉田玉男さんら人間国宝クラスが出演されたが運良く拝見できた方は少ない。
今回はこの脚本、作曲を練り直し、衣装、大道具なども豪華に新調し、東京の国立小劇場でも9月に上演する予定だ。

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2009年7月18日 (土)

夏祭浪花鑑は諦め、高津宮夏祭りに寄った

高津宮夏祭りのクライマックス待ちの時間に寄った
高津宮夏祭りのクライマックス待ちの時間に寄った
文楽劇場に行く前に高津神社でリセット。祭囃子に夏らしさ最高潮。あづ〜。音もアップできるかもしれないが、今、ようせん(汗)。神楽も奉納したら舞ってくださるようだ。
夜には落語や奉納ダンスがある。一度、高津さんで落語聞きたいけどまた改めてとしよう。

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55Steps Song & Dance in 大阪四季劇場

55Steps Song & Dance in <br />
 大阪四季劇場
55Steps Song & Dance in <br />
 大阪四季劇場
18日マチネ公演を拝見。粋ておしゃれで厳しい。ミュージカルのマジシャン・加藤敬二さんの世界だ。全場面に楽しいマジックが凝らしてあるのはもとより、一人一人の歌唱に、ダンスに泣ける。早水さんの歌など4小節目で目が潤み、8小節目でぐずぐず、もうわけわからなくなっている。加藤さんは、ダンスでは要所以外芯を取らず、コーチ役(爆)も。
暑い夏をぶっ飛ばす舞台に、テンション上がったままだ。
阿久津さんカッコええ。幕開き第一声のつかみに、どなたかと雲泥の差が出ることだろう。
とにかくも一回いこ。

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2009年7月17日 (金)

祭の後のスケルトンな山鉾

祭の後のスケルトンな山鉾祭の後のスケルトンな山鉾
四条通の長刀鉾と新町通の岩戸山

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巡行のアンカーを飾る南観音山

巡行のフィナーレを飾る南観音山
新町まで着いて行きたいところたがここで見送り。
船鉾
これは船鉾

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2009年7月15日 (水)

長刀鉾の写真撮れた

長刀鉾の写真一枚撮れた長刀鉾の写真一枚撮れた
小心者なので群衆は怖い。頑張って撮ったんでアップ。

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2009年7月14日 (火)

ほぼ日手帳を夏服に着替えた

ほぼ日手帳を夏服に着替えた
マイほぼ日手帳は4月始まりのバージョンだ。今年限定発売のサーファー柄が気になってキープしていたが、暑さも本格的になったので今日から使用開始。3色シャーボもブルー系に変え、かなり夏らしい気分。

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2009年7月12日 (日)

子供のためのシェイクスピア・マクベス

びわ湖ホール
12日(日)、びわ湖ホール公演を拝見した。
原作:ウィリアム・シェイクスピア~小田島雄志翻訳による~
脚本・演出:山崎清介
キャスト:マクベス・石田圭祐、マクベス夫人・マクダフ/伊沢磨紀、ダンカン・メンティース/彩乃木崇之、バンクォー・ケースネス/戸谷昌弘、マクダフ夫人・ドナルペーン他/キム・テイ、マルカム/若松力、レノックス/窪田壮史、ロス・人形/山崎清介

今年の子供のためのシェイクスピアカンパニーは、15周年記念公演マクベスで、びわ湖ホールが初日だ。恒例のイエロー・ヘルメッツの歌と踊りは京都観光がテーマのコミックソング。
今年のマクダフは例年より原作に忠実で、入れごとが少なかったような。ファイティングもかなりの迫力で死に様も赤い絵の具を使ってリアリティあった。マクベスの石田さん、マクベス夫人の伊沢さんがそれらしくて、いつものそれらしくない人が演じる方が好みのワタクシは、伊沢さんのマクダフに一票。人形のウイルはアンガスで、ロスと一緒に登場する。また、山崎さんのへカティ、伊沢、キム、若松の三人の魔女もシュールで子供が泣きそうな不気味さだ。
いつもながら、子供も大人も納得のお芝居らしいお芝居だった。

終演後、30分のトーク付き。少ない人数で演じるのは、楽屋に戻らず常に舞台上に居たいから、装置を机と椅子しか使わないのは、子供さんたちに真似していただきたいからだそうが。シェイクスピアの原文の美しい詩を楽しめないので、説明台詞を刈りこみ、わかりやすいものだけを残しておられるようだ。
初日は不慣れであったり、いろいろアクシデントもあるが、緊張している役者を見ることができるという貴重な機会なのでお得だそうだ。
これから、東京から全国へ一月半の夏旅だが、お元気で怪我のないよういってらっしゃいませ。

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図書館で借りた本0712

図書館で借りた本
□劇場の迷子 戸板康二
□夏の夜の夢・あらし シェイクスピア
□アレトゥサの伝説 柘植久慶
□牡丹燈籠 五代目古今亭志ん生
□アルベール=カミュ 井上正
□わらしべ長者、あるいは恋 服部真澄
□いしん虎徹 山本兼一
□ことばと文化のシェイクスピア 冬木ひろみ編
□近代文化遺産ろまん紀行 読売新聞文化部
□大人のおでかけゆかた 秋月洋子

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2009年7月11日 (土)

アヽコレ/\道頓堀へ寄りゃんなや

道頓堀
寄ってしまった。
自制心は醤油商平野屋の丁稚さん以下、手代の徳兵衛レベルのようだ。

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文楽劇場シアタートーク

初日が待ち切れず、国立文楽劇場で開催された「文楽劇場シアタートーク」に行った。
第81回となるこのイベントだが、今回は25周年を記念して豪華版とか。
上演される新作「天変斯止嵐后晴(てんぺすとあらしのちはれ)」をテーマに、脚本・演出の山田庄一さん、作曲の文楽三味線の人間国宝、鶴沢清治さんらを迎え、対談や演奏で、多角的に作品の魅力を語るものだ。司会は産経新聞社の亀岡典子氏。
初日より一週間早く、オーバチュアが聞け、主演のプロスぺロー、ミランダ、ファーディナンドの三体の人形拵えが見られた。もちろんそれぞれを使われる、玉女さん、勘十郎さん、和生さんも対談に参加された。

ネタばれになるので、内容は記さないが、面白いエピソードがひとつ。勘十郎さんと和生さんは、昨日ロシアから帰ってこられたのだが、東京上空で嵐に巻き込まれ、飛行機が成田と羽田、どちらに着陸できるか右往左往し生きた心地がしなかったとか。嵐はこわいもんと貴重な体験をなさったようだ。
かなり、シェイクスピア劇を意識した一般的な演劇と同じような演出もあるとか。

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2009年7月10日 (金)

京都学「前衛都市・モダニズムの京都」18951930 in 京都国立近代美術館・ダンディズムとエスプリに目をみはろう。

鳥居

京都新聞は、前身である「日出新聞」から数えて、今年は創刊130周年を迎える。これを記念して、京都国立近代美術館の建つ岡崎の地で、1895(明治28)年に開催された第四回内国勧業博覧会前後の、近代京都の気運を、同美術館所蔵の貴重な資料や前衛的な作品を中心とした展覧会が開催されている。金曜日は夜間もオープンしているので滑り込んだ。

平安神宮

なかでも、「平安遷都1100年記念祭」のシンボルとして、伊東忠太氏が設計した平安神宮に関わる設計図書、造営中の写真、博覧会開催中のグッズ、竹内栖鳳の絵画まで揃えた展示が感動的だ。
伊東自身の洒落た立ち姿が立面図や断面図に添えられ、モジュロールとなっているだけでなく、図面からダンディズムとエスプリが香り立つ。偉大なだけでなく、時代と寄り添って生きながら時空を超えて遊ぶ自由なマインドに目が潤む。肩が震えしばし立ち尽くす。
東山の祇園閣の写真も展示され、新築当時、東山の景観を破壊すると賛否両論あったと記されていた。これらのアーツを見た後は、東山を逍遥したくならない人はいないであろう。人生を消費しつくした者はセンチメンタリティをなだめながら、まだ時間が残されている者はひとかけらのファイティングスピリットをかきたてながら歩きたまえ。
お江戸の方は、戻られたら築地本願寺、大蔵集古館や震災祈念堂にどうぞ。

さて、うれしかったのが、博覧会のおみやげの平安神宮の立版古(たてばんこ)。欲しい〜。復刻して欲しいな!
仕上げは、弁士&生演奏付きで、大正時代の牧野省三氏作の無声映画でタイムトリップ。

立版古;幕末から大正中頃にかけて流行した、和紙で摺られたパーツを切り抜き立体的に組み立てる遊び。ペーパークラフト建築。

>袖ふれあうもさま
京都国立博物館で、「どっこも行かれへん」とつぶやいておられた技芸天さんと毘首羯磨さんの木型が展示されてました。近場でも出かけられてよかったです。

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2009年7月 9日 (木)

サントリー天然水のおまけにSOU・SOUのミニてぬぐい

サントリーの天然水にSOU-SOU<br />
 のミニてぬぐい
かわいいのでつい買ってしまった。豆ぐいより大きく、ちゃんと使える。全部で8種類ある。ペットボトル柄と雪解け水柄がオリジナリティーがあっていい感じ。折って楽しむ方法を書いたカードも入っている。

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2009年7月 8日 (水)

おとみの妄想劇場

「NINAGAWA十二夜」の同じキャスト、衣装と装置で「本朝廿四孝」の上演希望

昨年の芸術祭十月大歌舞伎で、「十種香」の武田勝頼を尾上菊之助丈が演じられた。十二夜の斯波主膳之助は、武田勝頼の拵えだ。
以下は、おとみの妄想劇場で本朝廿四孝のうち武田家バージョン。この演目は、十種香と狐火以外、ほとんど上演されることはなく、平成17年3月国立劇場で、花形若手歌舞伎公演通し狂言『本朝廿四孝』で、勝頼切腹と道行似合の女夫丸が上演されている。平成17年11月には国立文楽劇場で、本当の通し狂言として演じられた。和田別所化性屋敷の段は超チャリ場で、捕り方の村上義清が狐に騙されてぼこぼこにされる。
本朝廿四孝と相似になっていると想像すると楽しい。喪に服する登場、後ろ姿を鏡で見せてきっちり韻を踏んでいる。

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2009年7月 7日 (火)

桂米朝一門会 in 京都四条南座

桂米朝一門会 in <br />
 京都四条南座桂米朝一門会 in <br />
 京都四条南座
寄席だが、馴染みのある南座だと怖くない。毎年七月七日恒例の米朝一門会に初めて聞きに行ってみた。
今年は七夕さんが十五夜で、星と月がいっぺんに見られますな。きらめくスターさんと満月のええ夜でした。

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2009年7月 6日 (月)

45万ヒット通過御礼!リクエストエントリ承ります!

(7月6日初稿)
風知草、恒例行事です。6日(月)の夜、45万ヒットしそうです。→
つきましては、以下のとおり、リクエストエントリ募集要綱をあげておきますので、そんなんいらんとおっしゃらず、キリ番踏まれた方にリクエストエントリを作成させていただきますので、よろしくお願い致します。(*´v゚*)ゞo(_ _)oペコッ
45万はこの要綱により実施し、50万から要綱を改正し、趣向を変えて実施を検討しています。

(7月7日更新)
6日(月)夜ねらいで、御訪問いただいた皆様ありがとうございました。6日(月)午後6時30分から7時頃通過したようです。まだ、キリ番を踏まれたとご報告がありませんが、自己申告ですのでお待ちしています。もし、お申し出がございませんときには、こちらからお声かけさせていただくかもしれません。その際にはよろしくお願いします。
皆様には、これまでの御来訪の一つ一つに深く感謝致します。

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2009年7月 5日 (日)

NINAGAWA十二夜 in 大阪松竹座初日

十二夜夜景

初日を迎えた大阪松竹座『NINAGAWA十二夜』凱旋公演。マチネを観劇。
戯曲:W.シェイクスピア、脚本:今井豊茂、演出:蜷川幸雄
キャスト
斯波主膳之助・獅子丸実は琵琶姫/尾上 菊之助、織笛姫/中村時蔵、右大弁安藤英竹/中村翫雀、大篠左大臣/中村錦之助、麻阿/市川 亀治郎、役人頭嵯應覚兵衛/  坂東亀三郎、従者久利男/尾上松也、海斗鳰兵衛/河原崎権十郎、従者幡太/坂東秀調、比叡庵五郎/市川團蔵、舟長磯右衛門、市川 段四郎、左大弁洞院鐘道/市川左團次、丸尾坊太夫・捨助/尾上菊五郎

2005年歌舞伎座、2007年歌舞伎座と博多座、そして2009年LONDON、新橋演舞場、大阪松竹座と再演を重ねてより洗練されたNINAGAWA十二夜がとうとう大阪へ…。キャストも不動の菊五郎劇団を中心とする十二夜カンパニー。大阪初日とはいえ、先週新橋で大変な盛り上がりで千秋楽を迎えたばかりのため、一座にとっては中日の折り返し点か。
皆さんが書いておられるように3幕18場から2幕15場に集約され上演時間も4時間を超えていたものが3時間35分になっている。ああだこうだの冗長な場面が刈り込まれているようだ。
カンパニーの結束が固くなったこと、4年の間にそれぞれ心技が磨かれたことなどが相乗効果となって感動的なエンタテイメントが完成していた。

何より菊之助丈、斯波主膳之助がきりっと立派に…、ほれぼれするような美丈夫ぶり。獅子丸実は琵琶姫の娘心の切々とした表出がますます瑞々しく、日本一の美女ぶり。
短くなったとはいえ二幕冒頭の舞姿に、やはり泣ける。原作でもオーシーノ侯爵に女の真実の恋とはと訴えるクライマックスだが、麗しい菊之助丈の華やかなお小姓姿に、見ているだけでありがた涙でうるうるになる。迦陵頻伽の声か天上の音楽か紛うお声に前後不覚となった。
2007年に腰をぬかさせていただいたCGアニメ風に、女性と男性の間を自在のスピードと配分率で行き来する危ないテクニックはあまり誇示なさらなかったが、知らず女性が出てはっと気づくところ、女性であることがばれそうになり泣きそうになるところは、意識なさってか、分かり易く演じておられた。
世界広しといえども、歌舞伎の兼ねる役者尾上菊之助以外にヴァイオラとセバスチャンを完璧に演じ、双方で男女からためいきを取れる役者さんがおられようか。
英国演劇界は、世界にワンアンドオンリーの菊之助丈に震撼せよ。英国演劇界は、「十二夜」ひと演目のためだけでも、女形さんの復活を検討しないと、シェイクスピアの国の名を返上しなければならないぞ。
初演の感想はこちら、再演はこちら

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2009年7月 4日 (土)

40万ヒット記念リクエストエントリ・洋館で小噺 in 京都国立博物館

Photo_240万ヒット記念リクエストということで,袖ふれあうもさまより,洋館で小噺というお題を頂戴しました。寄席に行ったことありませ〜ん。ま、硬く考えずうちわで…。

京都市東山区東山七条の京都国立博物館は、5月11日から7月13日まで、平常展示館建て替え工事に伴い休館中である。休館中の6月6日に特別展示室でバロックコンサートがあった。無人の博物館で写真撮り放題というおいしい余禄付きのイベントだったが、情報収集力の差でチケット争奪戦に完敗(涙)。見事、コンサートに行かれたどら猫さまからお写真を借用させていただいている。ありがとうございました。

休館中の京都国立博物館で、技芸天と毘首羯磨の会話

技芸天(ぎげいてん)
ひまぁ━ヽ(;´Д`ヽ)━……‥ ‥ヽ(  ̄○)ゞ。o○ファァ~~♪ 。美術館は休みで閑古鳥。奈良の踊る三美少年ユニットは、東京ツアーで大ブレイクして、今度は大宰府公演やて。それにしても、うちらはアーティストのはずやのに、100年以上なーんもしてないわ。
毘首羯磨(びしゅかつま)
この国の古都京都では、帝国美術館より偉いのが東山やで。「ふとん着て 寝たる姿や 東山」ちゅうことや。立ったらあかん。
技芸天(ぎげいてん)
ふーん、ほな寝てよ。これから毎週バロックコンサートあるし、博物館寄席が今年もあるんよ。あー、裏切りもん。今年はハイアットリージェンシー
ホテルでしはる。

技芸天:容姿端麗、器楽の技芸に優れ、技芸修達、福徳円満の神
毘首羯磨:帝釈天(たいしゃくてん)に仕える彫刻や建築を司る神
京都国立博物館:重要文化財。明治28年(1895)竣工。設計は片山東熊。
明治政府は文化財が集積する京都と奈良に洋風建築の帝国博物館を建設し、美術品の保全と展示を図った。正面のペディメント(三角破風)には、ギリシャ彫刻風の技芸天と毘首羯磨のレリーフが施されている。
正門の前から本館正面を眺めると、中央部の大屋根を挟むように、緩やかな稜線の二つの山が両翼部の背後に姿を現す。二人は寝ていなければならない。
07

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六月大歌舞伎 in 歌舞伎座・イッキ書き

歌舞伎座
六月大歌舞伎のラインアップと配役は全天候勝負。クリームもスポンジもおいしいロールケーキ。どこからかじってもおいしい。昼の部は、上方の演目、夜の部はオール黙阿弥。役者も東西のバランス良く、全員がはまり役に当たり役。気後れ気味の田舎婆でものこのこ出かけた。
正札附根元草摺
中村魁春、尾上松緑
御免なさい。地方公演でよく見る朝一演目なのでさぼりました。
双蝶々曲輪日記 角力場
松本幸四郎、中村吉右衛門、市川染五郎、中村芝雀ほか
これも上方で歌舞伎及び文楽ともよく上演される。
芝雀丈の吾妻、お付きの吉之丞丈、歌江丈、宗之助丈が、さっと登場であっさり引っ込まれるのに驚く。これが歌舞伎座の贅沢だ。
吉右衛門丈の放駒?という気がするが幸四郎丈の濡髪と並べばええ感じ。見得はこれぞ錦絵。熱血少年と大人に見えるのが役者だ。
蝶の道行
中村梅玉、中村福助
衣装と装置が豪華でシュール。歌舞伎舞踊というより宝塚歌劇の日舞のショーのような感じだ。おそらく同時代の発想だろう。お似合いのカップルで、地獄の責苦と被虐が似合う舞踊家さんで見たい演目だ。
女殺油地獄
片岡仁左衛門、片岡秀太郎、片岡孝太郎、片岡千之助、中村梅玉、中村歌六、中村梅枝
一世一代の仁左衛門丈のことは早書きしてしまったので、全体をさっくりと。
開幕前の客席のびーんと張りつめた緊張感が歌舞伎座らしくて圧倒された。仁左丈が実年齢に近い方が良いというのは、個人の芸ではなく、相手役や家族との人間関係ということが分かる。
情理をわきまえた役が似合う役者に対する尊敬の念を封じ込めて、どないしょうもないあほんだら!わかっててもかわいいという気持ちをぶつける。そしてそれぞれの爆発の破壊力の総和がお芝居の総合力だ。ベストキャストと考えられるキャストだが、いつでもベストキャストだったはず。ただ、おとーちゃんはもっとぐちゃぐちゃで、おかんは鬼のように強く、兄は愚直、妹は純情が好きだ。

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2009年7月 3日 (金)

桜姫〜清玄阿闍梨改始於南米版 in シアターコクーン・最も輝いた者が主演だ

コクーン
6月28日(日)、マチネを拝見。
「桜姫〜清玄阿闍梨改始於南米版
(せいげんあじゃりあらためなおしなんべいばん)」
作:四世鶴屋南北、脚本:長塚圭史、演出:串田和美
キャスト
マリア(桜姫)/大竹しのぶ、セルゲイ(清玄)/白井晃、ゴンザレス(権助)/中村勘三郎、イヴァ(長浦)/秋山菜津子、ココージオ(残月)/古田新太、イルモ(入間)/佐藤誓、墓守・孤児院長他/笹野高史他
あらすじ
上流社会に生まれながら左手が開かない16歳の娘マリアは、ある事情で修道院に入ることを決意し、聖職者セルゲイのもとへやってきた。セルゲイが祈ると、開かなかったマリアの手が開き、中から宝玉の片割れが現れた。驚愕するセルゲイ。
セルゲイは、16年前、衆道の相手ジョゼと心中を図り、ジョゼだけを死なせ生き残ったのだった。以来、大きな十字架を背負い、高徳の師として信徒の尊敬を集めている。自分の持っている宝玉の片割れと一致する玉を持っているマリアは、ジョゼの生まれ変わりと知り、因果の輪廻におののく。
しかし、マリアはセルゲイの事情などどうでもよい。1年前の15歳の暴動の夜、レイプされ子まで孕ませられた男ゴンザレスが忘れられない。偶然、ゴンザレスと出会い、密通する現場を見咎められ、上流社会から放逐されてしまう。セルゲイは、密通の相手は自分と偽りの名乗りを上げ、その後を追う。
下層社会へゴンザレスを追うマリア、マリアを追うセルゲイ。セルゲイと共に下層社会に転落したココとイヴァの夫婦。
流転のマリアをめぐって、色欲と流血の巷を彷徨う人間たちの行き着く果ては…。
こんなおしばいでした
歌舞伎の「桜姫東文章」は、四世鶴屋南北の傑作で、1970年代の坂東玉三郎丈の当たり役で、近年も、玉三郎丈、福助丈で上演されている。タイトルロールの桜姫が内包する神性と魔性、姫詞とばらがき詞、立役の清玄と権助の二役による脆弱な聖人と強かな悪党と、役者の二面性の妙味と荒唐無稽なジェットコースタードラマを楽しむものだ。
今回の現代版は、脚本に長塚圭史、演出に串田和美、キャストに各カンパニーの座頭級というか主演級をずらりと並べた綺羅星の才能のコンプレックスだ。

見始めて直ぐ、これはこれは「桜姫東文章」のプロットだけを借りた長塚圭史さんの一筋縄ではゆかないえらいこっちゃのお芝居と気付いた。
江戸時代の日本を近代の南米に翻案するのが大成功。仏教からキリスト教に宗旨替えすることにより、「まいっか、何でもあり」で済ませていたことがとてつもない罪悪となる。衆道は日本の仏教界では常識?だがあちらでは神に背く大罪だ。あちらの人生はただ一度で生まれ変わりはない。ここが大切。自殺を禁じ、ましてや心中という文化もない。つまり、セルゲイ(清玄)の罪悪感と恐れが飛躍的に重くなり、視覚的にも重い十字架をいつも背負っているという滑稽な姿で登場することとなる。生まれ変わりはないキリスト教の前提で考えると、マリアがジョゼの生まれ変わりと考えるのは哀れな妄想だ。
この贖罪の苦悩が一気にセルゲイを主演に押し上げた。この豪華メンバーのなかにあっても、台詞まわしのクリアーさが群を抜き、物語の芯となっておられた。
桜姫の名はチェリーではなくマリア。聖母の名が、聖職者セルゲイが追い求める女というのも象徴的だ。生まれたときから手が開かないということが嘘か真か分からないという台詞が周到に仕組んである。16歳に見えるのがセルゲイの妄想ということを示すためにも、大竹しのぶさんでなければならない。なぜ墓守2も演じられたのか不明。前世とされるジョゼは人形を使用。読めてきたぞ!

さて、歌舞伎では権助となるゴンザレスが勘三郎丈。現代劇で色悪を演じるには、キャラクターが違われるのか、珍しく壊滅的苦戦。舞台全体まで壊しかねないところだったが、台詞が何を言っているのか分からないことが幸いし、主題から遠いところで回っておられた。
ココ&イヴァの古田&秋山のカップルは、欲望に忠実に悪の道を走ろうとするが、酷い社会を泳ぎ切れなかった滑稽で愛すべきキャラクター。いい感じだ。超デブの着ぐるみと人間マングースの演技が素敵。
もともと登場人物も多く、話が飛躍し、様々な要因が綯い交ぜのお芝居に、長塚さんの生きることは原罪的なマインドまで混ぜられたのだから、えらいことになって収集がつかなくなるところ、白井さん、頑張っておられました。

エンディングは原作と異なり、次月につながる伏線で終了。桜姫の物語はエンドレスで続く。

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2009年7月 2日 (木)

国立劇場公式頁に『天変斯止嵐后晴(てんぺすとあらしのちはれ)』特別連載開始

国立劇場公式に『天変斯止嵐后晴(てんぺすとあらしのちはれ)』特別連載開始
国立劇場の公式ページに,連載が始まっている。作者の抱負も掲載され,独立行政法人の肩入れが伺える。人形拵えも整ってきたようだ。こころなしか平幹二朗氏にしか見えない。
清治師匠「序曲である「第一景 暴風雨」は、六挺の三味線と新たに十七弦を加え、総勢七人が舞台正面に並んで、迫力ある演奏で冒頭の激しい嵐を表現します。」
床下の席を確保したのに,三味線は舞台上みたい…。(泣)そりゃ胴欲な,あんまりな。

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2009年7月 1日 (水)

みずほ銀行京都中央支店が急に気になった

みずほ銀行京都中央支店
三菱1号館を見てしまったので、これが気になって烏丸三条までひと走りしてきた。

2003年に外観が復元されたみずほ銀行京都中央支店
元の建築は,辰野・葛西建築事務所が設計し、清水組が施工した、明治時代を代表する「辰野式(赤レンガに白い石の横帯が特徴)」のレンガ造り2階建ての建物だった。現代の建築に辰野の衣装(意匠)をまとったレプリカ建築だが、精緻な外観は烏丸通と三条通の華となっている。もちろん銀行として使用されている。

設計 辰野・葛西建築事務所
所在地 京都府京都市中京区烏丸通三条南西角
竣工年 1906年
設計 辰野葛西建築事務所 増築部・清水組(田辺淳吉)
施工 清水組
竣工 明治39年(1906)

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珍しくチケット発売日の整理をしてみた

チケット発売日をサイドバーに記入しておられるブロガーさんも多いようだが、拙宅では初めての話題だ。
ロングランものは、いつでも見られるが、初日は、この日に技術とコンディションを整えられた者だけが立てる栄光のスタートラインだ。事前に配役が発表になっていても、習得が間に合わない俳優は客席だ(涙)。チケット争奪戦も厳しく、初日が観たければ観客も自助努力しかない。
 5日(日) 三響会、傾奇おどり     8月7日(金)京都四条南座
11日(土) 春のめざめ          9月5日(土)自由劇場 
12日(日) アイーダ           10月3日(土)四季劇場・海
15日(水) 坂東玉三郎舞踊公演   8月20日(木)、21日(金)
19日(日) ウェストサイド物語     9月21日(祝)福岡シティ劇場
25日(土) ウィキッド          10月11日(日)大阪四季劇場

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