天変斯止嵐后晴(てんぺすとあらしのちはれ)2度目・オーバチュアは3回目
何回聴いたら気が済むねんと突っ込みを入れられそうだが、25日に、二度目の拝聴の「天変斯止嵐后晴(てんぺすとあらしのちはれ)」。
オーバチュアだけで気温マイナス10度。涼感を通り越して寒い。六丁の三味線と十七弦の琴が、プロスペローの魔法を奏でる。清治さんは三味線のプロスペロー・魔術師だ。
そして、プロスペローの首は丞相。何べん見ても、平幹にしか見えない。似てるってもんでなく、本人より平幹らしい。この演目は平幹以外したらあかんということをわかっておられる制作者にブラボー。
エアリエルまで、蜷川テンペストと同じ拵えで宙を舞う。名前は「雲霧丸」にして欲しかったかな。
何より、文楽にあるまじき猛スピード。ミュージカルの域を超えてUSJのウイキッド並みの展開に、ジェットコースターに搭せてもろうている気分。賛否両論あるかと思うが、イメージどおりのファンタスティックな人形が遊び心を満足させてくれる。ジュエリー・ティモアさんのライオンキングのハクナ・マタタ、愛を感じての場面の、装置とも衣装ともつかない仕掛を思い出す。文楽にヒントを得られたのだから当然か。
せっかくの人形、このまま、夏夢のオーベロン、パック、妖精に遣い回せるし、ボトムのロバの首に付け変わるのも、きっと文楽向きだ。
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和楽
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