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2009年6月14日 (日)

朗読と音楽で綴る言の葉コンサート板東玉三郎が語る泉鏡花「天守物語」

泉鏡花の戯曲「天守物語」を歌舞伎の立女方、五代目板東玉三郎の朗読と、籐舎名生の笛で綴るコンサート
出演:板東玉三郎 籐舎名生
平成21年6月13日(土)15:00

朗読の前に、お話が…。鏡花文学の表現者として、生涯をかけているとの心意気を語られた。
エンタメとしての朗読はあまり感情移入してはいけないそうだが、自ら演じた戯曲なので、つい、気が入ってしまうとか。
実は天守物語は荒唐無稽で、話は飛躍するしバイオレンスとエロティシズムにみちみちて、大正6年にこの作品が存在するという事が奇跡のようだ。
普通の上演なら視覚で分かるが、朗読だと理解不能になるのが、近江丞桃六という工人が出てきてハッピーエンドとなるところだ。工人桃六は、天守に鎮座する獅子頭と、富姫が生前身に付けていた三輪牡丹高彫のさし櫛の作者であり、名工が超人的な力を持つことがポイントらしい。
ずいぶん、説明するのに焦っておられた。せっかちな方なので、一生懸命伝えなければと思っておられるピュアなところが、立女形の風格とミスマッチでお可愛い。
紋付き袴は墨色、朗読時はふちなしの眼鏡が優しい感じ。舞台上に錦糸の打ち掛けと、もこもこの雲を表す綿(やっぱ綿の山にしか見えないんだけどぉ)。 リーディングは、図書之介をかなり(。・ω・。)sweat01アセアセ、桃六を慈愛深く、修理はゆっくり一生懸命語っておられた。

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演劇」カテゴリの記事

コメント

>hitomiさま
お弟子さんとなさった拵え付き版もありましたが、どうやら、藤舎先生とのジョイントが決定版なのでしょうか。公演地の選択はどのような基準なのでしょう。ワタクシは調布で拝聴しました。大和郡山は良い城下町でした。

投稿: とみ | 2009年6月16日 (火) 20時41分

言の葉コンサートは数年前、隣の市まで拝見に行きました。贅沢な時間です。鏡花さまの使徒ですね。

投稿: hitomi | 2009年6月16日 (火) 18時24分

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» 坂東玉三郎のアマテラスと天守物語の朗読 [猫と薔薇、演劇、旅ファン]
坂東玉三郎  昨年は太鼓とのコラボの「アマテラス」と泉鏡花作品を鑑賞出来た。 アマテラスでは歌舞伎ではなかなか出来ないカーテンコールがありとても楽しそうな 玉三郎のお顔を拝見。鏡花作品では未見の「山吹」等興味深い物語が上演された。 私が頼りにしている「六条亭の東屋」様のおかげで挫折していた原作もやっと一冊 読めました。  天守物語は映画にもなり何回も舞台化されているが昨年、桜の頃、春日井で扮装無しの 朗読会があった。 舞台は天守の..... [続きを読む]

受信: 2009年6月16日 (火) 18時27分

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