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2009年6月16日 (火)

二条陣屋と神泉苑

京都のまちなかは歩きながらマインドだけでも遊べる。
京都市中京区の地下鉄二条城前駅界わいも,元離宮二条城以外に見所が一杯ある。平安の都,戦国の世,幕末と重層的な歴史が醸し出す明るいながら落ち着いた佇まいを呈している。
二条陣屋と神泉苑
写真は、平成21年5月から3年間の予定で,修繕工事のため一般公開を中止している重要文化財の二条陣屋。 
二条陣屋は京都、二条城の城下にあって、江戸時代後期の豪商の邸宅として、隋を凝らした意匠と身の安全を図るための防衛建築が見られる。代々、小川家の住宅であり,現住民家では全国で2番目に国の重要文化財に指定されている。表の構えは一般的な高塀造の町家だが,奥は深い。

二条陣屋と神泉苑
神泉苑は、平安京の大内裏の南東隣りに位置し,八町の規模を有する苑池であり、禁苑とされていた。 苑内には、大池、泉、小川、小山、森林などの自然を取り込んだ大規模な庭園が造られ、敷地の北部には,広壮な宮殿が営まれていた。
ここで有名なエピソードは、空海の雨乞いだ。天長元年(824年)に勅命により,西寺の守敏と東寺の空海が祈雨の法を競い、空海が勝ったことから以後東寺の支配下に入るようになったという。このとき空海が呼び寄せられたのが,北印度の無熱池の善女龍王で,これ以降,お住まいとか。

また,この界わいは、濃やかな佇まいを呈する町家群も健在で,町家を活用したオフィス,現代的なセンスにあふれるカフェやリストランテも進出し,実際に遊べる。堀川通を少し上がれば水辺空間が再生されている。
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コメント

>風の三郎さま
通りを入るとまちなかとは思えない静けさだったりします。目的を持って歩いてよし、ただの通りすがりもよろし。

投稿: とみ | 2009年6月18日 (木) 13時34分

二条城の陰になってるけど、いい雰囲気の残っているところです。御池通も狭いし・・?可愛い小さな町家もあったり・・。滞在型ツアーが発展するといいですね。京都の奥の深さは汲んでも尽きないものがありますよね。

投稿: 風の三郎 | 2009年6月18日 (木) 12時22分

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