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2009年6月

2009年6月29日 (月)

安藤忠雄氏の俄(にわか)

にわか
京都の建築もちゃんとみてます
京都市中京区富小路通三条上る「俄(にわか)」
安藤忠雄氏が手がけた「俄」は、外壁はコンクリート打ち放し,アルキャスト葺き。切妻平入りの屋根や軒庇,すだれを意識したルーバーなど,現代的な建築材料を用いながらも,伝統的な日本の建築のエレメントを採用。
歴史的な街並みを継承する京都という都市の記憶を現代に表出させ、未来へ継承する建築である。
「俄」は,カルティエやブルガリと並ぶセレブ御用達の人気のジュエリーショップで,本社機能をこのビルに移転した。従前は北山通の高松伸氏の作品を本社屋だった。
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復元なった三菱1号館

三菱
ささやかな東京旅行の終りに復元された赤レンガオフィス…
三菱1号館は明治27年、英国人建築家ジョサイア・コンドル(旧岩崎邸やニコライ堂等)の設計で、丸の内初の近代オフィスビルとして完成した。赤い煉瓦造りの優美な建築は、次々と建設され、あたりは「一丁倫敦」と呼ばれ、親しまれたとか。
これらの建物は、関東大震災やや戦火に耐えたが、高度経済成長の波に飲み込まれ、建て替えられていった。最後に残った1号館も昭和43年に姿を消した。
来春の丸の内パークビルディングのグランドオープンを前に、外観と中庭からの姿が見られる。現代の技術と熟練の職人さんの技との融合によるレンガの割り付けだけでも2年かかった手間暇をかけた取り組みだ。
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小笠原伯爵邸を活用したレストラン

小笠原伯爵邸を活用したレストラン
小笠原騒動のお殿様の子孫の旧宅!
都営大江戸線若松河田駅上の旧小笠原伯爵邸を活用した豪華なレストラン。オフィスや駅を活用したものと異なり落ち着いた雰囲気とプライベート感がいい。

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2009年6月28日 (日)

東京国立近代美術館工芸館でアール・ヌーボーの工芸展

東京国立近代美術館工芸館でアール・ヌーボーの工芸展
1910年、陸軍技師田村鎮の設計による旧近衛師団指令部を活用したミュージアム。写真の印象より小ぶりで、装飾の密度が高い。
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柳宗悦の日本民藝館

柳宗悦の民芸博物館写真
日本民藝館は、民芸の美の認識の普及と新しい生活工芸の振興を目指す民芸運動の拠点として、柳宗悦を中心とする同志によって1936年に開館した。
向いの柳宗悦の旧宅で栃木から明治初期の石屋根の長屋門が移設されている。
今日の展示は欧州の椅子が中心だ。
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旧前田侯爵家を訪ねて駒場へ

旧前田侯爵家駒場本邸
旧前田侯爵家駒場本邸
旧前田侯爵家駒場本邸
旧加賀百万石前田家の第16代当主の本邸として1929年に、東京帝国大学教授塚本靖と技師高橋禎太郎が設計し、駒場の田園の野趣を活かしたチューダー様式を取り入れている。
この年代だけに流行したスクラッチタイルが重厚な雰囲気を漂わせている。
駒場公園も洋館も殆ど無人。深い緑に抱かれた空間は異次元界のよう。
目指す建築物が視界に入った瞬間の感動は、昨日のコルビュジェ展からずっと続いている。
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六月大歌舞伎 in 歌舞伎座夜の部千穐楽・高麗屋の金太郎ちゃん初舞台よくがんばりました

夜の部
夜の部

栴檀は双葉よりかんばし。
4歳ながら、本当に涼しい容姿に恵まれ、きまりの形も美しく、拍子もきっちり踏めるし、毛振りもちゃんと回しておられた。歌舞伎俳優として大成していただきたいが、歌って踊ってお芝居のできるミュージカルスターさんとして早くから活躍していただきたいな。

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2009年6月27日 (土)

六月大歌舞伎 in 歌舞伎座昼の部千穐楽・一世一代の与兵衛は揚幕の彼方へ

六月大歌舞伎 in <br />
 歌舞伎座昼の部油店

歌舞伎座の観客たちの熱気が違った。この狂言だけご覧になる方も多かったようだ。

近松門左衛門作「女殺油地獄」は、昭和37年夏、20歳の片岡孝夫丈をブレイクさせた演目であるだけでなく、物語の陰惨さから、頻繁には上演されなかった同作品を、原作者の想定を凌駕する表現者を得て約300年ぶりにメジャー化されたのだった。
そして、平成21年、現在の歌舞伎座の最後の年の夏、片岡仁左衛門丈が一世一代と銘うって25日間の舞台を務められ、今日が千穐楽だった。
エロスとバイオレンスのエネルギーを、色白で端正でつっころばしに類型化される若者が暴発させる新鮮さだったのだろうか。元禄の上方の拝金主義と成熟社会の歪が、来たる時代を予感させたのだろうか。その時代に驚かされる側の大人でなかったことが残念でならない。
ものごころついたときには、甘えたでちゃらんぽらんで依存心が強く、根拠のないプライドが異常に高く、責任転嫁の権化みたいな大坂のこぼんちゃんがおられた。また、小奇麗な若者なぶりを楽しんでいながら、親切心からと自己欺瞞と独善に満ちた大坂の若ごりょんさんもセットだ。次世代の方に、同じキャラクターを継承していただきたいという要請もあるだろうが、演劇は生き物。違うててもええんとちゃうとうちは思う。

本日の仁左様は、殺しの場で鬼気迫る嗜虐の狂気を精魂込めて演じておられ、観客と一体となって最高の演劇的カタルシスに持っていかれた。観客も45年分の拍手をしていたのだった。
定式幕が引かれ、与兵衛が花道を引っ込んだ後も観客の拍手は鳴り止まず、もう一度幕が開き、お吉さんが惨殺されたままの舞台を見せて幕。10分間くらい拍手は鳴り止まなかったが、再登場はなかった。殺人現場に犯人は戻ることはない。
(物語は、実は殺人現場に舞い戻り、ぬけぬけとお吉の葬儀に参列してお縄になり獄門にかけられるとか。)

平坦だけではなかった前半生をかけて、与兵衛で同時代人を楽しませていただいて本当にありがとうございました。けど、仁左様は与兵衛だけちゃうねんでー。
昼の部のラストにしはったんも、ちゃーんと訳有りと考えられる。夜の部のラストやったら一晩中泣かんならん。

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ル・コルビュジェと国立西洋美術館

ル・コルビュジェと国立西洋美術館
ル・コルビュジェと国立西洋美術館
ル・コルビュジェと国立西洋美術館
常設展は五十周年記念特別展示でコルビュジェとミュージアムに関する資料が展示されている。
モダニズム建築の精華に触れると、心地よさに脳内活性化が起きる。
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2009年6月25日 (木)

ウェストサイド物語は博多へ

スケジュール
旅の一行の最終目的地が決まったようだ。地元や大陸、半島出身の若いプレイヤーの登場が期待される。
演技者として旬のときに、ウェストサイドがあるなしでは人生は変わってしまうと、かねてから自説を唱えているが、多くの方の出演と応援があればいいな。
キャッツかウェストサイドか、考えてしまう。

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2009年6月24日 (水)

文楽若手会 in 国立文楽劇場

文楽若手会21日(日)に駆け込み鑑賞。
今年の主要メンバーは下記のとおり
ワタクシ的には,喜怒哀楽が半端でない軍記もの,戦記ものが好きで,掃射砲のような三味線と絶叫に近い大夫さんの組み合わせに萌えるタイプである。
お目当ては,始大夫さん&清志郎さんの熊谷陣屋の後だった。
終わってみればみんーんな良かっためでたしめでたしというのも折込済み。でも良かった。
それでは話にならないので気のついた点を少し。杵造や弥陀六のような薄着の人形は重い人形に比べ形が取りにくい。左遣いさんとの連携がとても大事と気がついた。いつも気がつかないということもまたすごい。団子売の床は,ほんわかハッピーに,夫婦は嫁主導がいいように思う。人形もそのように思う。
熊谷は見せ場の「物語」に入る前に「今から見せ場やで」というクレッシェンドが欲しかったところ。相模は,昨年,簑助さんの絶品ものを至近距離で見た記憶が残っているので,おとなしめに感じた。
新口村は,二週間前に鑑賞教室で拝見したこと,熊谷で気合入れすぎたことが災いし,気がついたら「目隠しからご対面」になっていた。清治師匠の後は落ちるというセオリーが,お弟子さんに引き継がれているのは喜ばしいが,申し訳ないやら残念やら。

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2009年6月23日 (火)

愛を読むひと

Photo原題:The Reader
監督:スティーブン・ダルドリー
製作:アンソニー・ミンゲラ、シドニー・ポラック
製作総指揮:ボブ・ワインスタイン、ハーベイ・ワインスタイン
原作:ベルンハルト・シュリンク
脚本:デビッド・ヘア
撮影:クリス・メンゲス、ロジャー・ディーキンス
美術:ブリジット・ブロシュ
編集:クレア・シンプソン
音楽:ニコ・ムーリー
キャスト:ケイト・ウィンスレット、レイフ・ファインズ、デヴィッド・クロス、レナ・オリン、アレクサンドラ・マリア・ララ、ブルーノ・ガンツ他
おはなし
1958年のドイツ。厳格な家庭に育ちギムナジウムに通う15歳の少年マイケルは、36歳の市電の車掌ハンナと出会う。ハンナに惹かれ毎日彼女のアパートに通うようになったマイケルに、ハンナは小説の朗読を命じる。
しかし、その関係は突然のハンナの失踪により一夏で終わった。
1966年、法科の学生になったマイケルは、傍聴した裁判で、ナチ親衛隊の戦争犯罪人として被告席に座るハンナを見つけた。ハンナはアウシュビッツ収容所の看守の責任者として無期懲役の判決を受けようとしていたが、量刑が格段に軽くなるある秘密をかたくなに守ろうとしていた。初めてハンナの真実を知ったマイケルは…。

第81回アカデミー賞でケイト・ウィンスレット氏が主演女優賞を受賞。ベルンハルト・シュリンクのベストセラー小説「朗読者」を、「めぐりあう時間たち」の監督&脚本家コンビが映画化。およそ40年、生涯を賭けた壮絶で静謐な愛の誕生から終焉までを、レイフ・ファインズ氏が演じる実年のマイケルが、過去を振り返る形で物語は進む。
少年が謎めいた年上の女性に性の手ほどきを受け、恋の喜びと苦しみを知る。ハンナが作った朗読の後、体を重ねるという約束も二人だけの愛の儀式のはずだった。少年の夢中ぶりに心が温かくなる。
ケイト・ウインスレット氏は頑なで生真面目で融通がきかなく痛ましいほどの孤独な女を演じる。年齢にふさわしい肉置きが悲しくも美しい。ピュアな少年マイケルと、無期懲役と引き替えても守らなければならない女のプライドを理解する青年マイケルを演じるデヴィッド・クロス氏も、只の美青年ではなく気を吐いておられた。
毅然としたハンナに打たれ、秘密を守るという選択をするマイケル。これだけでも手ぬぐい1本分の泪だが、マイケルは、生涯、刑務所の彼女に朗読テープを送り続ける。長い長い愛の物語の果てのエピローグは、決してハッピーエンドとは言えないものであったが、少年の日の一夏の恋を生涯の恋としたナイーブな男と不器用で自己に厳しい女との絆は、ある意味愛の完成と言えるかもしれない(涙)。
ネタばれになるので書かないが、朗読を通じて心が通い合う数々の場面は、手ぬぐい2本分泣ける。戦争犯罪人を裁く法の規範とドイツの戦犯裁判の有り様や量刑が学習不足で分からなかったことを恥とし、原作を読むこととしよう。

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2009年6月22日 (月)

図書館で借りた本0621

図書館で借りた本0621
□一葉からはじめる東京町歩き 坂崎重盛
□鏡花と怪異 田中貴子
□21世紀を憂える戯曲集 野田秀樹
□東京建築ガイドマップ 倉片俊輔、齋藤理
□東京古き良き西洋館へ
□深尾くれない 宇江佐真理
□大川わたり 山本一力
□シラノ・ド・ベルジュラック E.ロスタン
□恐怖特急 阿刀田高選
□名短編、さらにあり 北村薫・宮部みゆき編

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2009年6月21日 (日)

細川ガラシャ夫人ゆかりの地を訪ねて・上村吉弥丈主演の新作歌舞伎成功祈願

細川ガラシャ夫人ゆかりの地を訪ねて
関ケ原合戦の直前、石田三成は、徳川家康方についた諸大名の妻子を人質に取ろうとした。細川忠興夫人・ガラシャは要求を拒み、家臣に胸を突かせて壮絶な最期を遂げた。大坂城の南、細川越中守屋敷があった場所が玉造で、そのときの戦火にも唯一残ったのが、この「越中井」である。
ガラシャ夫人は、明智光秀の娘で、逆臣の子として不遇の前半生をおくり、後にキリスト教の洗礼を受けた。
散りぬべき 時知りてこそ 世の中の 花は花なれ 人も人なれ
昭和に建立された辞世の句とされる石碑がある。

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パパ、I LOVE YOU! by 加藤健一事務所 in 京都

Image2加藤健一事務所の京都公演も外せない。大阪から京都に走って戻った。今月はなんでこんなことになってしまったのか。
作:レイ・クーニー、訳:小田島雄志、小田島恒志
演出:加藤健一
美術:石井強司、照明:五十嵐正夫、音響:松本昭、衣裳:加納豊美、ヘアメイク:馮啓孝、演出助手:高須誠、舞台監督:鈴木政憲
キャスト
デーヴィッド・モーティマー医師/加藤健一
ヒューバート・ボニ―医師/村田雄浩
ジェーン・テート/ 日下由美、レズリー/加藤義宗、ローズマリー・モーティマー/一柳みる(昴)、サー・ウィロビー・ドレーク/山野史人(青年座)、警官/福島勝美(道学先生)、ヒューバートの母親かんのひとみ(道学先生)、ビル/石坂史朗、マイク・コノリー医師/坂本岳大、婦長/枝元萌(ハイリンド)、看護士/SHOWTA.(ショウタ)
おはなし
舞台は、ロンドン、セント・アンドルーズ病院の医師談話室。神経科の医師モーティマーは、世界各国から200人の神経科医が集結する大イベント、ポンソンビー記念講演をする栄誉に恵まれ、草稿の最終チェック中だ。緊張でカリカリしていたところへ、突如、以前この病院で看護婦をしていたジェーンが現れた。ジェーンとデーヴィッドは19年前不倫の仲だったが、突然音信不通になっていたのだった。実は、当年18歳になる倅レズリーがいて、誕生日に父親が生きていることを知らせたところ、荒れ狂って飲酒運転の挙句、病院に乗り込んできたというのだ。あわててその場を取り繕うとするデービッドの口から出まかせが、冴えない中年独身医師のヒューバート、デーヴィッドの妻、尊大な理事長ドレーク、高齢の入院患者ビル、可笑しな医師や看護士、生真面目な警官たちを巻き込んで、大騒動となる。講演は無事始まるのか?父子の対面は実現するのか?
こんなおしばいでした
加藤健一事務所の当たり狂言の15年ぶりの再演。存在感抜群の村田さんを親友ヒューバートに迎え、身体能力が高く、芸達者が揃ったノンストップ、抱腹絶倒、爆笑の渦に観客を叩きこむ古典的なコメディだ。見どころだらけで何が一番おかしかったか、もうわけわからないが、加藤健一さんの実の子息である加藤義宗さんが、感情の起伏がジェットコースターのようなぶち切れパンク少年を演じ、父子ご対面なるかのシチュエーションがポイントだ。
「若いころのデーヴィッドに似て感情の起伏が激しいわ。」、「こんな4頭身が俺の父親であるはずない!」等椅子からころげ落ちそうな台詞も…。
加藤さん好みの、ハートウオーミングヒューマンコメディだが、いつもより過激でハイテンション、ハイスピード、ハイリスクなドタバタで笑って笑って元気になれる!

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2009年6月20日 (土)

義経千本桜・すしや by 片岡我當一門 in 大阪市中央公会堂

大阪市中央公会堂(<br />
 中之島公会堂)<br />
 ですし屋
大阪市中央公会堂(<br />
 中之島公会堂)<br />
 ですし屋
旧中之島公会堂・1918年竣工。当時はまだ珍しい指名コンペを勝ち取った若干29歳の岡田信一郎の作品だ。岡田信一郎は歌舞伎座の設計書でもある。資金を寄付したのは株の仲買商だった岩本栄之助。
しかし、1970年代には中之島一帯が再開発されてしまいそうな危機もあった。あれこれあって、保存が決定したのは1988年。この時にも多くの市民から寄付が集まった。やるときはやる、大阪の文化の象徴だ。

今日は90年の歴史で初めての歌舞伎上演とか。それが片岡我當一門の鑑賞教室というのはこの上なく嬉しい。
床が、文楽の床と似た位置にあり↑、残響時間が長く、普通の歌舞伎上演と異なった音の指向性が感じられた。

心の準備があったので、今日は動転しなかったが、上村吉太朗ちゃんは、六代君と権太伜善太郎で、弥助役の吉弥丈の若君だ。もう、公演も終盤なので、落ち着いてました。
さて、絵にあるような殿御の吉弥丈は、本当にたよりなさげな上方の優男で、リアリティーと情愛の松嶋屋のすしやの華だった。要するに、「なにがなんでも弥助実は平維盛卿を助けよう。」という人々が繰り広げるヒューマンドラマが主筋だ。何回も見ているのに、今日、やっとわかった次第である。維盛を助けたいという一心がどうして見えにくくなるのかな。これを表現できる我當丈にますます尊敬の念を強めた。
近江之丞桃六…。どないしょー。

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2009年6月19日 (金)

ウェストサイド物語 in 奈良

ウェストサイド物語 in <br />
 奈良
ウェストサイド物語 in <br />
 奈良
京都コンサートホールの兄貴のような磯崎新の作品のなら100年ホールでの公演。待ち続けたこのキャストだ。ホールはオペラハウス並みだが、福井さんの美声はこんなホールでこそ、その真価を発揮する。

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2009年6月18日 (木)

奈良町の十輪院

奈良町の十輪院
奈良町の十輪院
重要文化財の奈良町らしい寺院だ。蓮がよく似合う。

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奈良国立博物館の麗姿

奈良国立博物館の麗姿奈良国立博物館の麗姿
京博の弟のような片山東熊の作品。この建物は重文で、国宝の仏像が多数展示されている。
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桔梗とにゃんこを訪ねて奈良町へ

桔梗とにゃんこを訪ねて奈良町へ
桔梗とにゃんこを訪ねて奈良町へ
奈良町にある世界遺産元興寺は、千余年前の赤瓦と桔梗で有名だ。桔梗は二分咲きだがすずやかな色彩で石仏を彩る。
奈良町(にゃらまち)にゃんこを探して出発。茶トラとアメショがいたらいいな。
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2009年6月17日 (水)

お買いもの中毒な私!

Photo原題:Confessions of a Shopaholic
監督: P・J・ホーガン
製作:ジェリー・ブラッカイマー
原作:ソフィー・キンセラ
衣装:パトリシア・フィールド
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード
キャスト
アイラ・フィッシャー、ヒュー・ダンシー、ジョーン・キューザック、ジョン・グッドマン、ジョン・リスゴー、クリスティン・スコット・トーマス、レスリー・ビブ他
おはなし
ニューヨーク。レベッカは、地味な園芸雑誌の編集部で退屈な毎日を送る25歳。一流ファッション誌の記者を夢見ては衝動買いに走る暮らしをダブルのピンチが襲う。雑誌の廃刊で失業したうえ、クレジットの返済も滞って追われる身に。ところが、ひょんなハプニングから経済誌の編集部に採用されてしまい、あろうことか記事が評価され、人気コラムニストになってしまった。

ソフィー・キンセラのベストセラー小説を、P・J・ホーガンが映画化。お買いもの中毒のヒロインが繰り広げる騒動と恋の行方を描く。『プラダを着た悪魔』のスタイリスト、パトリシア・フィールドがセレクトした衣装が見どころ。
映画のつくりは想像はついたが、女性にはこういう娯楽映画が必要だ。お買いもののスリリングな駆け引き、緊張感と葛藤は他の何ものにも代えがたい。
買い物依存症を克服する集会には笑えた。ニューヨーク女性の上昇志向に喝采を送ってすっきり。レイディーズデイに見るのに相応しいムービーだ。1,000円で、ハッピーになれて、何十万円の衝動買いにブレーキがかかったら儲けもの!
ラッキーアイテムは、ブロンドにもブルーネットにも映えるグリーンスカーフ!実は持ってるんだな。

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2009年6月16日 (火)

二条陣屋と神泉苑

京都のまちなかは歩きながらマインドだけでも遊べる。
京都市中京区の地下鉄二条城前駅界わいも,元離宮二条城以外に見所が一杯ある。平安の都,戦国の世,幕末と重層的な歴史が醸し出す明るいながら落ち着いた佇まいを呈している。
二条陣屋と神泉苑
写真は、平成21年5月から3年間の予定で,修繕工事のため一般公開を中止している重要文化財の二条陣屋。 
二条陣屋は京都、二条城の城下にあって、江戸時代後期の豪商の邸宅として、隋を凝らした意匠と身の安全を図るための防衛建築が見られる。代々、小川家の住宅であり,現住民家では全国で2番目に国の重要文化財に指定されている。表の構えは一般的な高塀造の町家だが,奥は深い。

二条陣屋と神泉苑
神泉苑は、平安京の大内裏の南東隣りに位置し,八町の規模を有する苑池であり、禁苑とされていた。 苑内には、大池、泉、小川、小山、森林などの自然を取り込んだ大規模な庭園が造られ、敷地の北部には,広壮な宮殿が営まれていた。
ここで有名なエピソードは、空海の雨乞いだ。天長元年(824年)に勅命により,西寺の守敏と東寺の空海が祈雨の法を競い、空海が勝ったことから以後東寺の支配下に入るようになったという。このとき空海が呼び寄せられたのが,北印度の無熱池の善女龍王で,これ以降,お住まいとか。

また,この界わいは、濃やかな佇まいを呈する町家群も健在で,町家を活用したオフィス,現代的なセンスにあふれるカフェやリストランテも進出し,実際に遊べる。堀川通を少し上がれば水辺空間が再生されている。
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2009年6月15日 (月)

シネマ歌舞伎「牡丹亭」・玉三郎丈の舞台挨拶付きの回を拝見

6月14日(日)19:20回のを拝見した。スーツ姿ですっきりとした佇まい。昆劇の曲は昆劇以前から千年続くの中国の根源的な歌曲で、それに惹かれ、また、最も艶麗で優美な昆劇だけに残る戯曲「牡丹亭」を上演したいという積年の夢を叶えた。言語の壁はあったが、歌舞伎俳優であることが、同じ古典芸能の技術の習得に活きた。京都と北京でも上演したが、発祥の地・蘇州の方言と文化の香りを表すことには苦慮なさった。芸術への思いに打たれる。
今度シネマ歌舞伎は、ご縁ある、牡丹灯籠を制作なさるとか。

2008年3月南座の感想
坂東玉三郎・中国昆劇合同公演・嫋々と切々とたおやかに…心震わせる歌唱はこちら

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2009年6月14日 (日)

朗読と音楽で綴る言の葉コンサート板東玉三郎が語る泉鏡花「天守物語」

泉鏡花の戯曲「天守物語」を歌舞伎の立女方、五代目板東玉三郎の朗読と、籐舎名生の笛で綴るコンサート
出演:板東玉三郎 籐舎名生
平成21年6月13日(土)15:00

朗読の前に、お話が…。鏡花文学の表現者として、生涯をかけているとの心意気を語られた。
エンタメとしての朗読はあまり感情移入してはいけないそうだが、自ら演じた戯曲なので、つい、気が入ってしまうとか。
実は天守物語は荒唐無稽で、話は飛躍するしバイオレンスとエロティシズムにみちみちて、大正6年にこの作品が存在するという事が奇跡のようだ。
普通の上演なら視覚で分かるが、朗読だと理解不能になるのが、近江丞桃六という工人が出てきてハッピーエンドとなるところだ。工人桃六は、天守に鎮座する獅子頭と、富姫が生前身に付けていた三輪牡丹高彫のさし櫛の作者であり、名工が超人的な力を持つことがポイントらしい。
ずいぶん、説明するのに焦っておられた。せっかちな方なので、一生懸命伝えなければと思っておられるピュアなところが、立女形の風格とミスマッチでお可愛い。
紋付き袴は墨色、朗読時はふちなしの眼鏡が優しい感じ。舞台上に錦糸の打ち掛けと、もこもこの雲を表す綿(やっぱ綿の山にしか見えないんだけどぉ)。 リーディングは、図書之介をかなり(。・ω・。)sweat01アセアセ、桃六を慈愛深く、修理はゆっくり一生懸命語っておられた。

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沙羅双樹の花はこれ

沙羅双樹の花はこれ
沙羅双樹は、6月中下旬の一時だけ咲く白い夏椿だ。震えるような薄い花びらがはかなげ。

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2009年6月13日 (土)

今日の富姫様の逗留の郡山城・角櫓と追手門

今日の富姫様の逗留の郡山城・角櫓と追手門
歴代柳澤家の居城の郡山城の史跡。石垣と堀と角櫓と追手門を残す。姫路城に比べると長屋だが、場内には高校もあり、市の文化的中心の位置付けを今に継承して、それらしい雰囲気だ。城下町も風情ある街並みを残し、都市の完結性の高さを感じる。
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大和郡山市の矢田寺は今、紫陽花の迷宮

大和郡山市の矢田寺・紫陽花の迷宮なんかな
地蔵尊と紫陽花で名高い大和郡山市の矢田寺は今が見頃。豪華で愛らしい姿に時を忘れる。
初めて拝見する種類もあり見飽きない。
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2009年6月12日 (金)

上京の老舗油屋・山中油店の早朝・与兵衛が犯行に及んだ豊嶋屋はこんなんやったかも

上京の老舗油屋・山中油店の朝水車
元禄時代の油屋はきっとこんな感じやったんとちゃうやろか!脳内に仁左さまの与兵衛が…。心が妄想劇場に遊びに行ってしまう〜。早う見たい。
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2009年6月11日 (木)

この一枚を見るなら京都へ・ルーブル美術館展 in 京都市美術館他

この一枚を見るなら京都へ・ルーブル美術館展 in <br />
 京都市美術館他
左京区岡崎の二つの美術館でかなり見たい展覧会が,重なった日程で開催される。いずれも,隙間の時間に走れるものではなさそうだ。
○ルーブル美術館展
 会期:2009年6月30日(火)〜9月27日(日)
     9時〜17時(入館は16時30分まで)
     休館日:月曜日
ただし祝日7月20日、9月21日は開館(代休日なし)
 会場:京都市美術館(京都市左京区岡崎公園内)
 見所:今回、初来日する《レースを編む女》は、フェルメール作品のなかでも小さな作品で、晩年の究極の1枚。2009年夏から秋、この1枚を観るなら、京都へ。

○京都学「前衛都市・モダニズムの京都」1895--1930
 会期:2009年6月9日(火)〜7月20日(日)
     9時〜17時(入館は16時30分まで)
     休館日:月曜日
ただし祝日7月20日は開館(代休日なし)
     金曜日の夜間開館日
9時30分〜午後8時(入館は午後7時30分まで)
 会場:京都国立近代美術館(京都市左京区岡崎公園内)
 見所:京都国立近代美術館が建つ岡崎の地で、1895(明治28)年に第四回内国勧業博覧会が開かれ、同時に「平安遷都1100年記念祭」のシンボルとして、伊東忠太が設計した平安神宮が建立された。近代化の契機となったこの第四回内国勧業博覧会を起点として,概ね10年単位の4つのタームで構成されている。
これを見ずして京都の明治・大正は語れないかも…。
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2009年6月10日 (水)

市川海老蔵 特別舞踊公演 in 大阪松竹座・バレバレのマスカレード

にらみ
もう今日が千秋楽だった。短かかった。
6日(土)夜の部を鑑賞した。この公演は、関西で新型インフルエンザが流行していることを受けて、プログラムの順を変更し、口上で市川家に伝わる「にらみ」が実施された。華やかな演目に添えて、一年間の病魔退散、無病息災も祈念するめでたい趣向である。見送らなくて良かった〜。

市川海老蔵 特別舞踊公演
 一、保名(やすな)         安倍保名/市川海老蔵
 二、雷船頭(かみなりせんどう) 船頭/市川海老蔵
 三、口上(こうじょう)        市川海老蔵
    「にらみ」相勤め申し候
 四、歌舞伎十八番の内七つ面(ななつめん)
                     元興寺赤右衛門/市川海老蔵

保名
端正で凛々しさ一杯、生命の息吹きがほとばしるようだった菊之助丈の保名よりは、病んだ投げやり感があり、いっちゃった人という風情が素敵。大きな目は、伏し目にしても伏し目パワーがあるんだわ。不思議〜。
雷船頭
休憩なしに、大川端へ。立役が問答無用にカッコよく見えるのは、奴姿と首抜きと勝手に決めているが、首抜きはきりりとした表情をますます凛々しく見せてくれる。
雷さんがなぜ船頭と絡むことになったか、難しいことは考えてもしゃーないんで、コミカルな振りを楽しもう。
口上
年頭に市川宗家ににらんでいただくと一年間風邪をひかないという信仰がある。風邪をこじらせたらあっけなく落命するお江戸の人々の、スーパーヒーローの出現を待つ祈りに似た思いがなぜか近しく感じられる昨今。襲名披露興行以来なので懐かしい。場内はマスク姿は無かった。
七つ面
眼目の七つ面。
翁→お猿→鎌倉権五郎&清原武衡→関羽&般若→恵比寿→お猿→押し戻し
面打・元興寺赤右衛門が自作のお面をかぶって様々な振りを見せ、最後は捕り方6人との大立ち回りとなり、やんややんやで幕。なんとも、おおらかで、ひたすら楽しい。面を素早く取り換え人物を踊り分ける妙味で見せる踊りのようだが、細かい芸はとにかく、圧倒的かつ神懸かり的なパワーの立ち回りにカタルシスだ!
面があっても無くても同じ力のあるフェイスがいいんだな〜。「面」いらんなとつぶやいているおぢさんが!禿同!
今年一月に新橋演舞場で上演されたものに、後半に荒事加えを大きく変えてあるとか。面白い舞踊にしたいという抱負だったようだが、ホントに面白かった。

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2009年6月 8日 (月)

頭痛肩こり樋口一葉 in 京都四条南座・田畑一葉は健気で自然体のなっちゃん・おとみは古着でしゅんとなる

祇園町
「きらめく星座」か「頭痛肩こり樋口一葉」か、どちらもやめとくか迷った。なんてことないそこの南座やん♪と出かけた。7日の公演を拝見。
戯曲:井上ひさし
演出:齋藤雅文
出演
樋口夏子/田畑智子、花蛍/池畑慎之介
樋口多喜/野川由美子、稲葉鑛/杜けあき
樋口邦子/宇野なおみ、中野八重/大鳥れい
あらすじ
明治23年8月16日、樋口家のお盆。19歳の夏子は樋口家の戸主。母の多喜と妹の邦子と赤貧の暮らしだった。和歌の道を志し、「萩の舎」の内弟子になったとはいえ、実態は女中奉公だった。
夏子が盆帰りをすると、多喜が乳母を務めた元旗本の姫君・お鑛(こう)が盆礼に訪れていた。お鑛の夫は士族の商法で次々と失敗し、樋口家に借金を申し込みに来たのだった。夏子は小説家になろうと唐突に決心する。
翌年のお盆。小説が売れるはずもなく、気味が悪い程の美男の師匠・半井桃水との仲を取り沙汰され凹んでいた。そこへ、幼馴染の八重が訪れ、投獄された兄の保釈金を借りたいと申し出る。
夏子の頭痛と肩こりがピークに達したとき、夏子だけに見える花蛍と名乗る幽霊が現れた。以降、毎年、盆帰りの日に花蛍が訪ねてくるようになる。
こんなおしばいでした
「大つごもり」、「にごりえ」、「十三夜」、「たけくらべ」など珠玉の作品を遺した樋口一葉と、一葉をめぐるさまざまな女たちの人生をコミカルに切なく描いた井上ひさし氏の傑作戯曲だ。
生真面目で健気な夏子に地元京都の田畑智子さん、恨む相手を特定できない人の良い幽霊に池畑慎之介さん、その他哀しくも可笑しな家族と客人たちは、イメージにぴったりキャストさん。装置も、いつも夏、狭い樋口家ということで数が要らない分、凝った造りだ。甲斐正人さんの童歌風の間奏曲やお鑛さんが唄いまくる戯れ歌や哀歌も秀逸。

元士族の女たちは、維新という時代の奔流のなかで必死に生きるが、開化の自由な気風とダブルスタンダードな変わらぬ因習や世間の眼、男社会の抑圧の下で、それぞれはかなく燃え尽きる。かそけき命ながら精一杯光る蛍が、女たちの息づかひを象徴して、視覚的にも非常に美しい舞台に仕上がっている。

井上ひさしさんの戯曲は、ド貧乏と極限の不幸を笑い飛ばす。そして、この世とあの世も隔絶されたものでなく、すぐそこに透けて見え、ちょっとしたことで此岸から彼岸へと通り抜けてしまうと、楽しくも切なく見せてくれる。「筆一本で時代に一矢報いる。」と芸術至上の気負いがあってもおかしくないプロットながら、田畑さんの樋口一葉は、健気で自然体で愉快な井上ひさし戯曲そのもののなっちゃんだった。
メッセージと死生観も、気持ち良く受け入れられましたワ!

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2009年6月 7日 (日)

文楽鑑賞教室 in 国立文楽劇場

鑑賞教室
昨日は、京都中心市街地→日本橋→天保山→道頓堀と遊び倒した。関西の鉄道網及び鉄道関係に従事されておられる皆様に心から感謝させていただく。
運良く鑑賞教室に潜り込めた。1階の展示室の企画展示では、妖怪変化等の珍しい首が展示され、大変興味深い。大江巳之助作「南総里見八犬伝・伏姫と八房」のリバーシブル首が白眉だ。

さて、お目当ての鑑賞教室。配役は4パターンあるが、清二郎さん、清志郎さんにこだわりAプロとした。
三番叟
清三郎さんと幸助さん。格闘技な三番叟だった。
解説と体験コーナー
中学生と高校生のおとなしそうなお嬢さん4人が舞台で実体験にのぞまれた。客席もおとなしく、通しでおやすみの方も…。梅雨の体がだるい季節の鑑賞教室は演目も考えないといけませんねえ。
傾城恋飛脚
忠兵衛・玉志、梅川・清十郎、孫右衛門・和生と本公演に近い配役の人形で、美しく情感あふれる新ノ口村だった。おおさか元気文楽の際は、勘十郎さんの気働きな梅川で、くるくるよく動かれたが、清十郎さんは、年寄りの御世話などしたことない遊女でしかない薄幸な梅川さんだった。
孫右衛門がおつりがくるほどの男前で、映像で拝見した十三世片岡仁左衛門丈&当代片岡仁左衛門丈の孫右衛門のようで、おおっとなった。

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2009年6月 6日 (土)

夕顔といえば絵本大功記・文楽・10月地方公演の概要が明らかに

夕顔
こんな美しい夕顔を見れば夕顔棚の段に心が飛ぶ。6月の上旬は絵本大功記の季節だ。
国立文楽劇場で、早くも秋の地方公演のチラシが置かれていた。京都府立文化芸術会館で10月3日(土)と4日(日)の2日も滞在だ。毎年尼崎であるのにどないしたことやろ。演目も尼崎なのに…。ええとこどりで、ワタクシ的にはかなりうれしー。
で、国立文楽劇場で、鑑賞教室見ました!

昼の部
三十三間堂棟由来
 平太郎住家より木遣温度の段
本朝廿四孝
 十種香の段
 奥庭狐火の段

夜の部
絵本大功記

 夕顔棚の段
 尼ヶ崎の段
日高川入相花王
 渡し場の段

主だったやくどころは、清治師匠は木遣音頭、紋寿さんがお柳とさつき、嶋大夫さんが十種香、簑助師匠は濡衣、清十郎さんが八重垣姫、勘十郎さんが勝頼と操、玉女さんが謙信と光秀。

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サントリーミュージアム天保山で安藤忠雄建築展

サントリーミュージアム天保山で安藤忠雄建築展
写真は、ミュージアムのマーメイド広場。
都市や風景を際立たせる2つのビッグプロジェクトが展示されている。関連の過去作品にもレトロスペクティブされていた。
自伝
お土産には初の自伝が…。買うてしもた。

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シネマ歌舞伎「牡丹亭」で坂東玉三郎丈の舞台挨拶がMOVIX京都でも

急に決まったとか。昨日から公式にアップされてた。
6月14日(日)、16:10の回の終わりと19:20回のはじめに来てくらはるみたい…。関西には、豪華な大阪のなんばパークスシネマがあるのに、小振りのMOVIX京都においでというわけは、日本では京都の南座で「牡丹亭」を演ってくらはったご縁やろか。
ええ、ええ行きますとも、行かいでなんといたしましょうぞ。前日は大和郡山まで富姫さまをお迎えに行くのですから、杜麗嬢が京都におられるのに行かへんとはいえしません(^O^)。うれしー。

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2009年6月 5日 (金)

5日は二十四節気のひとつ「芒種」

5日は二十四節気のひとつ「芒種」
梅雨らしくなった。名刹の花はさぞ美しいことだろうが、まちなかでも紫陽花はきれいだ。

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2009年6月 4日 (木)

8月のお知らせがぼちぼち。どないしょう。

8月も「待ってました!」の地方及び来日公演が近畿に来演だ。「無謀!無理!無道!」のボーダーラインで踏みとどまりたいけどぉ。

観たい!
文楽夏休み公演 in 国立文楽劇場
三響会 in 京都四条南座
坂東玉三郎特別舞踊公演 in 京都四条南座
上方歌舞伎会 in 国立文楽劇場
ウェストサイド物語 in 近江八幡,尼崎,神戸
West Side Story in 兵庫県立文化芸術ホール
55Steps in 大阪四季劇場
観られるかな?
市川染五郎傾奇おどり in 京都四条南座
松尾塾子供歌舞伎 in 国立文楽劇場
宝塚雪組公演 in 宝塚大劇場

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2009年6月 3日 (水)

6月3日朝の本能寺

6月3日朝の本能寺
昨日が信長公忌だった。平和な3日の朝に感謝。
本能寺は、当初は「本応寺」という寺号で、室町時代の1415年(応永22年)、京都油小路高辻と五条坊門の間に、創建されたものである。1587年(天正15年)豊臣秀吉の命で、現在の寺域(中京区寺町御池下ル)へと移転された。
本能寺の変といえば何と言っても絵本大巧記。このじめっとした空気の体感が白い夕顔と太棹の音を想起させる。
そういえば,1日,織田信長の末えいにあたるフィギュアスケートの織田信成選手が訪れ、来年のバンクーバーオリンピックでのメダル獲得を誓われたとか。
また,近々上演される黒木メイサさん主演のミュージカル「女信長」も,佐藤賢一氏の原作から想像して面白そう。

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2009年6月 1日 (月)

6月は地元で地方公演と地味な遠征

6月は「待ってました!」の地方公演が近畿に来演だ。このため,無理を重ねるスケジュールとなっている。涙の見送りにならないよう汗かく!義理欠く!恥かく!のココロで転がり込むゾ劇場へ!

観る!
坂東玉三郎が語る「天守物語」 in 大和郡山
ウェストサイド物語 in 奈良
大阪市民歌舞伎 in 大阪中ノ島公会堂
加藤健一事務所「パパ! I love you!」 in 京都
ときわ会 in ワッハ・ホール
六月大歌舞伎 in 歌舞伎座
桜姫 in シアター・コクーン

無理っぽい…
文楽鑑賞教室 in 国立文楽劇場
文楽若手会 in 国立文楽劇場
頭痛肩こり樋口一葉 in 京都四条南座
市川海老蔵特別舞踊公演 in 大阪松竹座
ジーザス・クライスト・スーパースター in 大阪四季劇場
エリザベート in 宝塚大劇場
シラノ in 梅田芸術劇場
坂東竹三郎の世界 in 大阪松竹座
花組芝居「盟三五大切」 in 大阪市立芸術創造館
きらめく星座 in 梅田芸術劇場
大人計画R2C2 in シアターBRAVA!

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