消されたヘッドライン
監督:ケヴィン・マクドナルド
原作:ポール・アボット
キャスト
ラッセル・クロウ、ベン・アフレック、レイチェル・マクアダムス、ヘレン・ミレン、ジェイソン・ベイトマン、ロビン・ライト・ペン、ジェフ・ダニエルズ、マリア・セイヤー、ヴィオラ・デイヴィス他
おはなし
ワシントン・グローブ紙の記者カルは、コリンズ国会議員秘書の事故死に関連するスキャンダルを追っていた。カルは、同じ日に起きた麻薬売人とピザ配達人の殺害事件との関連に気づく。カルと国防の民営化に懐疑的なコリンズ国会議員とは大学時代からの親友で、コリンズの妻アンをめぐり微妙な関係だった。たたき上げ記者カルは、ウェッブ版の記者デラ、編集長のリンらとグローブ紙を挙げてスクープを追う。
巨大な陰謀を追う記者たちの戦いの日々を描くBBCテレビの人気ドラマをケヴィン・マクドナルド監督が映画化。ベテラン記者にラッセル・クロウ、花形議員にベン・アフレック、新進のウェッブ版記者にレイチェル・マクアダムス、老舗紙の売上を気にする編集長にヘレン・ミレンら豪華キャストだ。軍事の民営化をめぐる巨大マネーと国粋マインド、真実の追求と新聞の売上、重い主張と大衆の興味、友情と恋愛と情報源。さまざまな対立軸を巻き込んで二転三転、二重三重の金と暴力が錯綜する。
主演の古風な記者カル役のラッセル・クロウの魅力全開。かまわぬヘアー、無精ひげ、メタボ体型と、金や権力に無縁の武骨さがそれらしく、愛国主義の旗手・スター議員のベン・アフレックの底の浅さとワキの甘さもポイント。
こういう男二人の友情と対決のおはなしはまず間違いなく楽しめる。新旧新聞ウーマンが揃ってゴシップ好きというのも何気に楽しく、カルのような記者には住みにくい世の中というのが気に入った。
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コメント
>悠さま
報道の正義とはと考えさせられる部分がありました。合衆国映画は見ておかないとあきません。
投稿: とみ | 2009年5月31日 (日) 16時38分
アメリカの後まねをしている国にすんでると、軍事の民営化がこわいです(^^)。刑事コロンボ風にさえない男じつは、、、ってのがサスペンスものに合ってました。
投稿: 悠 | 2009年5月31日 (日) 10時37分
>ミチさま
サスペンスはやはり人物が魅力あれば何とでもなりますね。3日もすれば紙屑と言われても真実を追求するところがいいです。新聞記者さんを英雄的に描きすぎていないところもツボでした。
投稿: とみ | 2009年5月26日 (火) 00時05分
ベン・アフレックが議員~~?とミスキャストかと思っていたのですが、脇の甘さはやっぱりベンでした(笑)
ラッセルには魅せられました~。
体型も顔もあれですので、今回は演技に魅せられたんでしょうね。
投稿: ミチ | 2009年5月25日 (月) 23時31分