「安珍清姫の鐘」鋳造650年記念法要 in 岩倉妙満寺
能の道成寺、歌舞伎舞踊「京鹿子娘道成寺」で知られる鐘は、鋳造以来2百年は紀州の道成寺にあったが、秀吉の時代に寺町が整備された頃、京都の妙満寺に移されたという。
5月17日は、今年で650年という節目の法要が行われ、金剛流の奉納舞と道成寺院代の絵解き説法が行われた。
道成寺を舞う者が必ず参る実物の鐘は意外に小ぶり。妙なる音といえども音量は小さめとか。
しかし、鐘にまつわる伝承や仏法説話が芸術として生成され、道成寺ものとしてあらゆる邦楽の最高峰に君臨し、繰り返し上演されることで鐘の音は世界に伝播しているという。物語の威力に感じ入る。
さて、紀州出身の上村吉弥丈が、京都の南座で4月に道成寺を舞われるにあたり、紀州の道成寺と京都の妙満寺双方に参られたのは何ともゆかしいことと、じわんとなった。
はい、今日は吉弥丈の成功のお礼参りである。
そして、願わくは、坂東玉三郎丈の一世一代が南座で上演していただけますようというあつかましい祈念もさせていただいた。
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