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2009年4月 7日 (火)

蹴上のインクラインと長等の取水口・琵琶湖疎水桜航路

インクライン取水口

「琵琶湖疎水」は、京都と琵琶湖を結ぶ水路で、水道用水の確保と、水運の充実を図るために明治時代に建設された。インクライン(傾斜鉄道)は、船が上がれない急な坂を貨車を使って引っ張り上げるための線路で、廃線敷きに台車が残されている。つい先頃まで船が乗せられていたと記憶しているが、今は台車のみ。舟があると夢への船出を彷彿とさせいい感じだったので少し残念。
明治時代に京都を水上輸送都市にしようとした技術者達の夢の名残を、いつもはひっそりと伝えているこの産業史跡も、春の桜の時期には花のトンネルとなり、往時に夢を馳せさせてくれる。
下の写真は、琵琶湖側の長等の取水口。水運と発電の命脈は短かったが、京都市民の水道用水として今も生き続けていることを桜が語りかける。

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コメント

>袖ふれあうもさま
発電所、動物園、水路閣と文化の息吹を感じる施設が一杯です。そういえば、地下鉄東西線も蹴上御陵駅間は難工事だったそうでね。
船が無いと写真になりにくいです。

投稿: とみ | 2009年4月 7日 (火) 23時51分

琵琶湖疏水は,工部大学校を卒業した田辺朔郎の卒業論文のテーマで,それを時の京都府知事北垣国道とペアで実現したものですね.
疏水は,水運だけでなく,工業用水などのために南禅寺の裏山を通るのですが.それがあの地域の庭園に水を供給することになったのです.かの水路閣もその一部ですね.
また疏水工事中に米国を視察し,その際にアスペンで水力発電を見て,直ちに日本に電報を打ち,我が国最初の水力発電所を造り上げたりしています.
ほんまに獅子奮迅の活躍というコトバを体現しているのが,朔郎&国道のペアだと思います.
インクラインのゴールには動物園があることも,素敵ですね.
疏水の前を通る度に,小学校で習った,朔郎のことを思い出します.

投稿: 袖ふれあうも | 2009年4月 7日 (火) 23時09分

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