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2009年3月20日 (金)

ワルキューレ

Photo原題:Valkyrie
監督:ブライアン・シンガー
脚本:クリストファー・マッカリー、ネイサン・アレクサンダー
製作:ブライアン・シンガー、クリストファー・マッカリー、ギルバート・アドラー
出演:トム・クルーズ、ケネス・ブラナー、ビル・ナイ、トム・ウィルキンソン、カリス・ファン・ハウテン、トーマス・クレッチマン、テレンス・スタンプ
おはなし
第二次世界大戦末期。世界を敵に回し敗色濃厚のヒトラーの独裁政権下のドイツ。国家に忠誠を誓った軍人シュタウフェンベルクだったが、殺戮と粛清を繰り返す政権に絶望し、祖国のために総統暗殺を企てる。暗殺計画は、それまでも繰り返し試みられたがことごとく失敗していた。シュタウフェンベルクは、暗殺後の政権掌握と速やかな大戦終結まで考慮し、綿密な計画を立てた。運命の1944年7月20日が始まる。

軍事サスペンス好きとしては、初日の朝一突進あるのみ。
青年将校が軍事蜂起し要人暗殺を決行するものではなく、祖国を憂える同志が幾重にも善後策を検討した計画だったようだ。“ワルキューレ”とは、もともと反乱軍鎮圧用に作られていた既存のオペレーションで、それを乗っ取り一気に政権を掌握するというアイデアは良かった。それだけに、政治的、軍事的思惑が錯綜し実行においては微妙な齟齬が生じる。懐柔や脅迫により中枢のメンバーも仲間に引き入れ、作戦は成功するかに見えた。
結末が分かっていても、感情移入して観てしまうスリリングな展開だ。幾度も息詰まる場面があって飽きさせない。
主因、副因、輻輳する失敗の理由を映画の中で淡々と提示し、観る者に考えさせるように作ってあり地味で良心的なところがワタクシ好み。それでも、主因が切ない(涙)。

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コメント

>ミチさま
何回もあった暗殺計画、この計画の同志の多さに驚きました。脇役の重鎮の渋さ、青年将校の一途さにきゅんです。この画像がワルキューレそのものですね。
制服もフェチですが、ワタクシはまっぱ派です。

投稿: とみ | 2009年3月22日 (日) 01時02分

こんにちは♪
私も軍事サスペンス物好きです!
特にナチス物大好き。
ナチスの軍服はオトコマエ度を二割~三割増ししますからね。
作戦の結果を知っているだけに、一生懸命になる彼らが哀れに思えてしまいました。
特に作戦後の情報戦は見ごたえがあったと思います。

投稿: ミチ | 2009年3月21日 (土) 20時43分

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映画館にて「ワルキューレ」 第二次世界大戦時に実際にあったヒトラー暗殺計画を題材にした実録サスペンス。 おはなし: 第二次世界大戦末期のドイツ。名門貴族出身の将校・シュタウフェンベルク大佐(トム・クルーズ)は、悪行を重ねるヒトラー独裁政権に絶望し、その暗殺を企てるレジスタンスに参加する。 ヒトラー暗殺計画がいろいろあったことは知っていますが、“ワルキューレ作戦”がヒトラーの暗殺のみならずクーデターまでも狙っていたとは知りませんでした。おまけに、ヒトラー暗殺計画って40回も失敗に終わっているの... [続きを読む]

受信: 2009年3月21日 (土) 20時41分

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