シネマ歌舞伎「刺青奇偶(いれずみちょうはん)」
これは,ライブで良いお席を確保して見るんやった〜。勘三郎丈が,「私だけが玉三郎丈の良いお顔を見ることができて幸せ!」と言っておられたが,ほとんどそれに近い密着度でカメラは二人の姿を追う。
どん底の男女のピュアなラブストーリーを役者の芸で見せるクラシカルなものだけに,永遠性を感じる。ハイ,もう,勘太郎丈と七之助丈にお譲りなさって,勘三郎丈は鮫の政五郎にも良いと思われる。
長谷川伸氏は、「瞼の母」,「一本刀土俵入」など数多くの小説・戯曲の名作を残した股旅ものの創始者とされている。明治17年(1884)横浜に生まれ,3歳で母に生き別れ、父は破産して船渠勤め等に従事。明治44年(1911年)から都新聞社(現・東京新聞)の演芸欄を担当する記者となる。『瞼の母』に描かれた「再会」は実体験によるという。
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コメント
>ぴかちゅうさま
洋の東西を問わず人の心を打つ物語は似通ってきますね。METライブビューイングは一度は見てみたいのですが、午前の1公演だけで価格も一切の割引なしなんです。
投稿: とみ | 2009年3月15日 (日) 21時25分
映画版「ラ・ボエーム」を観て死病の女を看取る男という観点で「刺青奇偶」を引き合いに出してしまいました(^^ゞ
>勘太郎丈と七之助丈にお譲りなさって......私もそういう日がくるのを楽しみにしているところです。
自宅近くのシネコンMOVIXでMETライブビューイングに続き、シネマ歌舞伎、ゲキ×シネが上映されるというラッキーさに狂気乱舞。しかし上映の時間帯が微妙なのが悩ましいところです。
投稿: ぴかちゅう | 2009年3月15日 (日) 18時59分
>はるきさま
最近は、地元で身の丈にあった観劇です。歌舞伎のレベル高くなって厳しいです。
これ、泣くなっていう方が無理あります。お二方の財産ですよね。
ぼこぼこに殴られるのが似合う勘太郎さんに、えらくなりすぎないうちにお願いしたいです。
リンク直しました。
投稿: とみ | 2009年3月15日 (日) 11時52分
とみさん、こんばんは。私は昨日見て、ぼろ泣きです。帰宅してもしばらく口が利けなかった位、色んなことを考えてしまいました。
終演後、売店のおじさんに「大変素晴らしかったです」と声をかけていたオバアサマがいらっしゃいました。
このポスターも素晴らしいですね。
>勘太郎丈と七之助丈にお譲りなさって,勘三郎丈は鮫の政五郎にも良いと思われる。
いいですね♡2人ならピュアに、丁寧に演じるでしょうね!!
御報告が遅れていましたが(私が口出し出来そうなエントリがなかったので。。。本当に申し訳ございません)、サイト引っ越しました。今はブログのみ公開しています。今後ともよろしくお願い致します。
投稿: はるき | 2009年3月14日 (土) 23時10分
>hitomiさま
表情がしっかり見えるのがシネかぶのメリットです。見た方の方が記憶を補完してより楽しめると思います。
やっぱ、お芝居は前で見ないとあきません。
投稿: とみ | 2009年3月10日 (火) 21時57分
この舞台は前回公演を歌舞伎座で観ました。最近はとんと歌舞伎座にも御無沙汰です。シネマ歌舞伎も観たいです。
投稿: hitomi | 2009年3月10日 (火) 19時53分
>AnJyuさま
第8弾ともなると、だんだん映画らしくなってきています。定着は嬉しいです。はい、楽しみです。
投稿: とみ | 2009年3月10日 (火) 08時20分
こんばんわ。
「刺青奇偶」、もうご覧になったんですね!
わたしは、今週末に行こうと思っています。
その前に、「女形の魅力を探る」ですね。
どんなお話が聞けるのか、楽しみです。
投稿: AnJyu | 2009年3月 9日 (月) 21時50分