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2009年3月 9日 (月)

シネマ歌舞伎「刺青奇偶(いれずみちょうはん)」

Flier_l2008年4月に歌舞伎座で上演され、渡世人半太郎・中村勘三郎、酌婦お仲・坂東玉三郎,大親分鮫の政五郎・片岡仁左衛門の名演で好評を得た舞台のシネマ歌舞伎化。

行徳の浜で身投げした酌婦お仲,助けた渡世人半太郎は,その縁で一緒に生きることとした。世の中に絶望していたお仲は初めて生きる希望を持ち,半太郎はやくざ稼業から足を洗い,品川で所帯をもつが,半太郎は賭博だけは止められず,暮らし向きは苦しかった。そんなささやかな幸福も束の間,お仲は不治の病を患い、最後の願いに博打を止めて欲しいとさいころの刺青を半次郎の腕に彫る。

これは,ライブで良いお席を確保して見るんやった〜。勘三郎丈が,「私だけが玉三郎丈の良いお顔を見ることができて幸せ!」と言っておられたが,ほとんどそれに近い密着度でカメラは二人の姿を追う。
どん底の男女のピュアなラブストーリーを役者の芸で見せるクラシカルなものだけに,永遠性を感じる。ハイ,もう,勘太郎丈と七之助丈にお譲りなさって,勘三郎丈は鮫の政五郎にも良いと思われる。

長谷川伸氏は、「瞼の母」,「一本刀土俵入」など数多くの小説・戯曲の名作を残した股旅ものの創始者とされている。明治17年(1884)横浜に生まれ,3歳で母に生き別れ、父は破産して船渠勤め等に従事。明治44年(1911年)から都新聞社(現・東京新聞)の演芸欄を担当する記者となる。『瞼の母』に描かれた「再会」は実体験によるという。

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

>ぴかちゅうさま
洋の東西を問わず人の心を打つ物語は似通ってきますね。METライブビューイングは一度は見てみたいのですが、午前の1公演だけで価格も一切の割引なしなんです。

投稿: とみ | 2009年3月15日 (日) 21時25分

映画版「ラ・ボエーム」を観て死病の女を看取る男という観点で「刺青奇偶」を引き合いに出してしまいました(^^ゞ
>勘太郎丈と七之助丈にお譲りなさって......私もそういう日がくるのを楽しみにしているところです。
自宅近くのシネコンMOVIXでMETライブビューイングに続き、シネマ歌舞伎、ゲキ×シネが上映されるというラッキーさに狂気乱舞。しかし上映の時間帯が微妙なのが悩ましいところです。

投稿: ぴかちゅう | 2009年3月15日 (日) 18時59分

>はるきさま
最近は、地元で身の丈にあった観劇です。歌舞伎のレベル高くなって厳しいです。
これ、泣くなっていう方が無理あります。お二方の財産ですよね。
ぼこぼこに殴られるのが似合う勘太郎さんに、えらくなりすぎないうちにお願いしたいです。
リンク直しました。

投稿: とみ | 2009年3月15日 (日) 11時52分

とみさん、こんばんは。私は昨日見て、ぼろ泣きです。帰宅してもしばらく口が利けなかった位、色んなことを考えてしまいました。
終演後、売店のおじさんに「大変素晴らしかったです」と声をかけていたオバアサマがいらっしゃいました。
このポスターも素晴らしいですね。

>勘太郎丈と七之助丈にお譲りなさって,勘三郎丈は鮫の政五郎にも良いと思われる。

いいですね♡2人ならピュアに、丁寧に演じるでしょうね!!

御報告が遅れていましたが(私が口出し出来そうなエントリがなかったので。。。本当に申し訳ございません)、サイト引っ越しました。今はブログのみ公開しています。今後ともよろしくお願い致します。

投稿: はるき | 2009年3月14日 (土) 23時10分

>hitomiさま
表情がしっかり見えるのがシネかぶのメリットです。見た方の方が記憶を補完してより楽しめると思います。
やっぱ、お芝居は前で見ないとあきません。

投稿: とみ | 2009年3月10日 (火) 21時57分

この舞台は前回公演を歌舞伎座で観ました。最近はとんと歌舞伎座にも御無沙汰です。シネマ歌舞伎も観たいです。

投稿: hitomi | 2009年3月10日 (火) 19時53分

>AnJyuさま
第8弾ともなると、だんだん映画らしくなってきています。定着は嬉しいです。はい、楽しみです。

投稿: とみ | 2009年3月10日 (火) 08時20分

こんばんわ。
「刺青奇偶」、もうご覧になったんですね!
わたしは、今週末に行こうと思っています。

その前に、「女形の魅力を探る」ですね。
どんなお話が聞けるのか、楽しみです。

投稿: AnJyu | 2009年3月 9日 (月) 21時50分

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受信: 2009年3月15日 (日) 18時52分

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