小町の関寺を訪ねる
干支の牛に因み、また、謡曲「関寺小町」ゆかりの地、小野小町が晩年に隠棲したとされる関寺跡を訪ね、逢坂二丁目の長安寺界隈を訪ねた。
関寺の創建は古いが、976年の地震で破損したとされ、恵心僧都源信が再建したという。栄華物語にその時の霊牛譚がある。一頭の牛が現われ、大いに工事の手助けをしたが、実はこの牛は迦葉仏の化身であり、この霊牛を供養するために大石塔が建てられた。これが牛塚で、石造宝塔としては最古最大であるといわれている。高さ3.3メートル。鎌倉時代のもので、重要文化財に指定されている。
さて、こちらは、国道161号線沿いの銭湯、その名も小町湯。絶世の美貌で薄幸の歌人を偲んで入湯すれば、三十一文字が沸き出ずるかも。
明日は文楽初春公演初日。文雀さんの小町が拝見できる。(v^ー゜)ヤッタネ!!
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コメント
>ムンパリさま
あけましておめでとうございます。ご挨拶が遅くなりましたが本年もよろしくお願いします。
近くに来られたのですね。京都市内並みに史跡が立て込んでいて、しかも山あいですから雰囲気が残ってます。小野深草間を毎夜越えますと一般人なら30日はもたないと思われますが、少将は99日というのが、伝説的でゆかしいです。
文雀師匠の小町は幽玄でありながら艶やかで、清治師匠は一音一音がクリスタルっぽく煌めき、卒倒ものでした。
大阪松竹座も気合い充実でしたし、いい1月になりました。
投稿: とみ | 2009年1月 7日 (水) 11時17分
とみさま。
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
その銭湯の名前の由来がようやくわかりました! 去年あの界隈に行きながら関寺にはまだ行っておりませんでした。今月の文楽の演目なんですね。
小野小町ゆかりの寺は随心院と退耕庵に行きましたが、美人長命だったのですね♪ 嬉しいような哀しいような・・・。
投稿: ムンパリ | 2009年1月 7日 (水) 00時33分
>つさま
>この銭湯に1月2日の10kmロードレースの後で入浴したことがあります。
まだ入ったことありません。一度行ってみます。逢坂界隈は心惹かれます。関寺小町、蝉丸の雰囲気が今もそのままです。
投稿: とみ | 2009年1月 2日 (金) 23時19分
なんと,この銭湯に1月2日の10kmロードレースの後で入浴したことがあります.
えらくレアな体験ですね.
明日はこちらも松竹座夜の部に参上つかまつりまする.
ということで,今年のおとみさまのご活躍と楽しく厳しいエントリーを楽しみにしております.
世は逆風だということですが,こんな時こそ「いつも明るく前向きに」まいりましょう.
投稿: つ | 2009年1月 2日 (金) 19時29分