« 閉鎖となる滋賀県体育文化館( 旧武徳殿) | トップページ | 源氏物語の六条院のモデル・源融の河原院 »

2009年1月19日 (月)

わが教え子、ヒトラー

監督・脚本:ダニー・レヴィ
出演:ウルリッヒ・ミューエ、ヘルゲ・シュナイダー、シルヴェスター・グロート、アドリアーナ・アルタラス、シュテファン・クルト

1944年12月、連合軍の首都進攻によりナチス・ドイツは劣勢に陥っていた。そんななか、宣伝大臣ゲッペルスは、新年に行われるヒトラーの演説を成功させ、国民の戦意を高揚させようと考える。しかしヒトラーは心身共に耗弱して無理のよう。ゲッペルスは、ヒトラーにスピーチ指導をしたことのあるユダヤ人俳優グリュンバウムを収容所から呼び寄せ指導に当たらせる。グリュンバウムは迷ったが、家族の保護と引き換えに引き受けた。そして、事態は番狂わせが続く。

自身もユダヤ人の監督レヴィは、ヒトラーやナチスを笑うことで、独裁者や全体主義国家の愚かさを描いた。壁を残して廃墟のなか、軍事パレードのカメラワークが爆笑もの。
ヒトラーは、幼い頃に父親に虐待されたトラウマから、暴君となった惨めな男として描かれているが、だからどうなんだという問題提起のまま、大笑いして唐突に無惨にエンディングとなる。ライフ・イズ・ビューティフルを思い出した。笑劇仕立ては感想を書きにくい。頑張らんと…。

|

« 閉鎖となる滋賀県体育文化館( 旧武徳殿) | トップページ | 源氏物語の六条院のモデル・源融の河原院 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

>ミチさま
そちらも渋目のシネマありますね。
ちゃんと映画や軍事ミステリーが楽しめるよう、ナチスドイツをどう表現するかは慎重にみるようにしています。
ライフ〜苦手ですかぁ。お仲間があって良かった。泣くか笑うか、館内がビミョーになるのはひとりで見ないとあきません。
さておき、ダニエル・クレイグの次回作楽しみです。

投稿: とみ | 2009年2月 5日 (木) 08時40分

こんにちは♪
TB&コメントありがとうございました。

ヒトラーを描くのもここまで来たか~と思いました。
敗色濃厚なドイツ軍において鬱を抱えるヒトラーはもはやお荷物っぽくなってましたよね。
宣伝相ゲッベルスのやり手の感じが良く出ていたと思います。
収容所の囚人たちがみんなそれほどやせ細っていないところがちょっと気になりましたけれど(笑)

投稿: ミチ | 2009年2月 5日 (木) 00時03分

>悠さま
あれ、笑い飛ばしていると解釈したら誤りですか。やはり初歩的なところで躓いているようではいけませんね。
お笑いは、ありえねえ系やおバカパロディ大好きで、高尚なのはおつむの次元が低すぎてついていけないこと多いです。スクリーム1~3、パコと魔法の絵本なんかが好きでしょうか。

投稿: とみ | 2009年1月20日 (火) 23時47分

あれ、とみさん、お笑い、ひょっとしてにがてですか?
この映画、ヒットラーを笑いとばすって風にはなってなくて、チャップリンのヒットラーの方がいいかなーと、私はおもってるんですけど。

投稿: 悠 | 2009年1月20日 (火) 21時59分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: わが教え子、ヒトラー:

» 映画 【わが教え子、ヒトラー】 [ミチの雑記帳]
映画館にて「わが教え子、ヒトラー」 ダニー・レヴィ監督作品。『善き人のためのソナタ』のウルリッヒ・ミューエの遺作となったドイツ映画。 おはなし:敗戦が濃厚になりつつある1944年12月のドイツ。ヒトラー(ヘルゲ・シュナイダー)は病気と鬱ですっかりやる気をなくし、公の場を避けて引きこもっていた。そんな中、ユダヤ人の元演劇教授アドルフ・グリュンバウム(ウルリッヒ・ミューエ)は収容所から総統官邸に呼び寄せられるが・・・。 ユダヤ人監督がヒトラーを描く・・・。どうなるのだろうと思ったら、ブラックもブ... [続きを読む]

受信: 2009年2月 4日 (水) 23時59分

« 閉鎖となる滋賀県体育文化館( 旧武徳殿) | トップページ | 源氏物語の六条院のモデル・源融の河原院 »