鉄輪の井戸・謡曲ゆかりの地
鉄輪の井戸は夕顔の家の近くにある。
住 所 京都市下京区堺町通松原下る鍛冶屋町
正式名称 命婦稲荷社 (みょうぶいなりしゃ)
通称名称 鉄輪の井戸 (かなわのいど)
当地に、昔から「鉄輪塚」と呼ばれる塚と井戸があった。或る女が、自分を捨てた男を呪詛しようと貴船へ丑の刻詣りをしたが、満願を前に志を遂げず井戸に身投げした。その井戸と葬られた塚が此処とされている。謡曲の「鉄輪」は、この丑の刻詣りの女がシテだ。最近では、夢枕獏氏の人気小説「陰陽師」にも、鉄輪の女が登場しておなじみだ。
「鉄輪町」と呼ばれた一時期を経て,江戸初期、町衆が興隆期に、お稲荷さんを迎えお祀りした。明治時代には,一時忘れられていたが,町民の熱意により、昭和10年、現在地に再建され、発掘された「鉄輪」の碑とともに大切に祀られている。
普通のおうちの玄関のようなので入るのが躊躇われるが,奥は,本当に綺麗に祀られていて,地域の守護神に家内安全をしっかり拝む気にさせていただける。神霊に畏敬し、共存する町の衆の心ばえに打たれた。
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