大阪松竹座、本日は昼の部お祭りの幕見から夜の部終了まで観劇
昼の部の幕見席では、上村吉太朗ちゃんがお兄さん方の熱演を見入っておられた。応援の声を掛けられたのでちょっとうれしい。
上方の若い者達は、細身でええ子オーラが光る。大立ち回りや派手な組み立て技はないが好感度で見せてくださった。
夜の部は、ワタクシ目の歌舞伎習熟度では、やっと物語の枠組が見えたというところ。ええと、伊賀越え、夏祭浪花鑑、鰻谷、合邦がない交ぜというところまで分かった。水右衛門は伊右衛門、八郎兵衛は権助、いっぺんに極悪人と悪性者の悪のバラエティーを楽しんでいただこうという趣向だ。分からなくなる理由は、やつしと二役が混乱すること、説明台詞を聞き落とすとつながらなくなること、人物にその場の行動方針(ハラ)はあるが一貫した性格がないことだ。性格悲劇はご無用。やっぱ南北劇は好きだぁ。
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コメント
>スキップさま
吉太朗ちゃんを支えるご家族、美吉屋他、皆さんにねぎらいと感謝です。
それにしても、上方の役者さんもお住まいはお江戸なんですね。
投稿: とみ | 2009年1月19日 (月) 09時32分
とみさま
まぁ!ナマ吉太朗くんに遭遇してお声もかけられた
とは、春から縁起がよいですね。
吉太朗くんは私が観た時も「あれはどこの子?
松嶋屋の子ぉか?」という声があがっていました。
お兄さん達の芸をどんどん吸収して、心身芸ともに
大きくなっていただきたいですね。
>松次郎さんかっこよろしなー。
同感、同感!
昼の部は観ていないのですが、夜の「亀山鉾」の
場面でもカッコよさ際立ってました。眼福でございます。
投稿: スキップ | 2009年1月18日 (日) 22時38分
>火夜さま
平たく申し上げれば寝過ごしました。松次郎さんかっこよろしなー。
夜の部で源次郎が登場すると一斉に番付けが開き、どこの子やというがやがや感が、大阪やと思います。
投稿: とみ | 2009年1月18日 (日) 16時51分
「鳥居前」だけ幕見しました。「お祭り」も幕見したらよかったですー。
若い者にええ子オーラ、確かに!!
投稿: 火夜(熊つかい座) | 2009年1月18日 (日) 08時07分