ワールド・オブ・ライズ
ワールド・オブ・ライズ Body Of Lies
監督: リドリー・スコット
出演:レオナルド・ディカプリオ、ラッセル・クロウ、マーク・ストロング、ゴルシフテ・ファラハニ
あらすじ
ロジャー・フェリスはCIAで最高の腕を誇るスパイ。彼の任務を決めるのは、遠く離れた安全な場所で、時には子供の世話をしながら命令を下すベテラン局員エド・ホフマン。そのミッションは、イスラム過激派の爆破テロ組織のリーダーを捕まえることだが、それには、ヨルダン諜報部トップ・ハニの協力が不可欠だ。合衆国は世界平和のため、ヨルダンは自国の国民を守るため、共通の敵を追うが、行動原理も手段も全く異なり難航を極めた。苦境に立ったとはいえ、フェリスも汚い手を使う。
原作は、ワシントン・ポスト紙のコラムニスト、デイビッド・イグネイシアスがCIA工作員を描いた2007年の小説「ボディ・オブ・ライズ」。監督は、『グラディエーター』『アメリカン・ギャングスター』のリドリー・スコット。
現場で命がけで工作を行うフェリスと、命令だけを下すホフマン。それに頑迷で高潔そうなハニが絡みテロリストを追う。中東の和平を本当に望んでいるのか合衆国と、自己突っ込み風のテーマも、平和と繁栄を享受する日本人には痛い。礼節も情愛もあるナイスガイのディカプリオのラストの行動が救いと見るか諦観と見るか…。
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コメント
>ななさま
前半の分かりにくいどうなるん…。という展開部は好きですね。報復テロの連鎖は断ち切れないという結論しかないのでしょうから、延々と訴え続けるしかないと思いました。
このテーマは飽きたと言わず私は見続けるつもりです。個人的に、毎日が映画の日の方が近い。
投稿: とみ | 2008年12月31日 (水) 08時10分
こんばんは
>頑迷で高潔そうなハニ・・・
これ,まさにそのとおり。どちらかというと悪役?なのでしょうが
カッコよくってうっとりしちゃいそうで困りました。
この方ね~,「オリバーツイスト」で胡散臭い泥棒の役やってたんですけどねぇ。
今回は美味しい役でしたわ。
>中東の和平を本当に望んでいるのか合衆国と、自己突っ込み風のテーマ・・・
大統領もチェンジしたことだし
アメリカはここらへんで志を改めてほしいですわね。
投稿: なな | 2008年12月31日 (水) 00時34分