今月の玉様(六条御息所)の寓居・闇に眠る野宮神社に行ってみた
京都四条南座顔見世で上演中の源氏物語「夕顔の巻」では、坂東玉三郎丈は六条御息所を演じておられる。六条御息所がおわします闇とはどのようなものかどうしても確かめたくなり、唐突に思い立って嵯峨の野宮まで出かけた。理由は、ネタバレになるので言えませ〜ん。
野宮は、天皇の代理で伊勢神宮に仕える斎王が伊勢へ下向する前に潔斎をした宮。黒木鳥居と小柴垣に囲まれた聖地で,その様子は源氏物語「賢木の巻」に描かれている。そして、現在も、野宮神社は、物語のイメージが忠実に保全されている。
さて、次週から、嵯峨嵐山一帯は、イベント・嵐山花灯路で、観光客がわんさかとなるはず。野宮周辺の竹薮の道も幻想的にライトアップされる。
しかし、今日は、想像を超えた闇も闇、真の闇。平安人が闇を恐れたのも納得。ほーんと真っ暗。玉様が演じられる六条御息所がおわしそう。
嵐電嵐山駅
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コメント
>つさま
平安京の夜のように暗いとは予想していましたが、竹藪がありますから闇も闇、真っ暗でした。
ライトアップは幻想で、それもよいですね。
投稿: とみ | 2008年12月 5日 (金) 08時14分
私もあのたりの夜の暗さは知っておりますが,えらいもんですね.
先ずはおとみ様の勇気に京福,ではなかった敬服致します.
きっと何かを感じ,つかまれたことと存じます,
投稿: つ | 2008年12月 5日 (金) 00時36分