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2008年11月21日 (金)

から騒ぎ

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演出:蜷川幸雄
作:W・シェイクスピア、翻訳:松岡和子
出演:小出恵介、高橋一生、長谷川博己、月川悠貴、吉田鋼太郎、瑳川哲朗 ほか
あらすじ
イタリア・メッシーナに、ドン・ペドロ率いる友軍アラゴン軍が凱旋してきた。知事レナートは、一族と共に迎える。若い将校クローディオは知事の一人娘・淑やかなヒアローに一目惚れ。同じ若い将校でも毒舌家のベネディックは、知事の姪で闊達な娘ビアトリスと早速舌戦を始めた。
あっという間にクローディオとヒアローの婚約が整い、勢い余ったドン・ペドロたちは、ベネディックとビアトリスが恋に落ちるよう罠を仕掛ける。

彩の国シェイクスピア・シリーズ第20弾。戯曲が書かれた時代の形式を踏襲し、すべての役を男性俳優によって演じる『お気に召すまま』、『間違いの喜劇』、『恋の骨折り損』に続く“オールメール・シリーズ”第4作。
彫刻が一杯の装置は、広場の噴水になったり、広間の大階段になったり、教会にも霊廟にもなる。降り物heart01も量は少なめだが顕在。お衣装は白を基調とした趣味のよいもの。ただし、はめられたベネディックがカナリアのような衣装で笑いをとる。
主演のベネディックは小出恵介さん。ビアトリスは女形が初めてという高橋一生さん、蜷川オム初のクローディオ長谷川博己さんほか、蜷川さんのお芝居に常連の皆さん。
もともと「から騒ぎ」がとびっきり楽しい戯曲なうえ、主演の貴族たちだけでなく、夜警のおぢさんたちまでおかしく、笑いが絶えない。
オール・メールシリーズ続編に期待!「夏夢」がいいな〜。菊之助丈主演菊五郎劇団には、「お気に召すまま」を希望。

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演劇」カテゴリの記事

コメント

>ぴかちゅうさま
降りものはカタルシスありますね。彼岸花のまがまがしさも思い出します。唐版滝の白糸の水芸が血飛沫というのもありましたね。
トム・クルーズ主演映画の「マグノリア」では、あっと驚くものが降りました。結論からいうと、わーきれいと浄化される雪や花びらが好きです。
ローマの泉、楽しんでください。

投稿: とみ | 2008年11月26日 (水) 10時26分

恒例の“降りもの”についてもう一度。
白を基調にした舞台装置に赤い花が降ってきたのはそれはそれは美しかったですね。もしかして「卒塔婆小町」の時の赤い花と同じかもって思いながら観ていました。あの粘土のような物がついていて床に貼り付く音がした赤い花の記憶が甦りました。

投稿: ぴかちゅう | 2008年11月25日 (火) 23時01分

>スキップさま
>衣裳も装置も白一色の中に降り降りてくる真紅
の花も印象的でしたね。
みょーなところで拍手して顰蹙ものでした。連れは、花びらをどばっの方が良いかも、もう一人はブーケでえんちゃうとか、彫刻の後ろから、ローマの泉のような噴水を…。降りもの談義で盛り上がりました。
彼岸花も綺麗でしたね。
あ、源氏物語の源氏光君、萬あきらさん。最も難度の高い吊人形振りをセンターソロで…。薫も匂宮も消し飛びました。
そのかみ、大野さん作、世阿弥親子の確執を描いた「更には狂わじ」で萬さん世阿弥、霧矢さん元信、大和さん元雅で、萬さんのあまりのカッコよさに若者総崩れだったことを思い出しました。
大野さんやってくれます。

投稿: とみ | 2008年11月23日 (日) 11時55分

とみさま
楽しい舞台でしたね!
月川さん以外はオールメール初の新鮮な若手が
のびのび、周りを吉田鋼太郎さん、瑳川さん、
悪役の大川浩樹さんまで常連さんで固めて
万全の布陣でした。
衣裳も装置も白一色の中に降り降りてくる真紅
の花も印象的でしたね。
続編とそのキャスティング、楽しみです。

投稿: スキップ | 2008年11月23日 (日) 03時09分

>ぴかちゅうさま
娘が少年に扮する戯曲は少なからずありますが、主演となると、十二夜とお気に召すままだけしか思いつきませんでした。菊之助丈のドレス姿見たいです。

投稿: とみ | 2008年11月22日 (土) 18時37分

先ほど書き忘れましたが、
>菊之助丈主演菊五郎劇団には、「お気に召すまま」を希望。
→私も賛成です。初演で観て成宮寛貴くんの女方声がよくなくてガッカリし、コクーンでの再演を観なかったのです。菊之助丈の美声なら是非ぜひ観たいで~す(^O^)/

投稿: ぴかちゅう | 2008年11月22日 (土) 13時13分

>ぴかちゅうさま
ドン・ペドロとクローディオは確かに怪しかったですね。我魂にでておられましたか。貴公子がおにあいです。

投稿: とみ | 2008年11月22日 (土) 12時49分

>「から騒ぎ」がとびっきり楽しい戯曲なうえ、主演の貴族たちだけでなく、夜警のおぢさんたちまでおかしく、笑いが絶えない......本当にそうでした。ただ、日本でこの作品の上演が少ないのは夜警の場面が難しいのだろうと推測。蜷川さんはキャスティングと演出でそこを乗り切ってくれたなぁと嬉しくなりました。
それと長谷川博己くんはオールメールは初めてですが、「わが魂は輝く水なり」に平維盛で出演してました。
ドン・ペドロとクローディオって信長と森蘭丸的関係だったのかぁという場面もニヤニヤしてしまうし、いやぁオールメールシリーズは本当に楽しいですねぇ(笑)

投稿: ぴかちゅう | 2008年11月22日 (土) 11時10分

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» 08/10/19 彩の国芸術劇場「から騒ぎ」 [ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記]
{/hiyo_uru/}追悼記事の後は喜劇の感想を一本書いておこう。 彩の国シェイクスピア・シリーズ第20弾【から騒ぎ】 演出:蜷川幸雄 作:W.シェイクスピア 翻訳:松岡和子 今回の配役は以下の通り。 ベネディック=小出恵介 ビアトリス=高橋一生 クローディオ=長谷川博己 ヒアロー=月川悠貴 ドン・ペドロ=吉田鋼太郎 ドン・ジョン=大川浩樹 レオナート=瑳川哲朗 その弟アントーニオ=手塚秀彰 {/pc2/} あらすじは公式サイトより以下に引用。 「パデュアの若き貴族ベネディックとメッシーナ知事... [続きを読む]

受信: 2008年11月22日 (土) 03時11分

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