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2008年11月15日 (土)

12人の怒れる男

1006964_0112/2007/ロシア/ヘキサゴン・ピクチャーズ、アニープラネット
監督・脚本・出演:ニキータ・ミハルコフ
出演:セルゲイ・マコヴェツキイ、セルゲイ・ガルマッシュ
ミハイル・イェフレモフ、ユーリ・ストヤノフ、ヴァレンティン・ガフト

1957年に公開されたアメリカ映画史に燦然と輝くオリジナル版を、ミハルコフが現代ロシアにリメイクした。第80回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた傑作。
チェチェン人の少年がロシア人の養父を殺害した罪で裁判にかけられる。目撃証言もあり、有罪は明明白白そうだ。12人の陪審員たちは、審議をささっと終わらせ、自分の領分に戻ろうとしていたが…。
ミハルコフは、ロシアの現状をシニカルに笑い飛ばす。多民族国家で紛争が絶えない。しかも、共産主義の名残や急拵えの民主化の歪みが著しく、格差と偏見に苦しむ生活実態をベースに示す。しかし、ゆるめの正義、ささやかな善意、ためらいがちな愛を、おぢさんたちに絶叫させる。人間は捨てたもんじゃないぜ。
骨太、重厚長大映画好きにはずしーんと響く。

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コメント

>花かばさま
現代ロシアと50年代アメリカが、生活様式の激変と一縷の望みがないわけではないという点で似通っているのかもしれません。
三谷幸喜氏の戯曲は、シチュエーションが同じでもコンセプトとメッセージが全く異なります。
陪審員ドラマは劇作家にとって無尽に腕を振るえる設定ですね。

投稿: とみ | 2008年11月15日 (土) 09時27分

12人のといえばヘンリーフォンダや無いのですか?
リメイクですよね。
来年から始まる陪審員制度。考えさせられる映画やったと記憶してます。

投稿: 花かば | 2008年11月15日 (土) 06時28分

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