20世紀少年第1章
監督:堤幸彦、原作:浦沢直樹
出演:唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子、香川照之、石塚英彦、宇梶剛士、宮迫博久、生瀬勝久、小日向文世、佐々木蔵之助、黒木瞳、遠藤憲一
あらすじ
1969年、ケンジと仲間の少年たちは、原っぱの秘密基地で、冒険科学ファンタジーを夢想し、「よげんの書」という、SFを書いていた。人類滅亡を企む巨悪と、9人の仲間たち。チームのマークと団旗も作った。それらをタイムカプセルに収納し、そのまま、忘れてしまった。
それからおよそ30年、1997年、40代になっていたケンジは、お得意先一家の失踪や幼なじみの死をきっかけに、その記憶が次第に呼び覚まされていく。そして、世界各地の異変が、昔幼い頃空想した“よげんの書”通りに起こっていることに気づく。あのときのマークを知る者は誰。出来事に必ず絡んでくる“ともだち”とは…。
豪華キャスト、それなりの悲哀を背負って懸命に生きる主人公たちの等身大の生きざま、その時代を知る者が感じる70年代へのシンパシー。張りぼてとまやかしの巨悪。SFといえども、綿密な考証とリアリティがあり、老若男女、皆楽しめる娯楽大作となっている。
悪の教団が張りぼてという設定になっているため、映画全体の書き割り感も楽しめる。主人公が、自らを鼓舞してゆくプロセスを懸命に演じられた唐沢さんが素敵。
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コメント
>麗さま
こんなはずではなかった人生…が丁寧に描かれていますね。同窓会で会っても顔も名前も思い出せないという感覚も身につまされます。
こういう作品を拝見しますと、エンタテイメントは、プロットと趣向が大切と感じます。第2章でこれから登場する人々が楽しみですね。
投稿: とみ | 2008年9月13日 (土) 09時17分
とみさんもご覧になったんですね!
アニメ原作って事で、ありえない展開も多々ありましたが、、、
現実社会に起きている事件と、そう離れてない事に気付き、
改めて恐怖を感じました。
豪華キャストの中で、生瀬さんが秀逸でした!
っというか、、、
生瀬さんの少年時代の子役の彼かな。(笑)
第二章が益々、楽しみになりました♪
投稿: 麗 | 2008年9月13日 (土) 02時38分