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2008年7月27日 (日)

「かもめ」を見た

「かもめ」を見た
チェーホフのかもめだ。藤原さんでも、美波さんでも、麻実さんでもなく…。
登場人物たちは,与えられた才能と運命に納得せず、自我に拘泥し、不相応な愛や泡沫の成功を望み、叶えられないといっては自棄になったり,力関係で勝てる相手に八つ当たりする。本人とっては大悲劇でも,第三者からみればただの喜劇にすぎない。年齢も身分も性別も異なりながら,連鎖的に見事に同じことをしている愛しい人たちだ。
重かったが,とにかく見た。ゆっくり考え生涯反芻するんだ~。

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演劇」カテゴリの記事

コメント

>ぴかちゅうさま
記事ともいえないメモにコメントいただきありがとうございます。ごらんのとおりのていたらくでございます。
入魂のエントリは玉様はお化けがお好き一本です。しかし,かもめは書きますわ。きっと。
あした行ってらっしゃいませ~。

投稿: とみ | 2008年7月31日 (木) 00時06分

>凡人俗物ばかり登場する舞台だからこそ,綺羅星の如くスターを投入しないといけないと思いました......すんなり簡単に楽しめる作品じゃないからこそ豪華なキャスティングにするというこういう企画もありだと私も思いました。
戯曲を読み込んでから観て、ようやくチェーホフの面白さに目覚めました。同じ新潮文庫に入っていた「ワーニャおじさん」も上演があるようなので吉田鋼太郎が主演だというし、続けて観たいと思ってます。
明日は歌舞伎座で玉三郎丈の泉鏡花ワールドにドドーンと浸ってきます!

投稿: ぴかちゅう | 2008年7月30日 (水) 23時59分

>ムンパリさま
>私的には人々のごくありふれた生活の一時期を、一斉に
キャンパスにたたきつけたようなお話、と思えたので。
至言!モノローグ&ダイアローグが続き,どちらも真理のようで結論が出ない。名台詞として意味付けしようとしても時間の無駄というものです。
シニカルではありながら,基本的には人間を,生を愛してやまないチェーホフセンセのまなざしに乾杯!

投稿: とみ | 2008年7月29日 (火) 12時18分

とみさま。
なるほど、なんとなくわかった気がします。
喜劇ととるか悲劇と考えるかは単なる視点の違いなんですね。
私的には人々のごくありふれた生活の一時期を、一斉に
キャンパスにたたきつけたようなお話、と思えたので。
それはヨーロッパ的には全く悲劇じゃないってことですよね。

> 連鎖的に見事に同じことをしている愛しい人たちだ。
この表現、素敵です。
いいお芝居を観た、という感覚が後味として残りましたから。

投稿: ムンパリ | 2008年7月29日 (火) 01時25分

>麗さま
コメントありがとうございます。
上演当時から,批評家と劇作家との間で,すんごい論争になったとか。当時の社会の大転換と重ね合わせ,必要以上に深読みされたことにチェーホフセンセは反発なさったのではないかと推測されます。
ほんの少し高望みしてふられる,実力もないのに成功を夢見て失敗するのは断じて悲劇ではありません。なんか知りませんが,西洋演劇は,ギリシャの昔から,悲劇は,王侯貴族や高僧が自らの軽挙から不幸のどん底へたたき落とされ,果敢に立ち向かわないといけないようです。不便です。

投稿: とみ | 2008年7月29日 (火) 00時55分

>ゆっくり考え生涯反芻するんだ~。
私がこの芝居を観てから1ヶ月経ちましたが、
皆さんの感想を読ませて貰い、色々と感じる事が変わってきてます。(笑)
チェーホフがどういう思いでこの戯曲を「喜劇」として手掛けたのか、
観劇直後は分からなかったけど、なんか”人間の滑稽さ”を「喜劇」と称してたのかなっと。

>本人とっては大悲劇でも,第三者からみればただの喜劇にすぎない。
まさしく、コレですね!
って事は、人間みな「喜劇」を生きてるって事ですね♪(笑)

投稿: 麗 | 2008年7月29日 (火) 00時32分

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» 08/07/12 赤坂ACTシアター「かもめ」千穐楽 [ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記]
{/m_0166/} 昔々NHKで劇団四季の「かもめ」の最後の最後の場面を見た。「私はかもめ」といううわごとのまじるニーナの長台詞くらいからだ。ニーナは誰か覚えていない。トレープレフは若き日の市村正親。暗い結末の芝居だなぁと避けて通ってきた。 舞台観劇は「桜の園」と「三人姉妹」。それ以降、チェーホフは苦手かなと敬遠。戯曲はちゃんと読んだことなし。 昨年、井上ひさしの「ロマンス」を観て、「かもめ」あたりからリベンジしてみようと決意。いいタイミングの上演だった。 {/hiyo_do/} 神西清訳の新潮文... [続きを読む]

受信: 2008年7月30日 (水) 23時41分

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