ウーマン・イン・ブラック~黒い服の女 13日(日)千秋楽
ウーマン・イン・ブラック
原案・原作/スーザン・ヒル,脚色/スティーブン・マラトレット
演出/ロビン・ハーフォード
出演/上川隆也,斎藤晴彦
上川隆也と斎藤晴彦の共演で絶賛されたロンドン発ゴシック・ホラーの決定版が、5年ぶりに再々演。秋にはロンドン公演も決定している。
怖かったよ~(涙)
老弁護士が若いころ経験した、世にも忌まわしい物語、「黒い服」をまとった女性に遭遇した怪奇体験を,語ることにより自らの恐怖から逃れようと,若い俳優に指南を受ける。俳優が若い頃の弁護士を演じ,老弁護士が何人もの人物を演じ分ける。
イギリスの人里離れた片田舎の屋敷に住んでいた身寄りのない老婦人が亡くなり、弁護士は遺産整理のために出向くが,果たして黒い服の女の亡霊が出没する。
怖いの何の,視覚に訴える怖さではなく,台詞と音響で恐怖を増幅するお芝居なので目をつぶっても怖い。観客はリピーターさんが多いのか,心の準備がよろしいのか,あまりヒエーの声は聞こえない。おまけに,物語は完結しなく,恐怖はおうちにお持ち帰りとなる。書いたら助かるやろか。書いたらもっと怖くなるし…。わーん。
うだる暑さの大阪,凍りつくシアタードラマシティ。上川さん,ぶっ飛ばしの燃える熱演で,開場はオールスタンディングのカテコとなった。
| 固定リンク
「演劇」カテゴリの記事
- 平幹二朗さんありがとうございました。とうとうこの日が来てしまいました。(2016.10.24)
- 蜷川幸雄さんありがとうございました(2016.05.13)
- 炎立つ 兵庫県立芸術文化センター13日ソワレ ギリシャ悲劇の様式による奥州の命と魂の再生の物語 果敢に挑まれた主演のお二人に心から拍手しました(2014.09.16)
- 白石加代子「百物語」シリーズ第三十二夜第九十八話「橋づくし」 第九十九話「天守物語」 (2014.07.15)
- イノセント・ピープル“原爆を作った男たちの65年”(2014.07.09)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
>SwingingFujisanさま
ブログリニューアルオープンおめでとうございます。
上川さんのファンであられますか。良い舞台でしたね。怖くなかったらもう一度見たかったです。技術,容姿,覇気,本当にパーフェクトな俳優さんであられます。
投稿: とみ | 2008年8月25日 (月) 23時54分
ご無沙汰しております。
。
がと~っても可愛かったですわ~。
今頃になってなんですが、私も先週見てまいりました。
あまりの恐怖に鳥肌が立ち、帰宅してからも体に恐怖がまとわりついているようでした。怖がりの私は恐怖モノは極力避けたいのですが、上川さんに惹かれて見たこの芝居、あんまり面白くて、スケジュールさえ許せばもう1回見たい、と思いました
スパイダー
SwingSwingSwingはpart2を新装開店いたしました。ご連絡しないでごめんなさい。
投稿: SwingingFujisan | 2008年8月25日 (月) 20時46分
>麗さま
観劇前に想像していた舞台より、装置や小道具が充実していました。東京では1ヵ月なさるのですねー。公演と関係者皆様のご無事と成功をお祈り申し上げます。
投稿: とみ | 2008年8月11日 (月) 08時33分
やっと観てまいりました!
>初見の特権で泣くほど怖がってきました。
やはり初見のほうが怖さが増しますよね。
私は2度目だったので、、、大筋のストーリーは覚えてたので、
初見の時ほど恐怖は感じませんでした。(笑)
でも、いきなりの大きな音での悲鳴や、
ドアの閉まる音には驚いてしまい、
ビクッ!って身体が反応してました。(笑)
あとはシーンと静まり返り、
何の明かりもない劇場という空間は、
異常なほど怖かったです。
投稿: 麗 | 2008年8月11日 (月) 00時44分
>麗さま
今年は,女教師以外,見たいお芝居が殆ど関西でも上演され嬉しいです。これは,東京が大千秋楽になるようですね。初見の特権で泣くほど怖がってきました。
あー,上川さん素敵です。
投稿: とみ | 2008年7月16日 (水) 12時26分
大阪公演のほうが先だったんですよねぇ。
私は来月観に行きます!
初演時に観に行きましたが、、、
あの大きな会場で観客全員が同じ恐怖を体験してたと思うと、
ますます怖さがつのります。
って、みんな同じモノが見えてましたよね?(笑)
また来月にでもコメントさせてもらいます!
投稿: 麗 | 2008年7月15日 (火) 22時31分
>ムンパリさま
コメントありがとうございます。
そうでしょう。そうでしょう。千秋楽はリピーター揃いだったのですね。
上川さんは,上手くてカッコよくて熱いパーフェクトな俳優さんと思いました!
投稿: とみ | 2008年7月15日 (火) 09時21分
とみさま。下の私のコメント・・・
> 秋にはロンドン公演も決定している。
と、とみさまが書いていらっしゃるのにハズカシイです〜。
日本人のシェイクスピア劇は見慣れていても、
今回のようなパターンは珍しいかもと思いますが。
投稿: ムンパリ | 2008年7月15日 (火) 01時36分
とみさまとはお会いできませんでしたが、同じ時間、同じ場所で
ゾゾゾーッとしてたんですね!
初日は悲鳴があっちこっちであがってましたよ。
この二人、今年は本家のロンドンの劇場に乗り込むそうです。
演出家のお墨付きで。
> 書いたらもっと怖くなる
コレですねー。私は絶対書けません・・・うう。
投稿: ムンパリ | 2008年7月15日 (火) 01時06分
>悠さま
演劇好きの観客層でしたね。定番の演出なのでしょうが、装置、大道具、小道具、助演、サウンドエフェクトは無くとも良いように思いました。
上川さんは、力量はあるし、分厚い演技なさる方と、改めてチェックでした。
投稿: とみ | 2008年7月15日 (火) 00時28分
>kirigirisuさま
5年振りとか。その頃は、二人芝居は、スルースかメアリースチュアートくらいしか存じませんでした。
初見は感動します。怖さは昼でも同じと思われます。怖いぞー。
投稿: とみ | 2008年7月15日 (火) 00時12分
わたしは、土曜日観劇でした。斉藤さん@老弁護士が、演じる快感にめざめてゆくプロセスが面白かったです。
それと、最後の、あかるい雰囲気の、やっと、斉藤さんが「かたる」=「話す」=「離す」ことで、恐怖から免れたときに、突然あらわれる恐怖、、、これが怖かったですね。
で、女性の俳優さんは、どなたなんだろうと気になりました(^^;)
投稿: 悠 | 2008年7月14日 (月) 22時43分
ギョギョッ!! そんなに怖いとは
今度こそ見るつもりでいるのですが、
当日券狙いでまだチケットは買っておりませぬ。
マチネにした方がよさそうですね。
夜、暗い道を帰るのは怖そう(^^;
投稿: kirigirisu | 2008年7月14日 (月) 19時54分