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2008年5月17日 (土)

ラフマニノフ ある愛の調べ

Main監督:パーヴェル・ルンギン
キャスト
エフゲニー・ツィガノフ,ビクトリア・トルガノヴァ,ヴィクトリヤ・イサコヴァ,ミリアム・セホン,アレクセイ・ペトレンコ
ストーリー
1920年代,ソ連から合衆国に亡命したセルゲイ・ラフマニノフのコンサートが,N.Y.カーネギーホールで,スタンウェイの後援で開かれようとしていた。ラフマニノフは,超絶技巧のピアニストとして成功を収め,名声と富を得るが,作曲に行き詰まり,日に日に憔悴していく。そんなある日,白いライラックが届く。ライラックの香りに故郷の幸福だった少年時代,練習に明け暮れた青年時代,そして鮮烈な恋の記憶が蘇る。

数々の難曲を生み出し,超越的な技巧で自ら演奏をこなす“ピアノの魔術師”と呼ばれた20世紀最大の作曲家、セルゲイ・ラフマニノフの半生である。混乱のロシアから亡命し,成功を収めるが,作曲のインスピレーションは,ロシアの自然,狂おしい恋,自らの理性まで破壊し尽くす情熱だった。
アンナ,マリアンヌ,ナターシャと3人の女性が登場するが,タイプの異なる典型的な美女揃い。1920年代のファッションも素敵だ。大失敗の1番,人気の2番,金字塔の3番の謎が納得できる物語として解き明かされ,爽やかな気持ちになれる。
すぐ,コンサート行きたくなる。行くとしたら,小山実稚恵さんがいいな。

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コメント

>hitomiさま
シャインに比べると作品として凡庸感は否めませんが,良心的なよい映画と思いました。

投稿: とみ | 2008年5月19日 (月) 00時45分

私も観ました。検索したら俳優があまりにも本人にそっくりの顔でびっくりしました。

投稿: hitomi | 2008年5月18日 (日) 23時00分

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» ラフマニノフ ある愛の調べ [猫と薔薇、演劇、旅ファン]
「ピアノ協奏曲第2番」「ヴォッカリーズ」の美しい旋律が好きで自作自演のCDもずいぶん昔に買ったラフマニノフの映画を観ました。 帰宅して本人の写真観ると主演俳優エフゲニー・ツィガノフが余りに似ているのに驚いた。冒頭のライラックの庭やカーネギーホールでソ連大使を追い出しての演奏は素晴らしいのにその後は何度も睡魔に襲われてしまった。 生活のためのハードな演奏旅行は世界的な芸術家の宿命ですね。 生家の破産、革命、恩師との決別、恋愛、創作の悩み、 あまり響いてこないのは私だけ? ..... [続きを読む]

受信: 2008年5月18日 (日) 23時02分

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