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2008年5月29日 (木)

みよし会

第4回みよし会
一、「伊達競阿国戯場(だてくらべおくにかぶき)」一幕二場
         身売りの累(みうりのかさね)

手習いの師匠治助   片岡千次郎
寺子定吉       和田祥太朗☆

与右衛門女房 累   上村 吉弥☆
娘お孫        上村 純弥☆
百姓与の吉     片岡當吉郎
曲り金の金五郎    片岡松次郎
花扇屋亭主才兵衛   片岡佑次郎
村の歩き       片岡比奈三    
判人源六       片岡當十郎 (賛助出演)
与右衛門実は絹川谷蔵 坂東 薪車 (賛助出演)

細川家の息女歌形姫  片岡りき弥
若徒丹助       片岡當吉郎
島田重三郎      片岡千次郎
御守殿柳葉      上村 吉弥☆

序幕の前に,幕前芝居がある。手習いの師匠治助の千次郎さんと寺子定吉の祥太郎ちゃんの会話により,この物語が伊達騒動の後日譚で,花水橋から後の絹川谷蔵の怪談累噺になることが分かる趣向になっている。
身売りの累の与右衛門は,醜く変貌した事実を,本人に知らせまいと配慮する思いやりのある男である。色彩間苅豆の色悪とは全く異なる,忠義な偉丈夫に薪車丈はぴったり。累の吉弥丈は,全身からにほいたつ幸福な人妻の色香から一転,醜い姿への絶望,嫉妬に狂った凄みと,自信に満ちた力演。終幕では,美しい腰元姿で絵面引っ張りの見得でやんややんや。
立ち回りのおみ足が素敵な松次郎さん,可愛らしい亭主の佑次郎さん,田舎娘はお任せの純弥さん,場違いの赤姫がそれらしいりき弥さん,丸っこい奴がらぶりーな當吉郎さん,なぜか最後にも出られる千次郎さん。皆さん活き活きと演じておられた。

二、舞踊「応挙の幽霊(おうきょのゆうれい)」
応挙の幽霊お仙    上村 吉弥☆
丁稚祥太       和田祥太朗☆
道具屋甚三      片岡松之助 (賛助出演)
若旦那松五郎     坂東 薪車 (賛助出演)

落語の「応挙の幽霊」の舞踊劇。幽霊が,正に応挙の幽霊らしく透明感(爆)があって美しいこと。うわばみのような大酒飲みだが,上品さを崩されないところが美吉屋気質。
薪車丈は,頼りな系若旦那でも御出演で,ライバルのハシモト屋(芸術を解さない守銭奴)の動向を気になさっておられる設定に…σ(^◇^;)。

ラストは,多くの関係者の皆さんに対する吉弥丈の謝辞で締めくくり,万雷の拍手のうちに閉幕した。

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