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2008年4月14日 (月)

スルース

まだ近鉄劇場が健在だった頃,日下武史さんと下村尊則さんの競演で拝見した。タイトルは,確か「スルース「探偵」」だった。映画は,ジュード・ロウさんがプロデュースし,マイケル・ケイン氏と競演,ケネス・ブラナー氏を監督に起用という豪華版だ。
制作:ジュード・ロウ
監督:ケネス・ブラナー
出演:ワイク/マイケル・ケイン,マイロ/ジュード・ロウ
ミステリー作家ワイクは,自邸に,妻を寝取った俳優マイロを呼び寄せた。ワイクはゲームを仕掛けてマイロに死ぬほどの屈辱を味わわせるが,後日,マイロの予想外の報復が始まる。老探偵小説家とその妻の愛人である青年が、二転三転の騙し合いを繰り広げる知的ミステリー。ゲームセットのときに舞台に立っているのはどちら。

プロデュースしたものの,出演する気は無かったロウは,ケネス・ブラナー監督に勧められて出演もしたとか。一筋縄では行かない制作のエピソードだ。
名優M・ケインとの熱演と怪演のロウの白熱の演技バトルは必見。戯曲も短いセンテンスで英語に弱くとも字幕なしで3分の2は分かる。現代版のため,アーティスティックな豪邸のインテリアが美しい。

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

>花かばさま
やはり,幕間の休憩欲しかったですね。緊張の連続なので…。もっとも糸が切れて,撃沈しておられた高齢者多数。
四季版では,バックステージツアーも参加しました。映画のお部屋素敵でしたね。ローレンス・オリビエ版のインテリア,気になります。

投稿: とみ | 2008年4月18日 (金) 12時35分

面白い映画ですね。
72年に上映された時、従兄弟がとても面白いとお勧めの映画でした。

その時の「スルース」では今回ジュードが演じたマイロ役をマイケル・ケインが演じていて、ワイク役のローレンス・オリヴィエとともにアカデミー主演男優賞候補やったそうです。
確かに、しぶい配役でした。

投稿: 花かば | 2008年4月18日 (金) 08時57分

>悠さま
ああなったら,一人の女性をめぐって対立しているのではなく,対決のための対決になっていました。男の勝負とはそんなもんと思いました。

投稿: とみ | 2008年4月14日 (月) 23時05分

>hitomiさま
ウーマン・イン・ブラックがタノシミです。二人芝居はスリリングです。

投稿: とみ | 2008年4月14日 (月) 23時03分

二人の俳優さん、よかったです。オリビエ版映画、日下さんの舞台もみてないんですよ。
でも、作家の自宅は、映画じゃなきゃって感じでした。
男の矜持、力強さ、しつっこさ、女性っぽさ、いろいろと立場かわって、老は老なり、若は若なりの演じ方がよかったです。

投稿: 悠 | 2008年4月14日 (月) 16時24分

私も四季とこの映画観ました。ローレンス・オリビエ版も観たいです。配役の妙です。

投稿: hitomi | 2008年4月14日 (月) 12時37分

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受信: 2008年4月14日 (月) 12時38分

» スルース@映画 [こ・と・ば・言葉]
マイケル・ケインジュード・ロウ主演。舞台物なんだけど、出演は、二人だけ。老小 [続きを読む]

受信: 2008年4月15日 (火) 23時01分

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