坂東玉三郎・中国昆劇合同公演 in 南座
一睡の夢(マジそうならないように…(^^ゞ警鐘)ような、悠久の時空のような、はかなくも甘美な舞踊劇だ。昆劇は能と同時代の発祥で、プリミティブで普遍性に富んでいる。夢幻能と近いことが興味深い。
刺激的なエンタテイメントに慣れた者には,おおどか,鷹揚,奥ゆかしさに慣れるまで一瞬戸惑うかもしれない。当然,このコンセプトは,南座のトポスに一致する。
時は弥生、花の京で打たなければならない公演と納得。
玉三郎丈の台詞や歌唱が嫋々と叙情的でうっとり…。勿論中国語デス。
日中の文化の融合と将来への伝承という夢の端緒を掴まれた御志に敬服あるのみ。
写真は,紗幕に幻想的な牡丹花の映像が浮かぶ「牡丹亭」の幕。
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