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2007年12月31日 (月)

オペラ座の怪人

Nec_0097_230日,大阪四季劇場で,オペラ座の怪人2007年最終公演を観劇した。メンバーは以下のとおり。
←初日以来なので,オルゴールは本日ゲット。
オペラ座の怪人/高井治,クリスティーヌ・ダーエ/木村花代,ラウル・シャニュイ子爵/北澤裕輔,カルロッタ・ジュディチェルリ/種子島美樹,メグ・ジリー/荒井香織,マダム・ジリー/秋山知子,ムッシュー・アンドレ/寺田真実,ムッシュー・フィルマン/小泉正紀,ウバルド・ピアンジ/半場俊一郎,ジョセフ・ブケー/岡 智

幾度か交替の末,高井さんの日に遭遇した。相変わらずの鳥肌,さぶいぼ,身震いのお声は健在であった。頭で理解していてもこの身体症状は何なのだろう。
木村さんのクリスの父を慕う孤独に泣けた。このため,ファントムの純情娘の孤独につけ込む卑怯さが引き立った。また,北澤さんは,正攻法の冷静沈着大人なラウルだ。ファントムとは保護者対決で,これはこれでバランスが良い。終幕のスリリングな三重唱は,クリスがリードする。ファントムの激情を引き出す絶唱に客席は涙涙…。
誰しも持つトラウマ,若さ故の無力感,人生の黄昏への焦燥,庇護する者のいない絶望的な恐怖,愛の手前で自己と向き合い,おののく全ての人が共感するドラマだった。

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コメント

>木蓮さま
コメントありがとうございます。
このような書き殴りレポで全貌が推定されたということは,相当なファントムフリークであられましょうや。お恥ずかしい次第でございます。
しかし,本当です。木村さんのクリスは心を洗うだけでなく,鏡を突きつけるような迫力がございました。
孤児の心を想像できなく感情移入できない観客,孤児の孤独を表現できない役者という豊かな現代日本の限界を打ち破って下さった花代さんにブラボーです。
あ,アイーダの秋夢子さんも好きです。

投稿: とみ | 2007年12月31日 (月) 18時40分

ステキなレポでうっとりしてしまいました!
私は年明け1番目がオペラ座です。
楽しみ。

今年1年、ブログを通してお世話になりました。
メッセージも励みになり
とても嬉しかったです。
来年もどうぞよろしくお願いします。

投稿: 木蓮 | 2007年12月31日 (月) 11時47分

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