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2007年11月

2007年11月30日 (金)

祝南座顔見世二代目中村錦之助襲名披露興行

暖かい小春日和となったが,今日から南座顔見世興行が開幕している。
開幕後の早い時期の昼の部に,花町総見と称し,京都の花町毎に,舞妓や芸妓が桟敷席で見物する日がある。これに遭遇すると,舞台と客席の華やかさが相乗効果となって非常に得した気分になる。
例年そうだが,今年の演目は特にベーシックで,見せ場のあるお役が多いものばかり。拝見するのはまだ先だが,今晩の京都新聞ニュース(夕刊に出るはず)などチェックしながら,気持ちを盛り上げてゆこう。馬盗人以,来久々に,綺麗でない菊之助丈を拝見できるのも楽しみだ。

P.S.京都新聞Web版に,勧進帳の写真入りで掲載されている!

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2007年11月29日 (木)

文楽・曽根崎心中の新コンビ by YOMIURI ONLINE

YOMIURI ONLINE関西版に,文楽11月公演の曽根崎心中を演じられた吉田玉女さんと桐竹勘十郎さんの記事が,「師あり弟あり」というタイトルで素敵なお写真入りで掲載されている。
新コンビの曽根崎は,詩情豊かでありながら,駆け抜けた青春を感じさせていただける出色の舞台だった。写真だけで15分は思い出し涙に浸れる。
どれだけ生きても同じこと…。お初主導を感じさせる脚本であるが,危うい青春の残照が見て取れた玉女さんの徳さまは,光っておられた。消えてなくならないように印刷しておこう。

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2007年11月28日 (水)

少女漫画の世界 原画'(ダッシュ) 京都展

少女漫画の世界 原画'(ダッシュ) 京都展
漫画で育ったお方には,うれしい企画展だ。実は漫画を読む速度が極端に遅いワタクシも,この世界には心惹かれている。

京都国際漫画ミュージアムでは、世界に通用する日本漫画の魅力を,可能な限り,ありのままの形で後世に伝えるため、極めて原画作品に近い複製原画'(ダッシュ)を作成するプロジェクトを,京都精華大学漫画学部教授・竹宮惠子氏を中心として進めてまいりました。これまでの研究・制作の成果を広く伝えるため、原画'(ダッシュ)展を開催いたします。 とりわけ今般は,黎明期の少女マンガを支えた作家の作品を展示です。華麗なる「少女マンガの世界」をお楽しみください。
会場:京都国際漫画ミュージアム
   
京都市中京区烏丸通り御池上ル(元龍池小学校))
開催期間: 2007年11月23日(祝)~2008年1月14日(祝)
       ※水曜日,12月31日~1月3日は休館

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2007年11月27日 (火)

新作舞踊劇「信濃路紅葉鬼揃」の記事他

kirigirisuさまに教えていただきました。
11月24日東京新聞TOKYO Webに,十二月大歌舞伎にご出演の坂東玉三郎丈の情報が掲載されている。とても素敵な記事で,消えると悲しいので控えに転載させていただくこととする。
 お衣装を新調(←おそらくこんな感じ。シテが黒で,5人のツレが赤。美女揃いですぅ!)なさり,シテが唐織で壺折の着付に大口、後半は長ばかま。ワキは厚板の着付に長絹、大口とか。新しいお衣装のぱりっと硬く,動きに添わない感じも興味が持たれる。ツレやワキツレの衣装も玉三郎丈の一部。どなたがどのお衣装をお召しかも楽しみ。初日に拝見することとした!

また,11月26日日本経済新聞の文化欄に,先日ご逝去されたモーリス・ベジャール氏を追悼する寄稿が写真入りで掲載。朝日Webにも掲載されている。文化やジャンルを超えた創造意欲の共鳴が,格調高い文章で書かれていた。

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2007年11月26日 (月)

昨日は「鹿鳴館」千秋楽

昨日11月25日は,三島由紀夫氏の命日だ。1970年,『豊饒の海』第四巻「天人五衰」の最終回原稿を書き上げた後,自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決。
劇団四季自由劇場で,この日を千秋楽として目論んで上演されていた『鹿鳴館』東京公演が終幕した。
福井晶一さんのファンを標榜しながら,清原久雄役で登板されているお姿を見に駆けつけていないことを激しく反省している。
公式ページで,特別カテコの様子を拝見すると,通算上演回数195回のロングランの長期に亘り,清原久雄役を演じられた田邊真也さんがメンバーを代表して挨拶をなさったようだ。
鹿鳴館は,世俗の幸福を,華麗な修辞とシニカルなレトリックで哄笑する技巧に満ち満ちた戯曲だ。どちらかといえば,親の世代の役者さんたちの顔見世的な興行意図を満たすものだ。今公演では,演技者さんの自律的な心の交流により,感動もできる物語であることを実証した。
田邊真也さんの功績は大きい。三島由紀夫氏自身を投影する破滅的な生き方しかできない清原久雄像を,母の愛を求めてやまないナイーブな青年として共感が得られる人物とされた。拝見するたびに泣かされた。また,福井晶一さんもきっぱりとした直情的な人物として演じられたようだ。
さて,二人の久雄の今後が気になるところだが,京都劇場に,○○と○○で来ていただけたら嬉しいな。そのときは,観劇依存症患者として客席から病院に担ぎ込まれるかもしれない。

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2007年11月24日 (土)

ジョージ・チャキリス氏が劇団四季WSSを観劇

今日は,京都劇場で来春開演のWSSのチケット発売日だ。冷静に購入したつもりだが,最終的に何度観劇することになるのやら…。
公式ページには,22日に,あのジョージ・チャキリス氏が観劇された日のカテコの様子が,動画付で掲載されていた。
実は,WSSしかご出演の映画は拝見したことがない。変わらぬスタイルで,永遠の青春スターさんだ。

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2007年11月23日 (金)

坂東玉三郎特別舞踊公演in守山

Nec_0032_2 きーんとした冷気に白い比叡山が近く見え,鷺が舞い降りそうな水田地帯の近江守山市民ホールに一座は来られた。皆さん,長旅にもお元気で,一座の結束も益々堅い。
この舞踊公演は,あと2公演で終えられ,12月2日は,もう歌舞伎座初日。あ,ワタクシ見に行くのだった。信じられない。
阿国歌舞伎夢華
四条南座公演とほぼ同じ出演者さんだが,阿国を支える女歌舞伎が,笑三郎丈と春猿丈の2人となり,より連帯が強くなったように見える。各地の多目的ホールを利用するため,すっぽんが無く,花道が短い。このため,名古屋山三の出入りに素敵な趣向がこらしてある。
阿国と山三の仲は,南座のときより修復されたようで,慕わしさがプラス。連れ舞いの息がぴったり合って,幸福そうなお姿だった。山三さんのこの世に残す未練がとても無理のない的確な感じがした。阿国から,一座を支えるという気負いが消え,笑三郎丈と春猿丈がしっかりしているから大丈夫(かも)だろうという満足気な表情だった。
丈は,扇の動きで空間を創りあげられる。彫刻家が大理石の中から神を生み出すような荒々しさや辛苦をともなうものではなく,本当にふわっと…。
猿弥丈と弘太郎丈の男伊達兄弟の活き活きとした踊りには,心和んだ。

鷺娘
板付きで照明が入って,鷺娘の登場。あとは絶叫マシーンに乗せられ上下する状態で玉三郎丈のしたい放題にされた。守若丈と玉雪丈の後見さんがまた絶品。マジシャンだ。長唄さんの演奏もちょっと残響時間が長めのホールに良く響く。
DVDもある。シネマ歌舞伎も見た。しかし,ライブとは全く異なる別物だ。空間の支配力は映像化できない。
万雷の拍手のなか,カテコが3度。インターナショナルな舞踊公演を拝見した高揚感に浸った2題だった。
ジゼルと白鳥の湖を見たような…。

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京都ホテルの欅にも電飾

ホテルの欅にもイルミネーション
気のせいでなく、今週は深夜しか外を歩いていない。遅くまでライトアップをしていただいているオーナーに感謝。
この木は毎年見ているが、大きくなってきているのが分かり、ちょっと嬉しい。

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2007年11月22日 (木)

文楽11月公演第2部2度目

イヤホンガイドさん主催・鶴澤燕三さんのトークショー付き夜の部。
かぶりつき至近距離で聞かせて頂いた。
情景や人物像を思い浮かべながら,集中力で弾かれるそうだ。
源平布引滝
トークショーだけでなく,イヤホンガイドもおまけだったので得した気分。
松波琵琶の段で,三味線が琵琶に化けるからくりを教えて頂いた。鋭いべーんという音が,荘厳なベ~ンになるには,駒を取り換える。ミュートのような仕掛けだ。多田蔵人行綱が琵琶の名手というのは嘘だーいという気がするが,清二郎さんと左さんの大活躍が楽しめた!左さんはどなた?

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2007年11月21日 (水)

東山のたたずまい・まもなく紅葉

東山のたたずまい・まもなく紅葉
澄んだ冷気のなかの東山連峰のたたずまい。鴨川にはゆりかもめが遊び、凛とした美しさを見せてくれるひとときを待つばかり。

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2007年11月19日 (月)

賢明さには欠けたがあまりにも深く愛した男だったと,「オセロー」

Othello16011月17日(土),ソワレを気合で観劇!
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
作/W・シェイクスピア,翻訳/松岡和子
演出/蜷川幸雄
キャスト
オセロー/吉田鋼太郎,デズデモーナ/蒼井優,イアゴー/高橋洋,エミリア/馬渕英俚可,キャシオー/山口馬木也,ブラバンショー/壤晴彦
あらすじ
ルネッサンス期のヴェニス公国。イアゴーは,傭兵隊長で,百戦錬磨のムーア人将軍オセローの旗手だ。イアゴーは,オセローが同輩のキャシオーを副官に昇進させたことを深く恨み,オセローの秘密の結婚を,花嫁の父に通報する。オセローが妻としたのは,元老院議員ブラバンショーの若き令嬢デズデモーナだ。父の許しを得られない二人だったが,年齢,人種,境遇の障害を超えて,深く愛し合っていた。
折りしもトルコ艦隊が,ヴェニス領キプロスを脅かすという国難が勃発し,オセローはヴェニス艦隊を率い,妻と共にキプロスに向かう。トルコ艦隊は嵐に壊滅し,所領は安堵,オセローはキプロス総督に任命され,平和が訪れたかに見えたが…。
イアゴーは,デズデモーナがキャシオーと通じていると,オセローの嫉妬心を煽り,3人を一挙に滅ぼそうと,キプロスで行動を開始する。

蜷川さんの信頼厚い吉田鋼太郎さんがタイトルロール。また,蜷川さんに育てられた高橋洋さんが,これまでのマーキューシオ系の華やかなお役から一転,どす黒い嫉妬を拡散させるイアゴーを演じる。また,ハチクロなどで透明感ある娘役を好演し,実力と麗姿がそろった蒼井優さんが,初舞台でデスデモーナだ。
『壮年の黒人男性と,若い白人娘の結婚が巻き起こした悲劇』という明快な松岡和子さんの新約に忠実に,愛を求めずにいられない人間の悲しさ,気高さ,愛おしさで観客を叩きのめす最新作!
愛と憎しみは相生の花木。↓よろしかったらポチッとお願いしますm(_ _)m。

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2007年11月18日 (日)

文楽11月公演第1部2度目

17日,国立文楽劇場の11月公演,初日以来の二度目の鑑賞。全く事前打ち合わせ無しだったが,奇しくもおりんさんと隣のお席に…。おりんさんの方が床によりへばりつきだ。
近江源氏先陣館
 
母微妙:文雀,妻早瀬:玉英,佐々木盛綱:玉女,小三郎:玉誉
 小四郎:玉勢,和田兵衛秀盛:
玉輝,高綱妻篝火:紋寿,北条時政:幸助
和田兵衛上使の段
 咲大夫,燕三
盛綱陣屋の段
 切 十九大夫,富助

 奥 千歳大夫,清治
人形役割が後半で変わった。幸助さんは女中お玉も可愛らしいが,千歳さんに似た大きな人形は益々大きく,高笑いが豪快だ。女形さんや子役さんが闊達になられた分,盛綱の辛抱や苦悩が深くなったようだ。
豪華な床は,咲大夫&燕三さんが重厚に,千歳大夫&清治さんの爆走感が増したよう。清治さんの一音一音に,神経繊維を弾かれているように飛び上がる。掛け声も厳しい。

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2007年11月17日 (土)

茶屋町界隈もイルミネーション

茶屋町界隈もイルミネーション
梅田芸術劇場前の毎日放送のツリー。可愛いキャラのオーナメントがたくさん!複合アミューズメントビルが次々にオープンし、お洒落さんには嬉しい町に変貌を遂げた。梅芸のラインアップも充実しているので誘惑多し。

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2007年11月16日 (金)

京都駅のイルミネーション点灯

京都駅のイルミネーション点灯
京都劇場では、18日からジーザスクライストスーパースターエルサレム版が開幕だ。駅は、大階段のツリーが点灯され、クリスマスらしい華やかな装いとなった。マリアという映画もよさげだ。ジーザスが気になる帰路…

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2007年11月14日 (水)

来年二月大阪松竹座で「坂東玉三郎特別舞踊公演」

メルマガに記載されているのでホントだが,夢のようだ。
『坂東玉三郎 特別舞踊公演』が平成20年2月に上演決定!
二月,三月と続くと魂が抜けてしまうかも…。
押戻し付。海老蔵丈と二人の花子と対決が豪華そう(●^o^●)

◎平成20年2月公演 『坂東玉三郎 特別舞踊公演』
                      尾上菊之助
                      市川海老蔵
  一、『連獅子』長唄囃子連中
      狂言師右近後に親獅子の精  海老蔵
      狂言師左近後に仔獅子の精  尾上右近
  二、『京鹿子娘二人道成寺』竹本連中 長唄囃子連中
         道行より押戻しまで
             白拍子花子  玉三郎
            大館左馬五郎  海老蔵
             白拍子花子  菊之助
会場:大阪松竹座
日程:平成20年2月5日(火)初日~26日(火)千穐楽

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2007年11月12日 (月)

上村吉弥丈が唐人口遊女チェリー役も

拝見するたびにお役が増えているぅ!
上村吉弥丈の公式ページにアップだ。
12月の歌舞伎座で,昼の部「信濃路紅葉鬼揃」の鬼女役に加え,夜の部「ふるあめりかに袖はぬらさじ」にも,唐人口遊女チェリーでご出演とか。紅葉と桜になる。
老若男女,死角無しの芸域の広さ。この勢いで1月の大阪松竹座でも,もう一役増やして頂きたいもの。

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2007年11月11日 (日)

来年三月南座で「坂東玉三郎 中国・昆劇 合同公演」

メルマガ情報
来年の玉三郎丈の南座公演が,中国・昆劇との合同公演だった。
訪中の情報など垣間見ていたが,まさか南座でとは\(^^@)/
情報を集め直すことにしょうっと。
平成20年3月公演  『坂東玉三郎 中国・昆劇 合同公演』
 <日  程>平成20年3月6日(木)初日~3月25日(火)千穐楽
 <開演時間>昼の部: 13:00 開演 (1回公演)
       ※7・14・21の各日は18:00 開演
 <料  金>一等席 16,000円  二等席  8,000円
       三等席  5,000円  特別席 18,000円
 <演  目>一、牡丹亭  二、楊貴妃
 <出  演>坂東玉三郎、中国江蘇省蘇州昆劇院

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2007年11月10日 (土)

吉例顔見世大歌舞伎10日夜の部

Nec_0678
夜の部のみの観劇。酒樽が積み上げられた華やかな劇場は、演目も登場人物の多い華やかなものばかり。3階席のため、菊之助丈の夜鳴鶯が蜂蜜飲んだようなお声の残響に、今はぼーとなっている。立ち直って加筆する。

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国立劇場・通し狂言摂州合邦辻

国立劇場・通し狂言摂州合邦辻
10日観劇。上村吉弥丈が合邦女房おとくをなさる。紋寿さんが遣う婆首のようで、上品で謙虚で芯の通ったおとくだった。藤十郎丈の瑞々しく激しいこと。しかし、こってりではなく、19や20の健気な若妻で好感大。

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銀の鈴が綺麗になっていた。

Nec_0683
行くたびに経路が変わっている東京駅。さりげなく中央線が高架になっていたりする。銀の鈴周辺のフードコートや雑貨店は、物欲と食欲では遅れをとるおとみでも足が止まる。

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2007年11月 8日 (木)

南座顔見世を待つ京のまち

京の人々は,今も昔も顔見世を心待ちにしている。その首を長〜くしての待ち方は,思い立ったら少しの空き時間にでも,歌舞伎鑑賞が可能なお江戸の方々からは,想像を絶するタイムスパンである。
明治時代の顔見世は,幕間が1時間以上かかることもざらで,午前6時ごろに開演し、終演が夜11時を回ることもあった。また,御召物を新調する女性客も多く,芸妓を伴い,お茶屋で休息しながら観劇した旦那衆も見られたという。
今も客席には着飾った和服姿の観客が見受けられ,芸舞妓が桟敷に並ぶ「花街総見」の日は、華やかさが一層増す。
このため,普段は質素に暮らす人も,ハレの日を目いっぱい楽しみたいという思いで,毎月お金を積み立て切符を取る「顔見世講」という風習があった。今も,京都中央信用金庫(さすが!)が「顔見世観劇券購入積金」を扱っている。
観劇文化は,興行側と客側と双方で育て上げるもの。今年には間に合わないが,来年に向けて積み立てというのも,京都らしい顔見世の楽しみ方といえよう。

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2007年11月 7日 (水)

晴信 待望の上洛!亀治郎丈 in 京都会館

Nec_0006今年の夏,市川亀次郎丈の武田軍団は,上杉勢との川中島決戦に全軍を結集し,瓜生山見参は成らなかった。最終収録を終え,いよいよ,お江戸浅草を出発,岸和田,桑名,美濃諸国で連戦連勝を重ね,5日,京都入りを果たされた。天下平定の進軍の途上,越後も攻め入られるようだ。新潟公演の情報アップお待ちします~。
市川亀次郎丈を座頭とする松竹大歌舞伎・秋の巡業の演目は,澤瀉屋お家の芸「奥州安達原」と「吉野山」。雪と花の降りもののコントラストが美しい。

奥州安達原 袖萩祭文
貞任妻袖萩・桂中納言教氏実は安倍貞任/亀治郎
外ヶ浜の南兵衛実は安倍宗任/亀鶴
八幡太郎源義家/門之助,娘お君/下田澪夏(と思う。)
平傔仗直方/段四郎,妻浜夕/竹三郎

2006年夏,瓜生山歌舞伎のアフタートークでは,「奥州安達原」と「羽衣」を演じるにはベストキャストと仰ったが,今回は,「奥州安達原」及び「吉野山」それぞれベストという豪華版。八幡太郎源義家がお似合いの門之助丈を布陣に加え,昭和のベストキャストを次世代で再現したものとなっているようだ。
環宮御殿へ桂中納言として乗り込む部分は省略され,亀次郎丈は,はなから袖萩として登場。父母を慕い夫を恋い,娘を慈しみながら苛酷な運命に翻弄されるヒロイン袖萩を,情感込めて演じられる。舞台中央,美しい立ち姿で,娘への思いと夫の忠義の板挟みになり嘆かれる竹三郎丈,健気で美しい娘役さん。涙の攻勢は先手必勝だ。
後半,黒の直衣も凛々しい桂中納言教氏実は安倍貞任になられてからは,錦絵のような豪華な拵えの宗任と対で,動いても止まっても魅せてくださる。傔仗直方の白装束,白梅の腹切り刀。分かっていても赤旗が翻ると泣ける。
床もパワフルだった!

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11月文楽公演 第2部「曽根崎心中」のお初・徳兵衛がお初天神で成功祈願

公式に玉女さんと勘十郎さんが,お初天神にお参りなさった写真が掲載されている。新コンビの抱負も語っておられ,和やかな雰囲気だ。近江源氏先陣館のご当地にも来て欲しい!

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2007年11月 6日 (火)

今週から福井さんが清原久雄!

劇団四季の公式には,その週に行われる公演のキャストが掲載されている。翌日には,アンサンブルも含めて,日ごとに前日のキャストが掲載され安否確認が可能だ。
今週は表題のとおり。
劇団四季の福井晶一さんは,主にミュージカルを中心に活躍。この夏はリリーフ無しでアイーダのラダメス将軍を登板された。バラード調の情感ある歌曲が得意で,「迷いつつ」や「ラダメスの手紙」のナンバーは圧巻。正義感溢れる芸風で,古風で質実,痩身のルックスで,鹿鳴館の清原久雄という憂愁の青年がお似合いと思われる。
昨年冬,福井さんは2週間,清原久雄を演じられたが,田邊さんが,父母の愛を求めてやまない屈折した青年を好演されていたので,なかなかお声がかからなかったようだ。ラスト3週間だが,福井さんの存在感を示して欲しい。

11月8日加筆。記念の復帰日は11月7日だった。↓

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2007年11月 5日 (月)

文楽11月公演第1部

国立文楽劇場の11月公演,3日(祝)第1部で「近江源氏先陣館」,「艶容女舞衣」,「面売り」を拝見した。初日,初見なのでさっくりと(._.) φ メモメモ
近江源氏先陣館
 
母微妙:文雀,妻早瀬:玉英,佐々木盛綱:玉女,小三郎:玉翔
 小四郎:玉勢,和田兵衛秀盛:玉也,高綱妻篝火:紋寿,北条時政:玉志
和田兵衛上使の段
 咲大夫,燕三
盛綱陣屋の段
 切 十九大夫,富助
 奥 千歳大夫,清治
Photo_4優勢に京の源頼家を攻める鎌倉方の北条時政軍。近江源氏佐々木三郎盛綱の陣屋では戦勝にわきかえっていた。初陣の小三郎が,敵方佐々木四郎高綱の嗣子小四郎を生け捕りにしたという。佐々木家の後室微妙は,同じ孫でありながら,武運拙い小四郎のことを思い心乱れていた。その微妙に,盛綱はさらに辛い役目を依頼する。

この床の三組の豪華さ。時代物に相応しく力強く疾走感溢れるリレーだ。床前へばりつきで聞くには,大音声すぎるので注意。素浄瑠璃でも不足はない。さて,人形の真の主演は勿論,母微妙だ。慈愛と気丈で神々しいばかり。また,物語を牽引しているのは,小四郎の健気さ。玉勢さん出ずっぱりで目立っておられた。ちゃんと人形遣いさんが親子三代の年齢層になっているのがほほえましい。

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2007年11月 4日 (日)

文楽11月公演第2部

国立文楽劇場の11月公演,3日(祝)第2部で「源平布引滝」,「曾根崎心中」を拝見した。
源平布引滝
 
多田蔵人行綱:和生,松波検校:勘弥,難波六郎:玉也,
 小桜:一輔,又五郎:文司,藤作:玉志,平重盛:清之助

音羽山の段
 英大夫,団七
松波琵琶の段
 綱大夫,清二郎
紅葉山の段
 松香大夫,南都大夫,津国大夫,相子大夫,芳穂大夫
 団吾

Photo_3平家の世。奢る清盛は後白河法皇を鳥羽離宮に幽閉同然に押し込める。源氏の残党多田蔵人行綱は,妻と娘を予め密偵として鳥羽離宮に出仕させている。法王に召される道中,不慮の死を遂げた松波検校になりすまし,行綱は,鳥羽殿に単身乗り込み,法王救出と源氏の蜂起を企てるが…。
源平布引滝は,「義堅最期」と「実盛物語」が人気で上演されるが,四段目「松波琵琶」は,主人公が尋問に会い琵琶を弾くという男阿古屋の趣向があるため,歌舞伎では頻繁に上演されていない。眼目の松波琵琶の段。重厚感と軽妙感と可愛らしさ,死角無しの綱大夫さん。気合いバリバリに入りまくり,床から湯気が立ち上る清二郎さん。乾いた空気をきーんと切る切っ先がよろしい。三味線で聞く琵琶も,シャカシャカと心急いた雰囲気が緊迫感があって満足ど大。
和生さんは,検非違使の知将を拝見するのは初めてだが,検校姿の耐えるお姿は綺麗。小桜の一輔さんも大活躍。

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紅葉山模様の昭和レトロの着物で国立文楽劇場へ

紅葉山模様の昭和レトロの着物
初日は,11月限定,昭和レトロ紅葉山柄の着物で国立文楽劇場に出かけた。
昼の部は,近江源氏先陣館・和田兵衛上使の段,盛綱陣屋の段,夜の部は,源平布引滝・音羽山の段,松波琵琶の段,紅葉山の段である。間違いなく季節はずれは曾根崎心中くらいだ。

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2007年11月 3日 (土)

文吾さん他11月文楽公演休演情報

公式に発表されていた。酒屋の段で勘十郎さんが,親宗岸を遣っておられたので,(◎-◎;)ドキッ!!
文吾さん1箇月,代役は勘十郎さん。龍聿さん1箇月。呂茂大夫さんは急病で3日と4日だけ。お大事になさってくださいませ。

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生玉神社境内のマンカス

Nec_0693
国立文楽劇場で曽根崎心中を観劇する前に,生玉神社で,ヒューマンウオッチング。
今頃,福井さんはどこでどうしてござろうぞ。なぜかアメショが…。
福井さんが気になって,全ての猫がアメショに見えるかとわが目を疑ったが,アメショだった。
それにしても,天長節は,どうしていつもこんな美しい小春日和なんでしょう。冬の来る前の,秋の最後の華々しい一日。菊の匂い。朝の済んだ乾いた空気。

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2007年11月 1日 (木)

芸術祭十月大歌舞伎大和屋編2

羽衣
天女/玉三郎,伯竜/愛之助
長唄囃子での羽衣。能の羽衣に忠実な玉三郎丈の独自のものと思われる。
天女と伯竜との色模様の真似事や,返す返さないのやり取りや天女の嘆きがもっと人間らしさがある振りだった記憶があるが,静謐でストイックで天女らしい天女の玉三郎丈だ。
敢えて申し上げると,その分伯竜はしどころが少ない。じっと行儀良く,或いは天女の神々しさに金縛りになっていなければならない。愛之助丈の伯竜は,美しく爽やかで胆力のある立派なものだった。
玉三郎丈は出から,観客全ての息を持っていってしまわれる。お姿もさることながら,お声の美しいことは天上の音楽を聞くよう。迦陵頻伽の声とはかくあるや。
舞はふんわり優しく美の力で屈服させるものではない。いつものように美のビームを飛ばしまくりなさらないことと,鳴り物のリズムの心地よさに,落ちておられる方多数。
気がつけば,花道に優雅に舞い昇ってゆく天女。本舞台に残る伯竜はそれを見送るばかり。

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姉小路で昭和レトロのバッグをゲッツ

姉小路で昭和レトロのバッグ
今日の仕事は、ゲストの京都案内だ。姉小路通を急いでいると、ワタクシに買って欲しそうな顔のバッグと目が合った。昭和50年代の良い作りの皮メッシュだ。室町通まで歩くと頭の天辺から足の先まで揃ってしまう。
値段は…。

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