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2007年11月23日 (金)

坂東玉三郎特別舞踊公演in守山

Nec_0032_2 きーんとした冷気に白い比叡山が近く見え,鷺が舞い降りそうな水田地帯の近江守山市民ホールに一座は来られた。皆さん,長旅にもお元気で,一座の結束も益々堅い。
この舞踊公演は,あと2公演で終えられ,12月2日は,もう歌舞伎座初日。あ,ワタクシ見に行くのだった。信じられない。
阿国歌舞伎夢華
四条南座公演とほぼ同じ出演者さんだが,阿国を支える女歌舞伎が,笑三郎丈と春猿丈の2人となり,より連帯が強くなったように見える。各地の多目的ホールを利用するため,すっぽんが無く,花道が短い。このため,名古屋山三の出入りに素敵な趣向がこらしてある。
阿国と山三の仲は,南座のときより修復されたようで,慕わしさがプラス。連れ舞いの息がぴったり合って,幸福そうなお姿だった。山三さんのこの世に残す未練がとても無理のない的確な感じがした。阿国から,一座を支えるという気負いが消え,笑三郎丈と春猿丈がしっかりしているから大丈夫(かも)だろうという満足気な表情だった。
丈は,扇の動きで空間を創りあげられる。彫刻家が大理石の中から神を生み出すような荒々しさや辛苦をともなうものではなく,本当にふわっと…。
猿弥丈と弘太郎丈の男伊達兄弟の活き活きとした踊りには,心和んだ。

鷺娘
板付きで照明が入って,鷺娘の登場。あとは絶叫マシーンに乗せられ上下する状態で玉三郎丈のしたい放題にされた。守若丈と玉雪丈の後見さんがまた絶品。マジシャンだ。長唄さんの演奏もちょっと残響時間が長めのホールに良く響く。
DVDもある。シネマ歌舞伎も見た。しかし,ライブとは全く異なる別物だ。空間の支配力は映像化できない。
万雷の拍手のなか,カテコが3度。インターナショナルな舞踊公演を拝見した高揚感に浸った2題だった。
ジゼルと白鳥の湖を見たような…。

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コメント

>向日葵さま
ネタバレ寸前で思い留まりました。まだ先週のことなのですね。旅の途中でも十二月大歌舞伎のお稽古なさっておられたでしょうから,まさに阿国一座だったのですね。
あー明日がタノシミ!

投稿: とみ | 2007年12月 1日 (土) 09時32分

>ジゼルと白鳥の湖を見たような…。
同感でありました。全世界的、普遍的ユニバーサルな舞でした。異次元空間を垣間見たようなあの高揚感と緊迫感は、白鳥の湖(特にヌレエフ版)のエンディングに通ずるものがあると思います。

投稿: 向日葵 | 2007年11月30日 (金) 20時23分

>どら猫さま
拝見するたびに感動!
玉三郎丈の美しさは慣れません。初めて会見したかのように感動してしまいます。今回は桜と雪。亀ちゃんは雪と桜でしたねぇ。
あの舞台を拝見すれば,もうテンプレートはこれしか考えられません。
それにしても,秋の訪れは遅すぎましたのに,いきなり冬。秋よ,戻ってきておくれ~。

投稿: とみ | 2007年11月24日 (土) 18時35分

おはようございます。
ワタクシメは本日、拝見します。とみ様のエントリを読んで、ますます楽しみになりました。あと5時間少しで、玉様ワールドに突入いたします。
エントリのクリックをしている間に模様替えされたんですね。画面が切り替わると冬景色になりました。素敵!

投稿: どら猫 | 2007年11月24日 (土) 08時41分

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