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2007年9月30日 (日)

中之島物語

Nec_0136平成20年度の京阪中之島線の開通に向けて,中之島(大阪市)の歴史,文化,未来へのポテンシャルを見直そうと,社会実験イベントが開催される。企業,アート,芸能etc.様々な分野のイベントだ。企業主導というのがよさげだ。
昨日は,これとは別に開催された,京阪電車主催の文化フォーラム「中之島の橋・端・梯」に参加した。夙川学院短期大学教授高島幸次氏,東京大学教授木下直之氏の講演と桂米二さんの落語と盛りだくさんだった。
中之島の橋といえば,近松門左衛門の心中天網島の道行きに登場する。近いところでは,宮本輝氏の「泥の河」の冒頭,
堂島川と土佐堀川がひとつになり、安治川と名を変えて大阪湾の一角に注ぎ込んでいく。その川と川がまじわる所に三つの橋が架かっていた。昭和橋と端建蔵橋、それに舟津橋である。
が,思い出される。当代の現役世代の心象風景は,決して輝かしいものではなかったが,訪れるたびに,見たことのない栄光の時代の姿に修復され,水都の誉がとり戻せそうな鳴動を感じる。

昨日まで不勉強で存じあげなかった知識
「曾根崎心中」に登場する蜆川は,その跡地の下を現在JR東西線が走っている。
蜆川は,大川(堂島川)の大江橋の東から曽根崎を東西に流れ,堂島大橋あたりで再び堂島川に合流していた。江戸時代には,曽根崎新地と堂島とを結ぶ十本の橋が架かり,堂島は文字とおり島だったわけだ(ここまで基礎知識はあった。)。
明治42年の「キタの大火」の際,瓦礫で埋め尽くされて川の機能を果たせなくなり,大正13年にその姿を消した。
河川が水運の機能を失い徐々に姿を消した程度の知識しか持ち合わせなかったことに猛省。

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コメント

>つどいさま
京阪神のまちづくりは全て貴殿のお心次第…。
よろしゅうお頼みもうします。
歩けるうちに歩いておいて,来る車椅子生活にも対応が可能なまちとなるよう,いま,できることをしなくてはなりません。
仕事が好きで好きで,粉骨砕身働いていますが,所詮捨て駒。勤勉だけをたよりに短い余生をささげたいと思います。
さて,クラシックのコンサートでもそうですが,このようなフォーラムに出向きますと,高齢の男性の多さに驚かされます。自説ですが,「全てを無くしても最後に残るのは歴史と物語」を実感します。

投稿: とみ | 2007年10月 1日 (月) 12時49分

おとみ様,ご紹介のように大阪でも,まちを歩いて(大阪の場合は水辺もありますね)楽しくというプロジェクトが進行しています.
同時に10月12日からは京都の都心・四条通の歩道拡幅(車道の削減)で歩きやすいまちの実現に向けた実験,神戸でも10月18日から都心回遊を楽しくするために「ちょいのりバス」の運行実験が行われます.

京阪神のまちづくりの様子が一気に見ることができます.
この機会に是非,京阪神のまちを歩きに行くことをお薦めいたします.

投稿: つどい | 2007年10月 1日 (月) 08時03分

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