坂東玉三郎が語る天守物語
9日、調布市グリーンホールで上演された標記の朗読会を拝聴した。共演は、笛に籐舎名生さん、ト書き朗読に山本昂尚さん。丈の拵えは、ベージュ系紋付袴にすっぴん。装置は、生け花と打ち掛けのみ。
今年の試みとして、一人で2時間語っていると、誰か分からなくなるので、ト書きの部分を山本さんにお願いなさったようだ。
また、衣裳を付け、装置を備えて上演しても、主人公を危機から救出する老人の登場が唐突で、理解しにくいと気に掛けておられ、最初に、鏡花先生への敬愛とともに、天守物語への思い入れを語られる。
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コメント
>向日葵さま
携帯からの制限字数でエントリ投稿したのですが、なぜか半分以下にしないと受け付けてもらえませんでした。ちゃんと書きます。
丈のお考えですから、文学者からの見解とは異なるものだろうという感想はもちました。
投稿: とみ | 2007年8月11日 (土) 20時49分
>最初に、鏡花先生への敬愛とともに、天守物語への思い入れを語られる
その部分だけでも是非とも拝聴したいもの。数少ない残りの公演の券探しにチャレンジしてみます。
投稿: 向日葵 | 2007年8月11日 (土) 09時29分
>hitomiさま
昨年春はお一人、秋は一門の皆さんと。今回は中庸というところ。この次はどのような趣向でしょうか。
後程ちゃんとリライトします。
投稿: とみ | 2007年8月11日 (土) 00時38分
私が拝聴した時はすべてご自分で朗読されて勿体ないくらいでした。
投稿: hitomi | 2007年8月10日 (金) 21時49分