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2007年8月18日 (土)

11月国立・摂州合邦辻の続報がアップ

国立劇場公式ページに,11月歌舞伎公演「通し狂言摂州合邦辻」上演の続報がアップされている。定番の構図のチラシも掲載されており,出演者と主な配役も…。このまま大阪松竹座で上演していただきたいもの(合邦庵室だけで我慢するしー)。国立文楽劇場では通しに期待する。
さすが国立らしく物語の原典が印度の説話にあり,西に伝わり「フェードル」,東に流布して「合邦」に練り上げられたと,記載されている。昔から,酷似が気になっていたが,積年の疑問が解けた。ラシーヌの「フェードル」は,ソフォクレスの「パイドラ」,エウリピデスの「ヒッポリュトス」,「合邦」は,「弱法師」,「愛護の若」とプロセスがあり,近くは折口信夫や寺山修司の「身毒丸」までたどれる。何だかよく分からないが凄い。正に三千世界を翔るとはこのようなことを言うに違いない。物語の力だ。
もとい!
玉手/藤十郎,合邦/我當,羽曳野/秀太郎,俊徳丸/三津五郎
翫雀,進之介,吉弥,愛之助,扇雀,秀調,彦三郎ほか
浅香姫,高安左衛門,次郎丸,奴など重要かつ魅力あるお役もあり,豪華キャストで,重厚なものになることであろう。
吉弥丈のお役は?

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コメント

>向日葵さま
住大夫さんの語り,文雀さんの玉手,文吾さんの合邦…。思い出しても泣けます。あのときは万代池からでしたが,今度こそ通し。どんなお芝居なのでしょう。

投稿: とみ | 2007年8月23日 (木) 23時01分

文雀さんの2月の熱演、感動がしっかと心に刻まれている中、今回は歌舞伎ヴァージョン公演!国立もやりますなあ。チラシも文楽人形とオーバーラップします。文楽版が歌舞伎だとどうなるのか期待が膨らみます。

投稿: 向日葵 | 2007年8月23日 (木) 21時59分

>はるきさま
文雀さんの老女形のポスターと全く同じ構図ですね。文雀さんと藤十郎丈はお親しいとか。国立らしい客の入りや採算を度外視した企画,いいですね。

投稿: とみ | 2007年8月18日 (土) 22時43分

とみさん、情報有難うございます♪早速国立のHPにとんでみました。藤十郎さん@玉手の妖しい視線にぞわっとしました…何をおいても見てね。と言われているような配役、とっても楽しみです。

投稿: はるき | 2007年8月18日 (土) 22時06分

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