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2007年8月17日 (金)

ウィキッド・8月10日マチネ

Nec_0299_2上方に居ながら早くも2度目の観劇を済ませた。10日マチネの印象を手短に…。
←写真は,調達したマイウィキッドグッズ。爪がそれらしいコウモリ型ヘアクリップとアメジスト色エメラルド色のキラキラヘアゴム。
メインキャスト
グリンダ/沼尾みゆきマンチキン国総督令嬢エルファバ/濱田めぐみ,エルファバの妹ネッサローズ/小粥真由美,学長マダム・モリブル/森以鶴美,ウインキー国王子フィエロ/李涛,マンチキン国小人ボック/金田暢彦,山羊・ディラモンド教授/武見龍磨,オズの魔法使い/松下武史
あらすじ
シズ大学の新学期,マンチキン国総督令嬢ネッサローズとその姉エルファバが入学した。エルファバは緑の肌,孤独で意志の強い娘。正反対にセクシーで人気者のグリンダとたちまち対立する。ウインキー国王子イケメンのフィエロがシズ大学に転入してきた。軽薄で調子の良いフィエロに,グリンダは急接近する。程なく,エルファバとグリンダは誤解が解け,親友になれそうな予感が…。
平和に見えるかのシズ大学とオズの国だったが,ひっそりと異変が起きていた。まもなく,山羊のディラモンド教授は放逐され,動物たちは言葉を奪われ檻に入れられる。
魔法の天分を学長に見出され,オズの魔法使いに会いに行けることになったエルファバは,フィエロとの仲が進展しなく凹んでいるグリンダと共にエメラルドシティに向かう。

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ミュージカル

合衆国のファンタジー・オズの魔法使いを世界に,若い女性向けのサイドストーリーを絢爛豪華なミュージカルに仕立てた素晴らしいエンタテイメントだ。脚本は,笑いと涙が程良く盛り込まれた愛と友情のファンタジーを装いながら,理不尽に対する怒りや悲しみ,欺瞞に立ち向かう勇気と挑戦と,少年少女の成長のプロセスで必ず通過しなければならない試練がてんこ盛り。
入れ子の物語も,凝った趣向でありながら,残酷で切ない。表の物語は同時進行で,要所要所で交錯する。大人の童話と割り切るには悲しすぎるシチュエーションが続く。号泣(/_;)。
エルファバの濱田さんは,意志的な緑メイクとスレンダーな長身,1幕ラストのdefying gravityなど力強く歌い上げる歌が素晴らしい。グリンダの沼尾さんは,中肉中背,声も仕草も本当に可愛らしく,1幕中のPopularを楽しく歌う。合衆国人がイメージする知的なブルーネットとセクシーなブロンドという型を演じる二人は,全てにおいて対照的な運命が用意されている。
フィエロの李さんは,考えることの嫌いな王子様が,エルファバの勇気ある生き方に打たれ,エルファバとの愛に殉じる(どこかできいたような…)。二人のデュエットソングでは,エルファバはぜひフィエロのシャツを諸肌脱ぎにして欲しい。いや,するべきだ!

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コメント

>hitomiさま
レベルが異なりますから…。
分相応,わずかな可処分所得と少ない時間の範囲で鑑賞可能なものに思いを込めるしかありません。良い物を見過ぎていないため,何を拝見しても感動という幸せなおとみでございます。
愚か者とお笑いくださいませ。

投稿: とみ | 2007年9月22日 (土) 19時20分

おとみ様、過分なお褒めに預かり恐縮です。観ました。久々に四季観てよかったと思えました。ありがとうございます。

投稿: hitomi | 2007年9月22日 (土) 08時30分

>hitomiさま
当てにして頂いて光栄です。うれしいですね~。青春の分かれ道は,いつか誰もが通過する試練。切ないです。
ご高読のとおり、審美眼、専門性、知性、感性、クラス、キャリア、見聞、貴殿の足元にも及びません。専門性の高いサイトでご確認なさることをお薦めします。観劇記は只の楽しみ。基本的に全てのジャンルで初心者です。ミュージカルだけでなく,全ての芸術に関して一家言をお持ちの貴方さまの美意識に耐えられるとは,よう言い切れません。
しかし,友情と勇気の尊さ,青春への決別のほろ苦さを感じられることは請け合います。きっぱり。

投稿: とみ | 2007年8月20日 (月) 22時29分

おとみ様の記事読んで、私もウィキッド観劇することにしました。9月の歌舞伎座と連チャンです。東京はオケもあるでしょうから楽しみです。歌舞伎座は昼夜通しは辛いです。いくら好きでも体が…です。

投稿: hitomi | 2007年8月20日 (月) 16時41分

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