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2007年7月 8日 (日)

NINAGAWA十二夜初日・夜の部

NINAGAWA十二夜初日・夜の部
四季劇場海の客席から,歌舞伎座の客席まで8分で到着。開演後15分間は入場不可となるので,努々遅れることのないようご留意を…。開演前の公開稽古はない。
NINAGAWA十二夜。初日からテンション高い舞台だ。筋書きには,歌舞伎テイストを濃い目に味付けしたとあるが,どうしてどうして,主筋か際立って、蜷川シェクスピアらしい香気が…。
最も2年前との変容が際立つのがオーシーノ公爵。恋にやつれた貴公子から,恋に落ちたエスタブリッシュメントにご変貌。どちらがどのように良いかは筆舌に尽くしがたく,要するにどちらも良すぎ。

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コメント

>どら猫さま
今年はワタクシは3階でした。
前は1階2列で,船の上は全く見えず。見上げる格好になるので,ミラーの効果さっぱりでした。
3階は,花道は写るし,奥行きはしっかり見えますし,万華鏡のような美しさでした。
菊様のお声は上の方によくとおりますし…。

投稿: とみ | 2007年7月 8日 (日) 23時56分

>cocoさま
8日のご観劇でしたか。
オーシーノ公爵は戯曲に人物像の書き込みが少なく,キャラクターをいかようにも造形できる,それだけに,舞台全体の枠組みを決定づけるお役です。幕開きと事態の収拾を担いますものね。
サー・アンドリューが役者さんも拵えも別人に変わったことより大変貌でした。
バービカンシアターでしたら,貴公子版がいいかもしれませんが,錦之助さんという役者さんのイメージがクリアーになったので,激しい方に惹かれます。刮目,刮目。

投稿: とみ | 2007年7月 8日 (日) 23時50分

>はるきさま
初日夜駆け付けられましたか。そうでしょう,そうでしょう。
菊之助丈の鈴を振るようなお声が耳に心地よく残っています。
目映いばかりの若さと美しさのため,皆さんあまり上手いとおっしゃいませんが,健気という仮面を被れるほどの上手さ…。
博多座のお写真でしたが,若衆拵えの舞姿調達しました。

投稿: とみ | 2007年7月 8日 (日) 23時36分

わ、さっそく「十二夜」ごらんになられたのですね。うらやましい。
二年前に歌舞伎座で拝見した時は三階席で、ちょうど地震があり、かなりゆれました。三階は落ちるかと思いましたよ。
でも、その時にも、瞬時つまっただけで、台詞を続けた錦之助さん(当時は信二郎さん)に感動しました。
どら猫は16日の松竹ざまでは、お芝居はなし。寂しい(>_<)

投稿: どら猫 | 2007年7月 8日 (日) 23時06分

東京遠征おつかれさまでした(*^.^*)

錦之助さんについての表現、さすが!です。「エスタブリッシュメント」とは。。。 二年前の筋書掲載の写真は、頬に陰があるのに今年はお腹に年齢が。しかし、熱情は今年の方が感じられるところが、やっぱり皆さんの二年間の蓄積、というものですね。、博多座は初日の感激がメインでしたが、やっぱり今日の方が楽しかったです!さらにバージョンアップです。

投稿: coco | 2007年7月 8日 (日) 22時38分

とみさん、同じ時に御覧になったのですね~。胸の痛みに涙したり、お腹がよじれそうになったり、水中花を見ているようなセットの中で、夢のひと時を過ごせたことにただただ感謝の思いで一杯です。
TBさせて戴きます。

投稿: はるき | 2007年7月 8日 (日) 21時09分

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» お帰り、「十二夜」 [日々の手帖]
私としては珍しく初日の夜に行った。会社のIさんと一緒の見物。 初日と言っても、既に博多座を終えてきているのだから中日かな。さすが再演、すっかり沙翁喜劇らしい図太いノリ(知ったかぶりでごめんなさい。逞しい庶民が活躍するイメージなのです)が板につき...... [続きを読む]

受信: 2007年7月 8日 (日) 21時10分

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