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2007年6月25日 (月)

文楽若手会

文楽若手会を鑑賞した。2日続きの黒川紀章作品である。
御所桜堀川夜討・弁慶上使の段
仮名手本忠臣蔵・身売りの段/勘平腹切りの段
義経千本桜・道行初音旅

お目当ては,鶴澤清志郎(清治さんのお弟子さん)さんの弁慶上使!華やかでメリハリのある演奏だった。師匠のような雷鳴を呼び,大地を鳴動させる行き方とは少し方向性が違っておられるようだが,とにかく応援あるのみ!
呂勢大夫さんのおわさの率直な嘆きは気持ちよう泣ける。おとうさんの嘆きは,文字久大夫さん。忠義より情の方がお似合いの文字久さんらしい弁慶だった。
ここで,集中力全てを使い果たし,はっと気が付いたら,おかやに勘平さんが責めまくられていた。始大夫さん失礼しました。そうえいば,与市兵衛女房で役の名はなかった。新大夫さん,大汗の大熱演!
慶事の道行初音旅は,若い大夫さんの良いお声の熱唱。

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コメント

>藤十郎さま
歌舞伎のようにおわさがいきなりしなをつくったり、冗舌過ぎないところが好きです。清治さんの三味線を聞く迄、どちらかといえば嫌いな演目でした。つられて同コンセプトの玉藻前まで好きになってしまいました。
夜はハイビジョンで清治さんの戦いも放映されましたし、文楽三味線三昧のいい一日でした。

投稿: とみ | 2007年6月26日 (火) 22時02分

先日の吉弥結びの後姿を同じ人をみつけました。恐る恐るお尋ねしたらおとみさまであらせられました(笑)

清志郎さん、まずまず頑張ったみたいですね。
師匠のあんな三味線を聴かされたらお弟子さんとしてゝ曲を弾くのはどんな気持ちなんでしょうね。
「おかや」は歌舞伎が勝手につけた名前なんでしょうね。
「すしや」の弥左衛門女房も名前ありませんね。

投稿: 藤十郎 | 2007年6月26日 (火) 12時25分

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