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2007年5月 4日 (金)

宝塚雪組公演・エリザベート・達成感一杯の初日

Poster 4日,宝塚雪組主演男役・水夏希さん&娘役・白羽 ゆりさんのお披露目公演・三井住友VISAミュージカル『エリザベート』-愛と死の輪舞(ロンド)-初日を観劇した。
脚本・歌詞/ミヒャエル・クンツェ,音楽/シルヴェスター・リーヴァイ,オリジナル・プロダクション/ウィーン劇場協会,潤色・演出/小池修一郎
メインキャスト
トート(死・黄泉の帝王)/水 夏希,エリザベート(オーストリア=ハンガリー帝国皇后)/白羽 ゆり,フランツ・ヨーゼフ(オーストリア=ハンガリー帝国皇帝)彩吹 真央,ルイジ・ルキーニ(MCイタリア人テロリスト)/音月 桂,ルドルフ(オーストリア=ハンガリー帝国皇太子)/凰稀 かなめ,グリュンネ伯爵(皇帝の側近)/飛鳥 裕,ルドヴィカ公爵夫人(エリザベートの母)灯 奈美,リヒテンシュタイン(女官長)/美穂 圭子,ゾフィー(オーストリア=ハンガリー帝国皇太后)未来 優希,ヴィンディッシュ嬢(入院患者)/天勢 いづる,エルマー(ハンガリーの急進派)/彩那音

宝塚版エリザベートは,11年前雪組で初演以来,5組を一巡し,今公演から二巡目となる。初日は,ウイーン劇場協会支配人ご夫妻,作曲家シルヴェスター・リーヴァイ氏も客席でご観劇。二幕冒頭でルキーニから,終演後の挨拶で組長から紹介があった。
満を持してのトップお披露目となる水夏希さんの拵えは,シルバーにグリーンのメッシュのヘアー,手の甲にタトゥーと付け爪,総じて光り物の少ない軍服やコートのお衣装。フィナーレは,新作の黒と緑の羽根で,どれも素晴らしくお似合い。
初日ということで,丁寧に丁寧に歌っておられ,黄泉の世界に君臨する帝王というより,一人の女性に真剣に恋する男という印象が強い。劇中,幾度もエリザベートの命を奪おうとするが,愛を勝ち得るまで永らえさせる。誘って拒絶されたときは,本当にしょんぼりしておられる。礼儀正しいエエ奴だ。
ラスト,暗殺者ルキーニの凶刃の最初の一撃をかわした皇后が,トートが放った刺客と納得し,返す刃をを胸に受ける。この瞬間のトートのうれしそうなお顔を拝見し,良かったねと思わずうるうるになる。暗殺シーンがハッピーエンドというこの戯曲独自の逆説だ。
大曲をほとんど大過なく歌いきった,水さんの達成感のお顔でもあるので,親心モードの観客席をさらに感涙させる。

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初日は,終演後に舞台挨拶がある。水さんの挨拶の内容は,主演男役を務めることの感慨と感謝を込めて,「初日,誠心誠意命を懸けて演じた。大作の主演を務める重責と喜びで一杯だ。成長途上なので,リピートお願いする。」という真摯なものだった。
トート閣下の攻撃性,皇后の孤独,皇帝の焦燥,ルキーニの狂気,これらは日を重ねるに従って増してくると考えられるので,可能ならもう一度は拝見したいもの…。

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コメント

>あさこさま
ルキーニのエプロンが気になってました。難役ですから,最も上演中に発展なさったことでしょう。本当に楽しみな方です。このような良いお役に巡り会い,個性を創りあげて頂きたいものです。

投稿: とみ | 2007年6月21日 (木) 23時32分

とみさん、こんばんは!
やっぱりTBできない~(涙)。
ヅカ版エリザベートでやっとエリザデビュー果たしましたっ!
思ったよりよかったです。感動しました。
水トートは少年ぽさがあって
片思いに苦しむ姿がせつなかったです。
でも私はとくにルキーニに惚れ惚れしました。
音月さん、伸び盛りなんですね!
雪組、これから要チェックです☆

投稿: あさこ | 2007年6月21日 (木) 21時48分

>悠さま
千秋楽間近に御覧になられましたか。
実力派かつ伸び盛りの音月さんは,三日見ないと瞠目しながら見んとあきません。
テロリストのイメージは,痩せて炯々とした眼差し,日焼けした髭面というのが映像系のイメージです。ミュージカルではエビータのチェが近いでしょうか。うーん芝さんか…。
エプロン上手にできるようにならはったんや~。

投稿: とみ | 2007年6月18日 (月) 12時21分

やっとみてきました。ルキーニを演じた音月桂さん、うまかったな〜。東京からきた音月さんファンに偶然あったら、ウィーン版でも、この役はベテランさんの役で、音月桂と名前を覚えてかえりなさい!!っていわれてしまった。
私のミュージカル初体験は、内野聖陽、一路さんの「エリザベート」で、いいお席をとってもらったのに、「わかんない」でした。やっと、物語がわかりました、今回(私のレベルはこれくらい(--;)

投稿: 悠 | 2007年6月17日 (日) 22時21分

>rikaさま
楽しみ方や,何をいただいて帰るかは日々心々。見るたびに新しい発見がありそうです。
>まだまだ先は長いのでがんばって欲しいですね。
良い戯作の条件は,座元,観客及び役者に優しいこと。河竹黙阿弥作品は全て考慮されているそうです。
演出家・小池センセには,もうちょっと,生徒さんに優しいしたらんかいという注文がありました。
>それにしてもチケットが取れるのかしら??
平日はありそうですよ!

投稿: とみ | 2007年5月 8日 (火) 21時23分

とみさん、こんにちは。

CSで映像でちょこっとだけ見ましたが、水トートのフィナーレの羽は豪華でしたね~。
「重そ~~~」と呟いてしまいました(笑)。
>礼儀正しいエエ奴だ。
大爆笑!!ここに水さんの生真面目さが出てるのでしょうか??
彩吹フランツ、未来ゾフィーの歌はやはり良いですねぇ。
映像だけですけど、となみさんが結構いっぱいいっぱいだったような・・・・。
まだまだ先は長いのでがんばって欲しいですね。
それにしてもチケットが取れるのかしら??わたし。

投稿: rika | 2007年5月 8日 (火) 10時35分

>木蓮さま
コメントありがとうございます。
ウイーン版を御覧になれば,大階段を羽を背負って下りて来られるトート閣下は,想像を絶するものがございましょう。
宝塚歌劇を,上方伝統芸能にカテゴライズしているワタクシメは,羽の仕様やデザインも楽しみの一つです。
ウイーン版の時代のダイナミズムも体験したかった~。
どのように御覧か,またお邪魔します。

投稿: とみ | 2007年5月 7日 (月) 22時50分

早速観劇されたのですね!
私は来月までお預け・・・です。

個人的には、宝塚のフィナーレが苦手で・・・
だけど、エリザは大好きな演目なので
来月の観劇が楽しみです。

投稿: 木蓮 | 2007年5月 7日 (月) 15時36分

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あぁ「エリザベート」!!ミュージカルにハマってから一度は見たいと夢にまで見ていた [続きを読む]

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