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2007年5月12日 (土)

アイーダ・新名古屋ミュージカル劇場・初日

Nec_0095 12日,新名古屋ミュージカル劇場でアイーダが開幕した。キャストは以下のとおり。
アイーダ/井上智恵,アムネリス/五東由衣,ラダメス/阿久津陽一郎,メレブ/中嶋徹,ゾーザー/大塚俊,アモナスロ/石原義文,ファラオ/前田貞一郎,ネヘブカ/石倉康子
男性アンサンブル/谷本充弘,片山崇史,塚下兼吾,川東優希,熊谷崇,深堀拓也,富澤和磨,影山 徹
女性アンサンブル/伊東恵,松下沙樹,杏奈,市川友貴,上延綾,須田綾乃,オ ユナ

最後に鑑賞したのは,2005年10月なので,2年ぶりだ。
大塚さんのゾーザを中心とする壮年イケメン軍団から,脇坂さんや萩原さんが抜け,若い方が中心のようだ。影山さんを除き,若干強面感がダウンした。ヌビアの娘達は,足が長くスタイル抜群なだけでなくダンスの切れが良い。
井上さんのアイーダは,王女としての使命感と民を愛する心を前面に押し出す。意固地ともみえる誇り高く勇敢な娘が,そのまま激しい恋に走るという役作りだ。声量も安定し,高音域が伸びやかになっておられた。
五東さんのアムネリスは初めて拝見。透明感のある歌声と誠意ある立ち居振る舞いで,主演トリオの一角をしっかりキープ。ただ,アムネリスは,愛の喪失におののくナンバーが大多数なので,歌唱に迷いが無いのがむしろ気になる。
ラダメスを演じる阿久津陽一郎さんは,ついこの間まで,都会のゴミ捨て場の突っ張り猫をなさっていたお方とは到底考えられない説得力のあるラダメスだ。自信に溢れた傲慢な軍人から,愛に目覚め生まれ変わるというありえない(まるで芝居の)人物像を,女性が望むビジュアルと丁寧な歌唱で見せていただけた。「星のさだめ」が泣ける。台詞では「君が正しい。」だ。
6月23日アイーダ新キャスト
6月30日福井さんナイルの岸辺にお帰りなさい。

7月28日ソワレ

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Nec_0096 予想通りの順当なベストキャストであるが,パンフレットからあの方のお名は消えていなかった。

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コメント

>るるるさま
優先順位は,お稽古の次が観劇ですからいつでもスタンバイです(^_^;。
初日フリークの理由をきっちり説明しましょう。
見巧者のリピーターを対象としたジャンルもありましょうが,ワタクシ的には,初日がカンパニー総体の全てと思っています。それ以降の上達や練り上げは,升酒のこぼれ酒というかプレゼント。頂ければラッキー,そのままでもしゃーないかな。
ワークショップやプレビューハーフチケット公演も好きです。
初日は,その日に調整及び準備出来た者だけが立つことができる栄光の場所。
ラダメスのあまりの立派さに存在だけで泣けました。
本当に,おめでとうございます。
あー,書いていてだんだん悲しくなってきた。
待ちます。

投稿: とみ | 2007年5月13日 (日) 10時18分

早速のレポート、有難う御座います。
もういかれたのですか??
すごい(^^v)早いっ
私ももうちょいしたら拝見いたしますが。
楽しみだわあ。
だけれど今はやることが沢山あって。
こういった素敵な記事を目の保養に頑張りませう。

投稿: るるる | 2007年5月13日 (日) 01時56分

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» 『アイーダ』@新名古屋ミュージカル劇場 [みかん星人の幻覚]
と、いうわけで、浅利さんがインタビューを受けている横で書いてました(笑) 新しい [続きを読む]

受信: 2007年5月13日 (日) 21時48分

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