巨星去る。チェリスト&指揮者ロストロポービッチ氏ご逝去
23日に容態悪化というニュースを知り,気に掛けていたが,ご逝去のニュースが駆けめぐっている。激動の時代を,自由化の旗手として苛烈に生きられたれた。輝かしい生涯はどれほどの讃辞をもってしても語り尽くせない。
先程まで飲んでいたモスコーミュールの酔いが残っているから,ショスタコービッチ:チェロ協奏曲 1 作品107を聴くこととする。
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コメント
>hitomiさま
演奏で心を動かしただけでなく、生き方そのもので世界を動かした方でした。デュプレの伝記映画でも、師として登場なさっておられました。
先程までチェロのお稽古でしたが、センセと惜しむことばを語り合いました。
デュプレ氏のエルガーも今日は聴きましょう。
投稿: とみ | 2007年4月29日 (日) 14時13分
ロストポービッチは映像でしか演奏聴いたことないのですが、チェロの響きが大好きになりました。立派な生涯も。
デュプレは映画や薔薇の名前にもなっているので痛ましいけれど有名ですね。
投稿: hitomi | 2007年4月29日 (日) 11時04分
>nanashinonaさま
えーと,蝉丸神社のときにもコメントいただきました。太棹三味線,琵琶,チェロ…。重奏低音の弦楽器には体全体を揺さぶられます。
あまりにも多くのことを成し遂げられた方ですから,まだ80歳とはもったいない思いが致します。
直接ロストロポービッチ氏に師事された方々もまだまだご健在ですので,こまめに演奏会に出かけなければ…と思った次第です。
投稿: とみ | 2007年4月28日 (土) 11時37分
文楽の太棹三味線に通ずるような深い、心を揺さぶる音を奏でるチェロ:すでに10代から天才と称賛されたジャクリーヌ・デュプレ(1987年に42歳で逝去)は、21歳でロストロポービッチに師事して初めてチェリストとして生きる決意を固めたと、どこかで読みました。今またもう一人の偉大なチェリスト・音楽家を心から惜しみます。
投稿: nanasinona | 2007年4月28日 (土) 08時41分