ととさんの名は…どんどろ大師は真田山近く
今年の5月13日(日)に開催される上村吉弥丈の自主後援会・第三回みよし会の最大の見どころはこれ!
傾城阿波の鳴門 国訛嫩笈摺
どんどろ大師の場
(けいせいあわのなると くになまりふたばのおいづる)
人形浄瑠璃をよく知らなくても,「ととさんの名は阿波の十郎兵衛,かかさんの名はお弓と申します。」という台詞はご存知だろうか(ないかも。いや,ないやろな。)。
有名演目だが,最近では平成17年2月の歌舞伎フォーラムを最後にかかっていない。父母を訪ねる巡礼お鶴の健気さと哀れさが涙をさそう。
その邂逅と別れの舞台・どんどろ大師は大阪市天王寺区真田山近く。文楽や上方歌舞伎の舞台となる名所が集積する上町台地の北。人気スポットの空堀かいわいにも近く,NHKホールからは,頑張れば徒歩圏。上方歌舞伎好き,人形浄瑠璃好きなら参るべし。
文楽 |
大坂は上本町のどんどろ大師。
尼の妙珍と妙天が茶店で休んでいるところへお弓が参詣にやってくる。三人一緒に連れ立ってお参りをしようと話をしていると,「巡礼に御報謝」と年端もいかぬ可愛い巡礼がやってくる。話をしてみると,名前はお鶴といいお弓と同郷の阿波の徳島から親をたずねて巡礼をしているという。心覚えのあるお弓が詳しく尋ねると,「ととさんの名は阿波の十郎兵衛,かかさんの名はお弓と申します」と答えた。
お弓は巡礼の子がわが子であることを知るが,お家の重宝を詮議するために盗賊になっている十郎兵衛とお弓は,子供に累が及ぶと名乗らずに帰ってしまう。泣く泣く去って行くお鶴。
後,見送ってお弓は,今別れたら再び逢うことはない。連れ戻す決心をして後を追っていく。
*十郎兵衛女房お弓:上村吉弥/巡礼お鶴:上村吉太朗
お鶴を演じる吉太朗ちゃんとは…。つづく。
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