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2007年2月

2007年2月25日 (日)

鳥取城下の仁風閣・片山東熊設計

鳥取城下の仁風閣・片山東熊設計
鳥取城下を旅行中。
写真は,明治40年建築の仁風閣の正面。明治の宮廷建築家片山東熊が,鳥取県に,当時の皇太子(大正天皇)行啓のために建築したゲストハウス。監理は橋本平蔵。
鳥取地震にも耐えた麗姿が眩しい。

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2007年2月24日 (土)

お富もお園!文楽しおり届く

文楽しおり届く
国立文楽劇場初春公演を鑑賞すると,もれなくいただける人形のお衣裳の生地を使ったしおりが届いた。小振りでかわいらしい。お園さん,いいナー。

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2007年2月23日 (金)

降り物に頼らない蜷川「コリオレイナス」

演出家・蜷川幸雄氏は,花,雨,雪,石,血,馬及び伝単(ビラ)等,大量の降りものを演出のキーアイテムになさることが多いが,「コリオレイナス」では何も降らなかった。
降り物は,場面の印象を強烈にし,統合感で劇場全体をカタルシスに包む(ワタクシ的降り物のドギモNo.1は,映画「マグノリア」の○○○である。)が,浄化するあまり,ひとつ間違えると,それまでのことが些事になってしまうリスクも負う。雪は特にそうだ。まっとうな演出に,なみなみならぬ決意が伺えた。
で,今更ながらであるが,「オレステス」の終幕で降った大量のビラに突然思い至った。

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南座三月花形歌舞伎のチラシは何種類?

Minamiza_chirashi_200703b_handbill_2_1 三月花形歌舞伎「霧太郎天狗酒宴」のポスターは,赤を基調とした扮装付きのものが車内吊り広告として,通勤途上楽しませてくれている。いつのまにか,ブルー系も扮装付きになっている。メンバーも増えている。やっぱ,勘太郎丈が可愛らしい。

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2007年2月22日 (木)

五大力さんは2月23日,醍醐寺で!

Godairikil 明日は五大力さんである。毎年2月23日に営まれるこの法要は,上醍醐の五大堂にまつられている五大明王の功徳をたたえ,国家の安寧と万民の豊楽を祈るもので,「五大力さん」の名で親しまれ,全国からの参拝者で境内はにぎわう。
この日に授与される五大力尊の「御影」は,醍醐寺で1週間に亘って祈願されたもので,災難・盗難除けとして信仰されている。
人気イベントは「力餅競べ」だ。女性は90kg,男性は150kgの鏡餅の持ち上げ時間を競い,優勝者には鏡餅の上の1つが,2位には下の半分が,3位には下の4分の1が贈られる。
【醍醐寺】伏見区醍醐東大路町22 地下鉄東西線「醍醐駅」

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2007年2月20日 (火)

朧の森に棲む鬼・キャストが凄い!

市川染五郎丈は未だにご父君から,阿修羅城は良かったといわれるとか。今回はシリーズ初の悪役。ライ(Lie)は,嘘のLieと源頼光をから取った名だ。何と言っても普通の歌舞伎なら稽古なしで出来る御方が,2ヶ月準備なさるのだからその凄さは想像を絶する。殺陣カッコええ。一呼吸間違えば大怪我ものの動きもビシバシ決まる。速いのに悠然と見える,もっと申せば静止画像に見えるところが本物の剣豪のようだ。「疾走感ある」は誉め詞ではないことがわかる(二度と使わないゾ。)。色っぽいとかメルトダウンするというのも,お綺麗で完璧だから当てはまらないし,染五郎丈が染五郎どあることを見せ付けたと申し上げよう。

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2007年2月19日 (月)

スウィーニー・トッド

Sweeney 18日(日),シアターBRAVA!マチネで鑑賞した。
演出・振付:宮本亜門,作詞・作曲:スティーヴン・ソンドハイム
キャスト
スウィーニー・トッド(床屋)/市村正親
ミセス・ラヴェット(パイ屋)/大竹しのぶ
乞食女/キムラ緑子,ジョアンナ(娘)/ソニン,アンソニー(船員)/城田優,ターピン(判事)/立川三貴,ビードル(判事の腰巾着)/斉藤暁,トバイアス(店員)/武田真治
あらすじ
妻に横恋慕した判事に,無実の罪で終身刑にされた床屋が,脱獄してロンドンに戻って来た。すでに妻は自殺し,娘は判事に軟禁されていると知った彼は,スウィーニー・トッドと名を変え,ラヴェット夫人のパイ屋の2階で床屋を開業しながら虎視眈々と判事を狙っていた。そして,過去を知る男に強請られ,ためらい無く殺してしまったことをきっかけに無差別殺人に手を染める。ラヴェット夫人の店も,副産物を活用して大繁盛。そして,ついに待ちに待った機会が来た。娘に恋した船員が娘を救い出そうとして町は大混乱となる。

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2007年2月18日 (日)

コリオレイナス~唐沢さんで世界に挑戦~

Coriolanus 17日(土)マチネを観劇した。
脚本:W.シェイクスピア,翻訳:松岡和子,演出:蜷川幸雄
キャスト
コリオレイナス(ローマの将軍ケイアス・マーシアス)/唐沢寿明,ヴォラムニア(母)/白石加代子,オーフィディアス(敵将)/勝村政信,ヴァージリア(妻)/香寿たつき,メニーニアス(友人)/吉田鋼太郎,シシニアス(護民官)/瑳川哲朗 他
あらすじ
B.C.5世紀のローマは内患外憂の時代。王政から共和制に移行し,貴族と平民は緊張関係にあり,ヴォルサイ人の侵攻も絶え間なかった。名門貴族の将軍ケイアス・マーシアスは,16歳の初陣以来,17たび戦い17回の勝利を収め,都市コリオライを陥落させた戦功により,コリオレイナスの称号を得た。これにより元老員から執政官の一人に推挙されたが,就任するには,民衆の前で襤褸をまとい,戦の傷を見せ,承認を得る必要があった。日頃から誇り高く持てと母より厳しくしつけられ,ローマのために戦っているという自負に凝り固まった彼は,平民を嫌うばかりか,平民にも決定権があるという制度そのものを憎む。短気で堪え性のない彼は,平民に暴言を吐き,あっけなく追放された。
ローマを逆恨みした彼は敵将オーフィディアスを頼るが…。

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2007年2月17日 (土)

10万ヒット記念リクエストエントリ・花の業平の屋敷跡は京都の都心

P1010005 10万ヒットのrika様・御礼リクエストとして,京都を代表するパーソナリティ・在原業平朝臣と2001年1月宝塚歌劇星組公演『花の業平~忍ぶの乱れ~』について,あれこれ思うところを記述する。

在原業平朝臣(825~80)は,平安初期の代表的歌人で,六歌仙の一人。父は平城天皇の皇子阿保親王,母は桓武天皇の皇女伊都内親王であったが,2歳の時,在原姓を名乗り臣籍に降った。しかし,歌人としての高名もさることながら,絶世の美男として多くの女生と浮き名を流し,『伊勢物語』の主人公に据えられた。
『伊勢物語』は,大長編の『源氏物語』に比べると,完結性の高い短編集的な様相であるが,貴公子と女性との恋の類型はきっちり抑えてあり,後世の物語に範となる魅力的な古典である。

その邸は左京四坊三町にあったと伝えられ,現在の位置では中京区間之町通御池下る東側。京都のオフィス街は,なにげに歴史や文化にゆかりの地である。ありがたや。
タッと走って↑石碑の写真を撮影してきた。
さて,なぜ,いきなり在原業平かと問われれば…。

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2007年2月16日 (金)

福井さんはどこへ

福井さんはどこへ
ラム・タム・タガーのお役は,現在,阿久津陽一郎さん。
福井晶一さんのゆくえが気になる。
アメショーの野良猫に思わず声をかけた。
福井さん!

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2007年2月15日 (木)

10万ヒットなのになーんも準備できてなかったー

Hourai 低空飛行を続けているが,それでも落ちない限り飛行距離は延びる。これは,ブログだけではなく実生活でも言えそうだ。
あー10万を超える日はあれもこれもと思っていたが…。
5万のときは上用だったので,ここは←蓬莱山で行ってみよう。
切番のお方はご申告いただけましたら,ご希望の京都,大阪,湖南のお題を頂戴し,取材して記事にさせていただきます。

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2007年2月13日 (火)

朧の森に棲む鬼・大阪松竹座

よくぞ,2月まで待てたものだ。12日,やっと鑑賞した。
まずは演出から誉める!
作:中島かずき/演出:いのうえひでのり
ライ:市川染五郎/マダレ:古田新太/キンタ:阿部サダヲ
シキブ:高田聖子/ツナ:秋山菜津子/シュテン:真木よう子
ウラベ:粟根まこと/サダミツ:小須田康人/オオキミ:田山涼成
あらすじ
いつとも知れぬ昔,どことも知れぬ森。
二人の男が累々たる屍に埋まる森で,金目のものを物色していた。兄貴分ライは,突然現れた3人の魔女「オボロ」にそそのかされる。
「王の座を欲しくないか,おまえの命と引き替えに。」
「自分で自分を殺さない限りは死なない。」
魔剣「オボロの剣」と嘘で染まった真っ赤な舌をもらったライは,都合の良い言葉に気を良くし,最初に出会ったヤスマサを血祭りにあげる。次に出会ったオーエ国の首長シュテンと兵士たちに出任せを並べてその場を逃れ,弟分キンタを従え,エイアン国に乗り込む。
都はイチノオオキミが治める御世。側室のシキブ,軍事を司るウラベ,サダミツ及びツナ,盗賊の頭目マダレ等,権勢欲と情欲に取り付かれた男女が蠢く魔物の森だった。
ライの嘘は面白いように決まり,剣は血を吸う。瞬く間にライは王位に就き,殺したヤスマサの未亡人ツナを射止める。
しかし,ライの栄華にもかげりが…。3人の魔女の予言が実現しようとしていた。

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2007年2月12日 (月)

もったいないけど七段目のみ観劇

平成18年1月の大阪松竹座公演は,片岡仁左衛門丈と坂東玉三郎丈の道行旅路の花婿,五段目,六段目まで。ワタクシ的には,七段目を拝見すれば繋がる。もったいなくも,七段目のみ拝見させていただいた。平成19年1月大阪松竹座の九段目はついこの間,平成16年1月歌舞伎座での玉三郎丈の戸無瀬の記憶もいまだ鮮明だ。
七段目の祇園一力茶屋の場は,前段と後段の大悲劇に挟まれた一縷の明るさと情愛のある段で,床も華やか。由良之助に吉右衛門丈,平右衛門に仁左衛門丈,お軽に玉三郎丈との歌舞伎座ならではの大顔合わせである。

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2007年2月11日 (日)

合邦庵室,万代池ゆかりの天王寺

合邦庵室、万代池ゆかりの天王寺
仏法最初の天王寺,西門通り一筋に,玉手の水や合邦が辻と古跡を留めけり。
住大夫さん,錦糸さんの大オトシで涙の池に蹴落とされた。文雀さんの玉手は押さえた色香,文吾さんの合邦は愛溢れて充実。これぞカタルシス。

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国立劇場前の紅梅・小田紅

国立劇場前の紅梅・小田紅
白梅の腹切刀を紅梅に…。
翻したる梅花の赤旗。
奥州安達原で勘十郎さん,玉女さんの安部貞任,宗任兄弟は大暴れ。床の咲大夫・燕三さんも最高潮。

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星影の人・JOYFULL 2

宝塚歌劇雪組公演を観劇に,名古屋市の中日劇場に出かけた。
主演の水夏希さんと白羽ゆりさんのお披露だ。また,彩吹真央さんが組替えで加わり,緻密さとパワーを兼ね備えた組に生まれ変わっていた。
星影の人は,沖田総司の恋と新撰組の青春グラフィティを描いた1976年の名作で,プロットと符合する布陣の巡り合わせが適っての再演だ。
水さんは,周りを明るくするピュアな総司を,白羽さんは艶麗な芸妓を,彩吹さんは男気ある土方を力演。
リメイクのJOYFULL2もダンスの組の継承に相応しい覇気あるもので,見に行って良かった。

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2007年2月10日 (土)

エビータ・新名古屋ミュージカル劇場

新・名古屋ミュージカル劇場で劇団四季・エビータを鑑賞した。
A.ロイド・ウエッバー作曲のエビータは,日本初演が1982年。当時,女性を応援するミュージカルとして絶賛を持って受け入れられた。時代に即応した上昇志向と女性の解放をうたいあげたものだったように記憶している。1996年には,マドンナ&バンデラス主演で映像化もされた。虹の高みに駆け上がろうとするエバの野心はマドンナそのものだった。

そして,今回のエビータを,「またか」でスルーしたら後悔するゾと言い切ろう。
2005年に,衣装,振付,装置,演出がマイナーチェンジではなく大刷新されたばかりか,現代の観客に受け入れられる物語になっている。
装置はプライドロック並みの回転,床面のせり上がり,ほぼ正方形のプロセニアム一杯使った三次元の展開。降りもの。照明のお遊びと新鮮さに見惚れる。
佐野ペロンは,軍人らしい風貌とスタイルで愛すべき独裁者を好演。井上エビータは,自信が前面に出て良い感じ。高音域ののびがもう少しあれば完成型になろう。
エビータは,いまわのきわまで権力に固執する。権力は,後世に何も残さないと知りすぎている政治家としてのエビータ。死後も続く永遠の愛は無いと知っている女としてのエビータ。死の本当の意味を強調した冷徹な演出になっている。
また,チェの権力に対する敵愾心がやや弱まり,シニカルになっていた。演出に起因すると思われるが,芝さんの変貌かもしれない。謎。

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2007年2月 9日 (金)

田辺大根と天王寺蕪

田辺大根と天王寺かぶら
伝統野菜といえば京都が本場だが,大阪も名にしおう天下の台所。全国から食材が集まるだけでなく,伝統野菜も今日に継承されている。
四天王寺西門前の西むらには立派な田辺大根や天王寺蕪が並び,古の難波への想いを掻き立ててくれる。素晴らしく美形の大根なのでメモメモ。

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2007年2月 8日 (木)

おおさか元気文楽・生写朝顔話は笑い薬から大井川まで

生写朝顔話の通し上演の際でも,笑い薬の段が必ずかかるとは限らない。
 笑い薬がほんまにあるとも思えまへんが,そこは話。まことしやかな嘘ゆうのがおもしろいでんねん。
蓑助さんの祐仙に語りは住大夫,文雀さんの朝顔という極上の贅沢を味わえた。
生写朝顔話
 笑い薬の段
  中 咲甫大夫/清馗
  奥 住大夫/錦糸
 宿屋の段
  切 嶋大夫/清介/琴:清丈
 大井川の段
  呂勢大夫/喜一朗
      
  下女お鍋:簑一郎/下女小よし:玉佳/手代松兵衛:勘市
  戎屋徳右衛門:玉志/岩代多喜太:玉輝
  萩の祐仙:簑助
  駒沢次郎左衛門:玉女
  朝顔:文雀

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2007年2月 7日 (水)

南座歌舞伎鑑賞教室演目は京人形

楽しみにしていた南座歌舞伎鑑賞教室の演目が,京人形に決定と,みよし屋さんの公式ページに発表になっている。概要は以下のとおり。↑綺麗なお写真が掲載!
一、解説 南座と歌舞伎
二、「京人形」
  京人形の精:上村吉弥
  左甚五郎 :片岡進之介

日時:2007年4月20日(金)~26日(木) 
開演:午前11時・午後2時(一日2回公演)
料金:2000円 全席自由席
鑑賞教室に相応しい楽しい演目だ。全席自由。最前列も夢ではない!

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2007年2月 6日 (火)

義経千本桜・河連法眼館の段

鴬の声なかりせば雪消えぬ,山里いかで春を知らまし。
河連法眼館の段

  中 文字久大夫/清志郎
  奥 咲大夫/燕三/龍聿
 人形役割
  九郎判官源義経:清之助/佐藤忠信:勘弥
  亀井六郎:清三郎/駿河次郎:和右
  静御前:和生
  狐忠信:勘十郎
河連法眼館の段は,おなじみ四の切である。佐藤忠信と狐忠信は同じ人形遣いさんが遣わない。初心者はこんなところにもなるほどと思ってしまう。
生真面目な勘弥さんの佐藤忠信は,見るからに律儀な忠臣だ。凛々しく哀しくも美しい清之助さんの九郎判官源義経。ここでも気品がびんびん響く。今日も気品の謎が解けなかったが,威を払う貴公子ぶり!尾上菊助丈が義経公をなさったらかくやの輝きだった。静御前は,はんなりとしたなかにも武将の内室らしい潔さ。
床は,文字久大夫さんと清志郎さんらしく誠実で暖かく聞きほれるが,春らしすぎてつい…。

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明日から阿久津さんがラム・タム・タガー

キャッツ ラム・タム・タガー  阿久津陽一郎
C.F.Y ボビー・チャイルド 田邊真也
と,公式に発表になっている。是非もなし。

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国立劇場三月歌舞伎公演「蓮絲恋慕曼荼羅」のチラシがアップ

国立劇場公式ページに小劇場で開催される3月歌舞伎公演・公募入選作品による新作「初瀬/豊寿丸 蓮絲恋慕曼荼羅(はちすのいと こいのまんだら)」坂東玉三郎丈演出・出演のチラシがアップされている。
あらすじと配役も書かれ,全容を想像できるようになってきた。姫の人物像がかなり伝説に近く,宗教的解脱と救済の色彩が濃いようだ。マイ仮想配役で長く楽しんだが,本舞台は想像を絶する新鮮なものとなりそうだ。

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住大夫さんが摂州合邦辻の抱負を語る

Nec_0456 YOMIURIONLINEで,竹本住大夫さんの二月東京公演に向けてのインタビュー記事が掲載されている。
「玉手が好きやし,(父の)合邦もかわいそう。親子の情愛や義理人情が描かれ,ええ浄瑠璃でっせ」と,作品への思いを語る。
「若い時分から,ようやらせてもろた」が,「何べんやっても迷てまんねん」と明かす。「語り出しから難しいし,(親が)玉手に意見する所は体力的にしんどい。『これでええ』いうことは,おまへんなあ」
浄瑠璃をこよなく愛し,生涯をささげておられることに頭が下る。↑昨秋現地踏査(合邦庵室)もしたし,もう少し知識を補強して聴きに行くこととする。

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2007年2月 5日 (月)

おおさか元気文楽義経千本桜・道行初音旅

Fox03_b咲大夫さん,燕三さん及び勘十郎さんの鼎談の後,いよいよ本編に!
義経千本桜・道行初音旅
  静御前:津駒大夫/狐忠信:新大夫
  ツレ:つばさ大夫,靖大夫
  寛治,団七,団吾,寛太郎
  静御前:和生/狐忠信:勘十郎

録画を一度だけ拝見しただけなので基本的に初見。

桜の木の下にはかわいらしい狐さんの絵が…。寛治師匠の結構なべーんですでに鳥肌。心は満開の吉野山にトリップ。おなじみの「こおいとぉちゅううぎぃはいずれがお~も~い…」は重厚に始まるので深呼吸。
勘十郎さんは,最初,狐からご登場。おなじみの源氏車の肩衣というのがおしゃれ。人の姿になってからは,人形遣いさんは黒の装束。狐と勇将のバランスが,狐寄りになり過ぎない品格がある。静御前の和生さんは,春に相応しく,初々しくほんわか且つ気丈で良い感じ。
見所聴き所は何といっても壇ノ浦の合戦場面。
兜の錣(しころ)引きの場面は勇壮に,…。テンポが心地よい。
「平家の方には名高き強弓,能登の守教経と名乗りもあへずよつ引いて,放つ矢先は恨めしや,兄継信が胸板にたまりもあへずまっさかさま」。静御前の投げた扇が飛んで,はっしとつかむ狐忠信。兄継信の痛ましくも名誉の戦死場面では,大夫,三味線,人形の三業一体となった最高潮の感動を奏でていただけた。
文楽とはまさに文学と音楽。拍手のうちに幕。

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2007年2月 4日 (日)

スポ二チ藪下さんのページに雪組公演評が掲載

中日劇場で開幕した宝塚雪組公演「星影の人/Joyful!!II」の劇評がスポニチの藪下哲司さんのページに早くも掲載されている。
個人的に仏様と信仰する藪下センセの劇評も好調のようだ。

>柴田氏絶頂期の作品とあって,物語の展開もスムースで,なにより男役,娘役の配役のバランスがよく,まさに座付き作者のお手本といった趣。
>虚実ないまぜた柴田氏のストーリーテリングの巧みさは今見ても色あせることはない。
>水と白羽の息をのむ鮮やかなデュエットダンスが実現,息があわないと絶対無理なハイテクニックなダンスで,これは近来にないみものとなった。

昔の柴田センセばっか誉めんと,今の雪組のこと,もっとゆうたってくれ~。

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2007年2月 3日 (土)

人間国宝揃い踏み・生写朝顔話

人間国宝揃い踏み・生写朝顔話
おおさか元気文楽の夜の部は,住大夫の笑い薬,蓑助さんの祐仙,文雀さんの朝顔↑と笑いと涙のてんこ盛り。ホールの大きさをものともしない迫力だった。
NHK水谷アナウンサーと住大夫さんの対談は,いつもの楽しい大阪詞談義に加え,生写朝顔話・笑い薬の段の芸談がたっぷり。
住大夫談義
大阪の町には文楽の舞台がいっぱい。物語の中に住んでるようなもんです。お初天神,新町,橋づくし,北新地,高津さん,生玉さん,天王寺…。日本橋でやっとりますよって来ておくなはれ。
芸の道は深く不可思議で,60年やっててもまだ迷うとります。けど,稽古ででけへんことがお客さんの力で本番ででけることもおます。大阪公演22日,東京公演17日で,そんな日が一日か二日あってエエ気持ちになります。
さて,朝顔話は,美男美女のすれ違いで一日はかかる長い話やが,息抜きにあるのがチャリ場。ここで思いっきり笑うてもうて,あとの悲しい話を引き立てるんだす。けど,やってるもんは,チャリ場こそ大真面目でやらんならん。気い抜いたらあきまへん。蓑助さんのお手前のときはだまってますが,気い入れてんと次の出がうまいこといかしまへん。
宿屋は名場面でここだけでもかかります。ええから何遍でもかかるし,かかるたんびに工夫が付け加わるんですわ。まあ,きいとくなはれ。

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おおさか元気文楽昼は義経千本桜

Nec_0452会場はNHKホール。快晴の大阪。上町台地はマイホームタウンであるが,お城にも長く行ってない。
勘十郎さんの忠信と和生さんの静御前は楽しく舞っておられる。まずは,対談のレポから。
NHK水谷アナウンサーを司会に,咲大夫さん,燕三さん,勘十郎さんが三業の見所を語る。
咲大夫さん談
甲高い狐ことばが特徴的。うなり音も交えます。情景が春なので,ほんわかと霞かかったみたいにのどかーに語ります。
燕三さん談
狐らしさは急旋律で,ぴたっと停止。狐の用心深さとすばしこさを表現します。心のなかに情景を描いて弾いてます。
勘十郎さん談
これ(人形)は犬にも遣う小道具ですが,同じもんでも狐は主役。頭と尻尾は下げ,犬みたいなしょーもない動きしたらあきません。あっちこっち出没しますので楽しんで見てください。
クルッ(今日は床は回りまへん。)。

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2007年2月 2日 (金)

第4回ときわ会の配役も吉弥丈の公式に!

みよし会だけでなく,片岡我當丈一門の勉強会ときわ会の詳細も吉弥丈の公式ブログに掲載されている。
一、長 唄 近江のお兼 上村純弥
一、長 唄 巽 八 景 片岡和之介
一、長 唄 賤 機 帯 片岡比奈三(班女の前)
               片岡當吉郎(舟長)
一、長 唄 外 記 猿 片岡當十郎
一、常磐津 釣    女 片岡千次郎(太郎冠者)
               片岡佑次郎(大名)
               片岡當史弥(上臈)
               上村吉弥(醜女)
◎外記猿、賤機帯=素踊り
◎近江のお兼、巽八景、釣女=衣装付き

日 時 2007年6月26日(火)2時,6時開演
場 所  上方演芸資料館5階 ワッハホール

素踊りもステキだが,お衣装付きは楽しみが倍増。
近江のお兼!お馬さんも気になる。

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第三回みよし会配役がアップ

今日もどんどろネタでゆく!
上村吉弥丈の公式ブログに2月1日,第三回みよし会の配役が発表になっている。
一、 あんまと泥棒 一幕
  監修:片岡我當/作:村上元三 作
  演出:水口一夫/美術:前田剛 
   あんま秀の市:上村吉弥
   泥棒権太郎:片岡松次郎
二、傾城阿波の鳴門 国訛嫩笈摺 どんどろ大師の場 一幕
   十郎兵衛女房お弓:上村吉弥
   尼妙珍:坂東竹雪/尼妙天:片岡千次郎
   茶店娘お花:上村純弥/巡礼お鶴:上村吉太朗
三、お祭り
   芸者 お吉:上村吉弥

台詞劇,院本もの,舞踊と吉弥丈の芸域の広さを堪能できる。
竹雪丈と千次郎丈の取り合わせも期待。どんどろ大師の場が益々楽しみに。

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2007年2月 1日 (木)

ととさんの名は…どんどろ大師は真田山近く

Oosaka_kaiken1 今年の5月13日(日)に開催される上村吉弥丈の自主後援会・第三回みよし会の最大の見どころはこれ!
傾城阿波の鳴門 国訛嫩笈摺
 どんどろ大師の場

(けいせいあわのなると くになまりふたばのおいづる)
人形浄瑠璃をよく知らなくても,「ととさんの名は阿波の十郎兵衛,かかさんの名はお弓と申します。」という台詞はご存知だろうか(ないかも。いや,ないやろな。)。
有名演目だが,最近では平成17年2月の歌舞伎フォーラムを最後にかかっていない。父母を訪ねる巡礼お鶴の健気さと哀れさが涙をさそう。
その邂逅と別れの舞台・どんどろ大師は大阪市天王寺区真田山近く。文楽や上方歌舞伎の舞台となる名所が集積する上町台地の北。人気スポットの空堀かいわいにも近く,NHKホールからは,頑張れば徒歩圏。上方歌舞伎好き,人形浄瑠璃好きなら参るべし。

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